BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-6

2007-09-29 10:13:21 | Weblog

6「アトピーと塩素の関係」 

粘膜や肌にとりつくと水分を奪い、次亜塩素酸と塩酸に化けるえっmそを口にしたり浴びたりすることは、アトピーで苦しむ人にとって病に追い打ちをかける結果となります。
お母さんが「卵はだめ」とか、「牛乳がいけない」といって食事に気を配っても、なかなか治らないのは、飲み水やシャワー、風呂、プールなどの塩素が大きく関与しているからです。

早稲田大学理工学部の小林寛教授は、「水質汚染と健康」をテーマにした講演のなかで、自分の娘さんが会社に勤め始めてしばらくした頃から、ストレスのせいか分かりませんが、それまでわずかだったアトピーが急にひどくなって、全身に広がって顔は外出することができないほどになってしまわれたそうで、その体験を基に仮説を立てて「塩素原因説」を唱えておられます。

以前から塩素に疑いを持ち続けてきた私としましては、教授の仮説に「我が意を得たり」の感が強くするのであります。
その仮説とは、次のような内容です。
娘さんのアトピー治療のため、3年ほどの間、断食道場、食事療法、健康食品、その他あらゆる方法を試みられたそうですが、結果は全部駄目であったことから、「自分が試していなかったのは水だけだ。」ということに気がついて、娘さんに「今日限り水道の水は一切飲んではいけない。」こととして、代わりにミネラルウォーターを毎日2ヶ月ほど飲ませ続けられたそうです。
その結果、1週間ほどの間にアトピーが嘘のようにスーッと消えてしまったのでした。

そこで、なぜミネラルウォーターが効いたのか一生懸命考えられた末、次のような結論を得られたのです。
「どうも塩素は遊離塩素ですから、ものすごい反応性をもっておりますので、体の中に遊離塩素がそのまま吸収されることは考えられない。恐らくは胃の表面とか十二指腸の表面とか、そういうところで化学反応を起こして取り込まれてしまっているに決まっている。これは細胞を破壊するという形で起こりますから、体の中に蓄積するというよりは細胞を殺してしまうであろう。やられた胃袋と十二指腸の入口辺りの栄養を吸収している粘膜の部分であろう。それが塩素でやられたんだ。その修復力が娘は小さかった。修復力が小さいんですね。だから壊れっぱなしになっていますので、そこからいろいろな高分子が体に入り込み、それをやっつけようとして抗原抗体反応が起こって、アトピーがひどくなったんだ。だから、あれは体を守るためにアトピーがでたんだ。ということが分かってきました。・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・」

アトピー性皮膚炎を、医者は皮膚のところに病気があると思って、一生懸命塗り薬を塗って治そうとしますが、皮膚科のお医者さんでは、アトピー性皮膚炎を治すことはできません。

口から入った物は、食堂を通り胃を徹って、そして十二指腸を通って小腸へ流れていきます。
胃や腸の入口、十二指腸のあたりのところでも、実はどんどん水もそれから栄養素も吸収しています。例えば、お酒などのアルコールは胃袋の表面からでもどんどん吸収されます。
その吸収するところに何があるかといいますと、薄い細胞の膜がありまして、その裏に毛細管が通っていますが、その膜を通して非常に小さくなっや分子(分子量でいえば、数千以下の小さな分子)をもっぱら取り込むといった構造になっています。
そこに塩素がやってきて細胞を壊します。即ち穴が開くわけですが、この穴は目には見えません。 だから、一見したところ何も変化していないようですが、胃や腸の粘膜の栄養を吸収するところに穴が開いているのです。 とは言え、これは、しばらく経つとまた修復することだと思います。

しかし、人によって、体のコンディションによって、修復の早い人となかなか修復しない人があると思います。修復の速度が遅ければ、また続いて水を飲む、また壊れる。壊れっぱなしになる訳です。
そういう人がいろいろな食べ物を食べたときは何が起こるでしょうか。この食べ物の中のタンパク質などの高分子が分解されないうちに、その穴から取り込まれるということが起こります。即ち、体の中には本当は入ってはならない高分子がたくさん入ってくるのです。 そうすると、体の中では抗原抗体反応という防衛反応が引き起こされます。これは体を守るために起こるのですが、それが激しくおこりますと、例えば、アトピー性皮膚炎というような炎症が起こることとなる訳です。

皆さんの周りにもアトピーの方がたくさんおられると思います。最近は、子どもの6割がアトピーを持っているといいます。
これは、今言いましたように水の塩素が原因だと私は思っています。
これから先よくなることはない。 こまま放っておけば、もっと患者が増える。
なぜならば、水がだんだん悪くなっていますから、「塩素の量を増やせ」ということになるんです。
そうすれば、今までアトピーにならなかった人だってなるんです。
そのうち全員なってしまうような時期がくるような気がします。・・・・(以下略)」

塩素が体内に侵入すると、どういう状況を引き起こすかお分かりいただけたと思いますが、これ以外にも健康維持に大切な役目を負っている腸内微生物(ビフィズス菌などの善玉菌)に、ダメージを与えるというおまけまでついてくるのです。

