おらっちの炙り焼き ~膳~

世の中を 斬ろうと思って 返り討ち・・・そんな人生 笑ってちょうだい!

ライブ報告 【後編】

2005-12-18 22:26:05 | live
 先日ライブを行った会場、新大久保CLUB Voiceさんと「相互リンク」貼りました。
 「ブックマーク」欄に入れておきましたので、ライブ情報などをチェックしてみてくださいね!


 軽めの告知、おらっちです。こんばんは。


 北陸地方が雪でエライことになっているらしいが、東京地方も負けてませんでしたね、今日の寒さ。
 おらっちの朝は、フツーのサラリーマンよりも早いため、家を出る頃はまだ真っ暗。月を眺めながら出勤している。

 今日は寒い上に「強風」が吹き荒れ、小柄で華奢なおらっち(←自分で言ってますが、何か?)にブリザード攻撃を仕掛けてくる。
 本気で凍りつくかと思いましたよ。東京で遭難するかと思いましたよ。

 まあ、遭難してないから、今、こうやってブログを書いているんですがね…。


 さて、早速、昨日の続きに行きましょうか!

 12月14日のライブリポート【後編】、はじまりはじまり~。


 【午後6時半 開演】
 スタッフが楽屋のドアをノックする。

 楽屋にはおらっちと矢口君、そして、トップバッターの水沢魁蓮(みずさわかいれん)さん(女性)がバッチシメイクでスタンバっている。

 スタッフ:「では、水沢さん、宜しくお願いしま~す」

 彼女は緊張の面持ちで頷き、楽屋を出た。
 
 実はおらっち、開場してからは楽屋の外には、トイレ以外出ていない。
 「どれくらいお客さんが入っているのか?」
 「客層はどのあたりか?」
 そして、
 「水沢さんはどんなステージを見せるのか?」
 
 気になる。非常に気になる。

 彼女がステージに立ったのを見計らって、ホールに出てみた。

 (*´゜ё゜) ぬ!

 会場スタッフと客席で見ている出演者以外、

 お客さんゼロ!


 そんな中、彼女は必死でネタを繰り広げている。
 そう、彼女は歌も歌うが、自称「大道芸人」なのである。ステージを縦横無尽に歩き回り、声色を変え、仕込んできたネタを披露している。


 おらっちは楽屋に戻った。

 矢口君と雑談をしながら、ギターを再度チューニングしたり、ステージ上に持って上がる品々の準備を始める。


 CLUB Voiceの楽屋は、ドアはあるものの、ステージ上の音がよく聞こえる。

 結構、大きな声で話さないと矢口君との会話もままならない。

 音が止んだ。何曲目かの歌が終わったのだ。時計は6時40分過ぎ。
 彼女の持ち時間は30分。大体の終了の目安が、7時くらいだ。

 彼女のMCが聞こえてくる…。

 水沢さん:「え~っと、それでは最後の曲になりました…」

 またまたご冗談を。まだ、始まって15分と経ってないじゃないですか。
 あ、そうか。彼女は、自称「大道芸人」。
 きっとこれは「ネタ振り」に違いない。次の曲が終わって、「な~んちゃって!ライブはまだまだ続きますよ!」ってな事を言うに違いない。

 次の曲が始まった。
 おらっちはチューニングを終え、本番で弾くフレーズを練習したり、くだらない話を矢口君と交わしていた。

 曲が終了。
 
 水沢さん:「どうもありがとうございました~!!」

 

 あれ、あれあれあれ?

 次の言葉が聞こえてくるのを待つが、一向にその気配がない。
 時計を見ると、6時45分過ぎ…。

 ガチャ。

 楽屋のドアが開き、水沢さん帰還!!



ホントに終了かよ!


 いきなりの10分巻き。
 やはり、お客さんがいなかったこともあって、しゃべりのテンポが予想以上に速くなってしまったのだろう。

 本来ならば7時からセットチェンジをし、7時10分頃からステージが始まる、2番手の「エルモナイモ」さんが、スタッフと急遽打ち合わせをし、6時50分から7時まで、「誰もステージ上にいない」という開店休業状態に陥った。

 そして、午後7時。
 ギターの弾き語りで聴かせる、エルモナイモさん(男性)のステージが始まった。

 それでもまだ約10分の巻きでライブは進行している。


 「困ったな…」

 おらっちはそう思った。
 いや、誰が悪いというわけじゃないんですよ。ただ、おらっちがチケットを売ったお客さんには、多少前後する可能性があるものの、「だいたい7時40分頃には始まる」と言ってあったのだ。
 このまま、エルモナイモさんが予定通り30分のステージをすれば、おらっちはセッティングを含め、7時半頃にステージに立つことになるのだ。

 小気味いいアコースティックギターのサウンドに、所々、ブルースハープが入りつつ、彼のステージは進む。

 おらっちは楽屋で集中力を高めながら、時計を気にしながら、矢口君との雑談に花を咲かせる…。


 緊張感ゼロ!


 7時半になった。
 しかし演奏は止まない。
 エルモナイモさんは、自身のステージを、ちょっと長めに務めてくれていたのだ。

 7時40分ジャスト。図ったかのように演奏終了。


 楽屋にエルモナイモさんが戻ってくる。
 「お疲れ様でした」と声を掛け、気合を入れる。

 いよいよ、おらっちのステージが始まる…


 【午後7時40分 SHOW TIME!】


7時40分だョ!


