1週間に一度、夫と面会しています。
次の面会は10日、と思っていた7日に、夫の入所している施設から、電話がありました。
職員に濃厚接触者がいて、検査を受けているので、10日の面接は中止しますとのことでした。
ああ来たか、と思いました。広島では、第三派が始まったころから、感染者が増え始め、先週には、1日100人を超える日もありました。
市などの管理施設も臨時休館しています。原爆資料館や広島城、図書館などの施設が、12月12日から1月3日まで、入館できません。
かなり深刻な状況だったので、夫に会えなくなるのではないかと心配していました。
施設の職員に感染者が出ると、夫のように体の不自由な人は、どうしても感染しやすくなります。世話をしてもらうときに、かなり接触するからです。
もし感染すると、重症者になる可能性が高く、もう会えなくなるかもしれないと、気持ちが沈んでいきました。
家族と会えないままに、命が終わるなんて、とても悲しくつらいことです。
せっかく命を取り留めて、少しずつ脳が回復もし、人生最後の時を二人で一緒にいたいと思っていたのですから。
今の施設に移ってから、夫のそばにいられる時間が増えるだろうと思っていたのに、コロナの感染が増え始め、部屋に行くことはできませんでした。
私たちも施設の方々も、いつもマスクと手洗いなど予防をしていたのですから、感染しないようにと願っていました。それでも、感染するとしたら、仕方ないことかもしれません。
施設の濃厚接触者が感染していないことを願っていましたら、11日に、みんな陰性でしたと、連絡がありました。
本当に良かったです。
これから、少しの間、面会は中止になります、といわれました。
この頃は、ワクチンの話題もニュースになりますから、もう少しの間我慢すれば、きっと、しょっちゅう夫と会える日が来るでしょう。その日を期待して、日々予防に努めようと思います。