Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

教えるプロ?

2006-08-04 16:55:36 | Weblog
 えっと、写真はテスト監督で誰もいなくなった職員室のようすです。この学校では生徒も先生も掃除をしません。教室内も中庭もそこらじゅうゴミだらけです。とにかくポイポイ捨てます。紙くず、お菓子の袋、オレンジの皮、鳥の骨など…。でも、ときどききれいになっています。掃除婦のおばちゃんがやっているのです。ビックリするのは職員室も同じという状況です。ゴミが散らかっているし、ゴミ箱はあるのですが、その辺に捨てます。どうせおばちゃんが片づけてくれるからでしょうか。う~ん…、大学まで出て教師になっている人でさえ、この道徳心ですからね。(写真は掃除直後です)
 先生はコピーや印刷もやりません。プリントの元を作ったり、過去問を引っぱり出したりするだけです。コピーのおばちゃんがいるからです。印刷室=事務室のようなところで、おばちゃんたちが働いています。頼んだ枚数通りに仕上がってきます。ものすごい正確にきちんと仕上げます。両面印刷も引き受けてくれます。ただし、組み合わせたり、ホチキスで綴じたりするのは、先生たちでやっています。いろいろ日本とは勝手が違うようです。
 とにかく先生が足らないので、免許外教科を教えることもしばしば。本当は家庭科の先生なのに数学を教えていたり、数学の先生なのに、物理を教えていたり…。私が新任で入った当時の日本の教育現場を思い出しました。
 こちらの先生の地位は高く、給料もいいみたいです。30歳の教員で月N$8000(約14万円)と聞いたので、日本の物価に換算すると月収30万くらいのリッチさなのです。すご~い。