私が10年前(昭和63年)から水にかかわってきたなかで、軽度から全身に及ぶ重度を含め、アトピーに悩む子供さんたちに接する機会が多くありました。
そのほとんどが、時間の差こそあれ、飲み水や風呂の水を改善することで完全に解決することができました。そのことから、私は塩素に疑問を持ち続けてきました。
しかし、それを証明する手段もなく、またそうした理論を展開した書物にも出遭うことができず、単なる浄水器の一(イチ)セールスマン個人の持論の域から出ることができませんでした。
今、ご紹介した小林教授の説も、証明されたものではなく、あくまでも仮説ですが、体験上、最も説得力のある有力な説だと私は信じております。

次に、「飲む」という行為のみが、被害の対象ではないということを、是非しっていただきたいと思います。
意外なところにそれ以上の危険があるのです。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-5

2007-09-29 10:12:45 | Weblog

5「肌や毛髪を痛めつける塩素」

肌や毛髪の美容は、世の女性の最大の関心事であることは洋の東西を問わず、今も昔も変わりません。
常に美しくありたい女性の願望に対し正面から立ちはだかるのが塩素です。
塩素が水と反応すると、次亜塩素酸と塩酸を生じます。

ところで、プールから帰ってきた子どもが目を真っ赤にしていたり、自分自身プールに行って、肌がカサついたり頭髪がパサパサになった経験をお持ちの方は多いと思います。
髪の毛や皮膚や粘膜にとりついた塩素が、そこここの水分を奪って次亜塩素酸と塩酸を生じ、それが強い刺激を与えて細胞を痛めつけるために起こる現象です。
塩素がドライスキンをつくり出すことにより小じわの原因になると言われるのもそのためです。

次亜塩素酸は、酸化力と共に色素結合を切断(漂白作用)する力が強いため、モヤシやレンコンの漂白に使用されたりしています。
水道水で洗顔、洗髪することは、肌を酸化(=老化)させ、黒髪から艶を奪い赤茶色に変色させる結果となります。
世のご婦人方にお伝えします、「化粧品やシャンプーを選ぶ前に、まず塩素で痛めつけないことを考える方が先決なのです」。

平成10年8月に開催された日本美容皮膚科学界の学術大会で、元大阪医科大講師、皮膚科医の長谷川義博氏は塩素が髪に与える影響について、「1リットル当り0.5ミリグラム(0.5ppm)の塩素を含む(この塩素濃度は日本の都市部での水道水の平均的数値です)40℃の湯と、同温の塩素なしの湯で20歳代の女性5人から切り取った髪各47本を朝晩2回ずつ洗浄した。これを1週間続けた後、髪の太さの変化を比べたところ、塩素なしの方は、71.19、22.11デニール(繊維の太さを表す単位)だったのに対し、塩素入りの方は66.45、19.68デニールと細くなっていた。」と、発表されています。
これは統計学上明らかな差で、塩素なし群の方は、髪の損傷も極めて少なかったそうです。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-4

2007-09-29 10:12:16 | Weblog
4「ビタミンCを有害物質に変える塩素」

塩素がビタミンCと反応することによって生じる塩酸は、人間の体液濃度を一定に保つために大切な働きをしてくれる重炭酸イオンを破壊してしまいます。

体液の濃度は、ペーハー(pH)という単位で表されますが、人間の体液は、常に中性(pH7)よりほんのわずかアルカリ寄りのほぼpH7.35~7.40の間で一定に保たれています。
これが狂うと病気を引き起こすことになります。

pHの単位は1~14の中間の7が中性で、7から1の方へ数値が進むにつれて酸性の度合いが高くなり、7から14の方へいくにしたがってアルカリ度が高くなります。pHは、水素イオン濃度の高低によるもので、7を中心にして水素イオン濃度が高くなると酸度が増し、逆に低くなるに従ってアルカリの度合いが高くなります。

人間の体液濃度pH7.35~7.40という環境は、細菌の活動や繁殖を許さない領域であって、そこに狂いが生じることは、即ち病気や死を意味するのであります。

一般にアルカリ食品を多く摂ると、体液がアルカリになり、酸性食品の過剰摂取は体液を酸性側に移行させると信じている人は決して少なくありません。
むしろ、そう信じている人の方が数のうえでは多いかも知れません。これは日本だけにはびこる俗説であって、医学的には何の根拠もなく、諸外国にはこの考えは一切ありません。

アルカリ、酸性の議論は別としまして、人間の体液濃度を一定に保つために、重炭酸イオンが一役買ってくれていることは先に述べました。
重炭酸イオンは、体液中の水素イオン濃度が高くなると(酸性度が高まる)、水素イオンに反応して、これを炭酸ガスと水に分解して水素イオンの濃度を下げます。逆に水素イオン濃度が低下してアルカリに傾くと、今度は炭酸を水素イオンに変えて、水素イオン濃度を高めることにより、一定の濃度に保とうとしてくれます。

私たちは、無意味なアルカリや酸性を論じる前に、重炭酸イオンの大敵である塩素対策を考えるべきです。
重炭酸イオンが破壊されると、健康の維持が困難になることを示す例として、岡山大学の小林純教授は、各地の水質を分析し病気との関連を調べ、「水のアルカリ、酸性にかかわりなく、重炭酸イオンの多い地域に比して少ない地域に短命の人が多く、脳卒中のリスクもうんと高くなる。」という内容の調査結果を発表しておられます。

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