 いかりやさんの号令とともに(嘘)、おらっちのステージセッティングが始まる。

 が、今回、おらっちはセッティングを自分でしなかった。
 1曲目のイントロと同時にステージに上がるという「プロっぽい」演出にチャレンジしたのだ。
 その反面、矢口君には全てのセッティング(彼のエレキギターはもとより、おらっちのマイク、マイクスタンド、アコギなど全て)をやってもらうという、重労働を課してしまった。
 矢口君はそんなおらっちの願いを快く受け入れ、「絶対そっちの方がカッコイイですよ!」と嫌な顔一つせず、ステージ上のセッティングをしてくれた。

 君はいい奴だ!非常にいい奴だ!!


 以下、「セットリスト」順におらっちが演奏した曲をご紹介しよう。

 《オープニング/「LOW DOWN/Boz Scaggs」》
 セッティング中に流してもらった。
 2曲目に彼の曲を歌うので、その複線として入れたのだ。
 この曲が客席に流れている間に、矢口君と会場スタッフがせっせとセッティングをしていく。


 《1曲目/「揺るぎない力で/Mizuki」》
 11月5日のソードミュージック主催ライブ「FIVE-S-WORDS」で、人気を博した曲。
 今回はトップに持ってきた。
 今、一番力がある曲だと思ったからだ。
 ラブソングをハードロックのアレンジで仕上げることにより、「伝えたいことがダイレクトに聴き手に届くのではないか」と思い、仕上げた1曲。
 今回のアンケートでも、群を抜いて1番人気でした。

 しかし、この曲、イントロでものすごいハウリングが起こり、ステージ上で苦笑いをした。カッコよく(?)ステージ上に登場した瞬間に、

 「ぶぉぉぉ~ん」

 イントロ中ハウってました。

 少なからず動揺して、1番のBメロの歌詞が飛んじゃった。もごもごと日本語じゃない何かをほざいてその場は凌げたが、焦った。


 MC 自己紹介などを2~3分挟む。

《2曲目/「We’re All Alone/Boz Scaggs」》
 AORアーティスト、ボズ・スキャッグスの名曲中の名曲。
 おらっちがキーボード、矢口君がアコギというシンプルな編成で演奏した。

 今回のライブはMDに録音したのだが、この曲が一番上手く演奏できたと思う。


 さらにMC。センターマイクに戻り、アコギを抱える。

《3曲目/「Give me one more chance/Mizuki」》
 アップテンポなナンバー。
 アレンジで1980年代のジャパニーズポップ・ロックを意識したおかげで、「レベッカ」っぽいアレンジに仕上がった曲。

 矢口君のディレイがかかったギタープレイに、おらっちのテンションは急激に上がる!

 ホント、最高!


《4曲目/「make it real/Mizuki」》
 ここ最近、ライブでは外せなくなっている曲。
 ソードミュージックのHPでも試聴が出来てしまうので、初めてこのサイトをご覧になった皆様は、こちらから聴いてみてはいかがですか?(←宣伝丸出し!!)

 とにかくお客さんを煽ってみました。
 ライブって、お客さんの反応が直に戻ってくるので、本当に楽しいですね。
 手拍子がどんどん大きくなるさま、ありがたかったですよ!

 曲のアウトロ(後奏)で、矢口君がおらっちに密着してエレキをかき鳴らす。おらっちも負けじと声を張り上げるが、前歯がマイクにガツンガツンぶつかって声にならない。
 これもライブ!

 おらっち、曲終了と同時に、


 昇天(アーメン)


 ここで一旦照明が暗くなり、次の曲への仕込みが始まる。

 いや、「クリスマスソング」を最後に歌うので、サンタの帽子を被っただけなんですけどね。ちなみに矢口君はトナカイの角カチューシャ

 そしてMC。矢口君の紹介とライブ情報などを交えながら、いろいろ話す。


《5曲目/「The Christmas Song/Nat King Cole」》
 クリスマスの超スタンダードナンバー。
 ライブ前の日記で、おらっちが「アレンジが出来ない!」を連呼しつつ、やっとの思いで本番3日前に完成させたシロモノ。
 照明さんに「ミラーボールを回して欲しい」とお願いし、クリスマスモード全開!

 ただ、悔やまれるのは、4曲目まででスパークしすぎて、おらっちの声がやられてしまっていたというコト。もう少し「ペース配分」だとか「余力」というものを考慮しなければなぁ…と反省材料になった1曲でした。


 しっとりとした空気の中、予想以上の大拍手に送られ、おらっちのライブは終了!!



 ご来場いただいた皆様、当日は寒い中本当にありがとうございました。
 皆様のおかげで大盛況のうちにライブを終えることが出来ました。

 そして、CLUB Voiceのスタッフの皆様、色々と注文をつけましたが、最高のレスポンスで応えてくださり、ありがとうございました。

 最後に、スーパーギタリスト・矢口慎吾君!!
 君の力添えがなければ、こんなに素晴らしいライブは出来なかったと思います。また来年もいっしょに何かやりましょう!手始めに「レコーディング」から…。


 以上、おらっちのライブリポートでした!

 
 それじゃあまたね!バイバ~イ!!


 【ブログランキングに参加しています!】

「人気ブログランキング」
「BESTブログランキング」

 クリック求ム!



 おらっちの曲の試聴はこちらから(クリック)!!