Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

はじめての教室

2006-08-08 17:02:19 | Weblog
 やっと教室に行くことができました。セッション1(テスト日程の1時間目)はテストのないクラスに行って自習を見ているというものでした。しかし、当然、自習にはなりません。外人の先生なんて注目の的です。「じゃあ、この時間を使って、次のテストの自習をしよう。次は何?」って聞いたら「数学!」と元気よく答えました。「じゃあ数学の自習をしようね。わからないことがあったら何でも聞いてね」と言ったら、「先生、名前は?」「日本から来たの?」「何歳?」「日本の人口は?」…質問攻めにあいました。Grade8は日本の中学2年生に相当しますが、日本の同じ学年と比べると、少し幼い感じがして、とてもかわいいです。ていねいに答えていたら、質問はどんどん膨らみました。日本の地理の説明や食文化、日本の学校の教科やテストのようす、しまいには日本語まで教えてしまいました。そんなこんなで、約1時間半も話し込みました。でも、子ども相手の現場ってやっぱりいいですね。ちなみに次のテストは大丈夫かって?今日、明日はテストがないんだって。下の学年はテストの数が少ない上に、同じテスト期間で実施するものだから、テストのない日ができてしまうんだね。明後日の数学が次のテストなんだそうです。こいつら、どおりで余裕なわけだ。
 セッション2はGrade12のテスト監督でした。高校3年生です。私より大きい生徒が何人もいて威圧感さえ感じました。地理のテストでしたが、この国では地理というより地学が半分混ざったような領域でした。1時間45分もあるテストで、みんな真剣に解いていました。論述式が多く、文章で答えていくので、採点がたいへんだろうなぁと思いました。教室には時計がないので(腕時計をしている生徒は少数派です)、30分前に1回コールして、「できちゃった人は見直しをしてなさい」と言いました。15分前に2度目のコールをしました。すると、生徒の一人が立ち上がって、「もうできちゃったから退出してもいい?」と聞いてきたので、全員に「提出して退出してよし」と言いました。この学校のルールもわからないまま、勝手に出しちゃったけどよかったのかな? 最後の時間いっぱいまでがんばる生徒も数人いました。