私は魚介類が苦手なので
普段は一切買いません。
ウチでは、魚料理とは
外食時、あるいはおばあちゃんの家で食べるもの
と相場が決まっています。
そんな家庭で育っても
息子は魚介類が大好きで、
そして最近は、
休日、息子自ら
魚料理に取り組むようになりました。
キッチンに魚を持ち込まれるのは
本当は嫌なんだけど、
そこは私が折れました。
「料理してもいいけど
キッチンに魚臭さを残さないでね」
が条件です。
それを厳格に守らなければ
魚禁止令が出されるということを
息子も理解しているので、
その観点から
魚の種類や調理法を考え、
掃除やゴミ捨てにも気を配り、
臭いを残さないよう頑張ってくれています。
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何かの白身魚と、鯛のあら汁。
しっかり下処理してくれたおかげで臭みはなく、
私も美味しく食べられました。
息子は、必ず私の分も作ってくれます。
私はいらないと言っているのに、
なんとか食べてもらいたいみたいで。
美味しさを分かち合いたいとか
自分が作ったものを認めてもらいたいとか
そういう思いがあるのでしょうね。
私も、磯臭くない魚料理なら
食べられるんです。一応。
「お母さんのために
白身魚の香草焼きにしたよ!
美味しい?
よっしゃ、またこの魚買おうね!」
「え。皮と、薄くついてる赤身が臭い?
あー、確かに。
無理しなくていいよ。
僕は平気だから、その部分は僕が食べるね」
こんな感じで、
無理強いすることなく
機嫌良く折り合いをつけてくれています。
・・・息子が小さい頃から
子どもの好き嫌いを全て受入れてきて
本当に良かった、と
つくづく思いました。
この感じだと、
たとえ私が介護される立場になったとしても、
「せっかく作ったのに!
好き嫌いのワガママは許さない!
お母さんのために言ってるんだからね!
全部食べなさい!」
なんてことを
息子に言われることは無いでしょう(笑)