勤務時間

　写真は私の部屋です。約２年間住むことになりますので、少しずつ整えています。毎日２時が勤務終了です。教員住宅にもどり、遅めの昼食を食べ、のんびり過ごしています。いまは生活の立ち上がりで、いろいろやることがあって、それなりに過ぎていますが、生活も落ち着いてくれば、ほんと暇ですよね。時間がもったいなくて、なにかしたいです。先輩の隊員が「楽器を練習する」と言っていた意味がようやくわかってきました。人生の中でもものすごくゆっくりとした時間が流れると聞いていたので、何か見つけたいと思います。
　言ってもなかなか直らないので、自分の部屋のコンセントを自分で直してみました。自分の部屋に電気がないと正直つらいです。他の部屋の使えるコンセントとそっくり交換したのですが、これがけっこう恐い作業なんです。なにせ240Vですから…。ブレーカーも見あたらないので、電源を落とすことなく、そのままの作業になりました。やっているうちに３極式のコンセントの構造がわかってきて、安全に進めることができました。はずすときはパワーケーブルを最後に、取り付けでは最初にすれば、感電の心配はありません。無事に作業を終え、部屋の電気が使えるようになりました。一件落着です。

学校の日課

　ただいまテスト期間まっただ中。朝のようすです。生徒たちは外にいすを持ち出して何やっているか、わかりますか？
…テスト勉強です。教室の中は日陰で少し寒いので、日当たりを求めているのです。けっこうまじめに勉強していますよ。
　では、私のAndimba高校(旧名オルノ高校)の日課を説明します。約７割が寮生なので、寮生活が基準になった日課です。5:30起床、6:00朝食、7:00登校、①7:30～8:10、②8:10～8:50、③8:50～9:30、④9:30～10:10、10:10～10:40休憩、⑤10:40～11:20、⑥11:20～12:00⑦、12:00～12:40、⑧12:40～13:20、14:00昼食、15:00～16:30学習１、18:00夕食、19:00～21:00学習２、21:30入室完了、22:00就寝
　気がつきましたか？①～④、⑤～⑧は４時間ずつぶっ続けの休みなしです。先生の勤務時間は朝７時から午後２時までです。寮の仕事も部活もありません。寮には専門の職員がいるからです。部活はサッカー部がありますが、クラブみたいなものです。でも、ときどき大会があります。３時ごろには職員室は誰もいなくなります。
　ところで、今はテスト期間なので特別日程です。5:30起床、6:00朝食、7:00登校、7:30～8:00自習、①8:00～10:00セッション１、10:00～11:00休憩、②11:00～13:00セッション２、あとは通常日と同じです。セッション１、２がテストです。つまり１日２教科。１教科が60～120分のテストです。これが、３週間続くんです。いいだか悪いだか…。

考え方の違い？

　それにしても、国が違えば習慣が違います。私の赴任はわかっているはずなのに、何の準備もしてありません。まず職員室の机です。「私の机はどこですか？」と校長先生に尋ねたら「今用意します」だって。どこが空いているか調べはじめました。おいおい…。どの先生も自分のとなりの机を確保しておきたくて(広々使えるから)、校長先生が聞いて回っているのに、なかなか譲ってくれません。こういうところ、日本とは違いますね。気を利かせるということができないみたい…。やっと自分の机が決まりましたが、今度はいすがありません。今、空きがないということで、次回手配するとのこと。事態の予測ってことができないのかな？
　さらに、おもしろい光景が目に飛び込んできました。先生が、生徒の写真を窓ガラスにたくさん飾って、売りさばいているのです。テストの合間に見に来た生徒に聞いてみると、先週の金曜日に撮ってもらったもので、１枚N$7(約130円)だそうです。この先生、なんと商売をしているのです。この国ではデジカメは高嶺の花で、それをプリントするなど夢の世界なのです。首都にはデジタル現像のお店がありますが、ここ北部ではこれが商売になるというわけです。ものすごい勢いで飛ぶように売れていきました。その先生の机の上にはみるみるお金が貯まっていきました。
　ところで、テスト監督くらいさせてよ。採点の手伝いとかでもいいから…。何にもやることないじゃない。ほんと何のために来たのかわからないです。タイミングが悪かったのかな…。このテスト期間だって長すぎるし、テスト返しは新学期はじまってからなんだよ。なんかいろいろ理解に苦しみます。