最近、次第に耳が聞こえにくくなり、これは、どうしても耳鼻科に行かなくてはならないと思い始めました。
対面していても、マスクをしている人や声の小さい人との会話は、聞き取りにくく、何回も聞き直したりするようになりました。
人に会うのが億劫になるほどで、でも、夫のことで人に会わなければならないことはあるのでした。
5年前くらいに、中耳炎を治療してもらった耳鼻科に行くことにしました。以前治療してもらった耳鼻科のほうが、私の耳の状態がわかりやすいかと思ったのです。
やはり、中耳炎で、かなり聞き取りにくかっただろうといわれました。
5年間、耳鼻科に行かなくてもよかったのは、私の病気、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症のためにステロイドを飲んでいたからです。
ステロイドをたくさん飲んでいるときには、中耳炎の症状が軽くなります。
今年の4月に、ステロイドの1日に飲む量が4.5ミリから4ミリに減ったころから、かなり耳が聞こえなくなりました。
耳鼻科で、耳に麻酔をして、中耳の中の水を抜いてもらいました。
そうすると、すぐに聞こえるようになりました。でも、とてもよく聞こえるというわけではありません。
そして、家に帰る途中、買い物をしようと、お店の駐車場に止まって、車から降りようとした時、目に見えるものが動いて、立つのが難しくなりました。ひどいめまいです。
妹が運転して、病院へ連れて行ってくれていたので、無事家には帰りました。
でも、2日くらい体調が悪く、寝て過ごしました。私は、薬を飲んでいるので、そのせいかと思っていました。
次の診察の時、先生にその話をすると、薬のせいではなく、中耳の水を抜いたからだといわれました。そういう症状は時々起こるのだそうです。
以前、中耳炎の手術をした時には、そういうことはありませんでした。ああ、また体が老化したのだなーと、実感しました。
今は、耳がちょっと聞こえるので、人に会うのを、それほど億劫に思わなくなりました。よかったです。