BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

「オメガ-3」の重要な役割

2007-09-25 17:03:04 | Weblog
第三のホルモン、プロスタグラディンの材料
これまでに、オメガ-3やオメガ-6の必須脂肪酸は細胞膜の構成要素なので、これが不足したりこれらのバランスが崩れたりすると体の機能が全て狂ってしまうことがわかって来ました。

昔から、皮膚症状、頭痛、疲れやすさ、頭の働きの変調などなどが知られていましたが、その仕組みが分ってきたのはプロスタグラディンというホルモンの研究に1982年というまだ25年ほど前の年にノーベル賞が与えられてからということです。

プロスタグラディンというホルモンは
1)体内のいろいろな場所で体の機能を適正に動作するようにコントロールするという重要な能力を持っている。
2)オメガ-3やオメガ-6を原料として人間の体内で作られている。

上の1)、2)を知れば、その原料(オメガ-3やオメガ-6)の重要性がお分かりいただけると思います。

プロスタグラディンが関係する体内での機能はいろいろと分ってきていますが、一例を挙げますと、食物を消化する消化器官が消化器官自身を消化してしまわないのはプロスタグラディンがそれを防いでいるからといったことがあります。

最近では消化器の潰瘍の原因は、先にも書きました消化器の壁を保護するプロスタグラディンの不足と考える研究者が多く、その原因がこのプロスタグラディンの原料になっているオメガ-3の不足にあるという学者もいるということは、オメガ-3の必要性、重要性を示すよい一例かと思います。

その他のプロスタグラディンが関係する機能は、
・痛みを起こしたり、逆に痛みを止める
・眼球、関節、血管の中の血圧を変える
・出産、流産、生理のトラブルなどに関係
・細胞中のカルシウムやイオンの出し入れをコントロール
・皮膚からの水分の放出をコントロール
・細胞分裂の促進
この他にも沢山ありますが、省略します。 

プロスタグラディンには多くの種類があり、ある種のプロスタグラディンだけが過剰に作られてもバランスが崩れて、身体中でいろいろな問題が生じてくることになるということです。
現代人においては、食生活の内容を分析してみるとき、オメガ-6が原料になっているプロスタグラディンは足りていても、オメガ-3が原料のプロスタグラディンは決定的に不足しているということは明白であります。

オメガ-3由来のプロスタグラディンの不足が原因で多くの現代病が発生している。
だから、その原料であり不足している必須不飽和脂肪酸オメガ-3を補わなくてはならない。
オメガ-3を補うには、内容的に亜麻仁油が断トツの一番で、価格の面からも一番手ごろ。
と言うことになるわけです。

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必須脂肪酸「オメガ-3」が不足する理由-2(トランス脂肪酸)

2007-09-25 15:53:37 | Weblog

現代のオメガ-3不足の原因のひとつである製造方法により生じているオメガ-3の不足とは別の問題とは、製造過程においてトランス脂肪酸という脂肪酸の異性体(自然界にはない有害、危険なタイプのもの)が大量に発生することです。

このトランス脂肪酸は人間の体内において細胞膜に進入して必須不飽和脂肪酸の働きを妨害するといった悪なのです。
そのために体内ではすでにオメガ-3が不足しているうえに更にトランス脂肪酸が増えた分だけオメガ-3、オメガ-6 が余計に必要になるという悪循環が起きてきます。
このような悪循環が続くことにより多くの現代人が健康を害しているのであります。

今では欧米諸国ではトランス脂肪酸を含む食用油やマーガリンが発売禁止になっていますし、最近ではヨーロッパ諸国に続いてアメリカのマクドナルド全店が使用する油をトランス脂肪酸の少ない油に代えたというニュースの他にも同様の動きが多くあるということが伝えられていますが、日本では旧来のままであり、最近厚生労働省や日本脂質栄養学会も警告はしていますが、 警告だけで終わっているのが現状です。

二ヶ月ほど前でしょうか、ニュースで聞いた厚生労働省の言い分は「全ての年齢層を対象とした調査と言うことで、日本人が口にする食品中のトランス脂肪酸の平均比率が欧米と比較して極めて小さく、安全圏内である」ということでしたが、いろいろな面で影響を受けやすく、しかもその影響が大きい年齢層(例えば、1歳から20歳代)に対象を限れば、地域差などがあるとしてもどんどん進んでいるおやつを含む食生活の質の低下からしてトランス脂肪酸の比率は驚くほど高い数値になると考えます。

食用油を高温で使用した加工スナック菓子類から冷凍食品を含むマーガリン、加工油脂、食用油などを(特に高温で)使用した各種加工食品類まで、市場に於けるその種類、数の多さと増加の早さを知るとき、厚生労働省の判断基準に問題有りと言わざるをえないのではないでしょうか。

このような観点からしても、厚生労働省は過去の薬害事件などからの学習が全くといって良いほどできておらず、実に情けないことであります。 

消費者よりも企業側に偏った連綿と続くお役人体制、それをよいことにしての多くの菓子、食品メーカーの売れれば良しといった経営姿勢、そして悪事を隠そうとする共通した体質等々を考えるとき、そして最近特にこれらに関連した事件、事故を目にするにつけて以前からお伝えしています次のコメントを意識すること大なのであります。

「最近のあまりにも残虐な犯罪、くだらなさすぎたりあきれかえるような事件、事故の多さと質の悪さ、気象の異常なまでの変化の様子等々今までに経験のないといった状況ばかりですが、少なくとも自分の健康と安全は自分で確保する努力を日日していかねばならないと考えております。」

話がそれてしまいましたが、最後に話をもどしまして、トランス脂肪酸の危険性などについてもっと詳しくお知りになりたい方は、『危険な油が病気を起こしている』(自然療法学博士J.フィネガン著 今村訳・解説 B6判並製 240頁)をご覧になってください。(興味をお持ちの方は、お知らせくだされば取り次ぎさせていただきます)
この本は日本の代表的な食用油脂30余種類の分析データをメーカーと製品の実名入りで紹介していますので、本当の意味での正しい食用油脂選択の参考にしていただけます。

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