てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

ADHD傾向の子あるある② じっと座っていられない問題 

2023-06-08 | 教育・学校
昨日の続きです。



★じっとしていられない問題

 学習時に「じっとしていること」が難しく
なかなか課題に取り組めない子であれば、
宿題の前に思い切り体を動かしたり、
椅子をバランスボールに変えて
動きの刺激を入れてあげることで
うまくいったご家庭もありました。 

座らないといけない時間や
座らないと出来ない活動をしている時、
じっとしていられない。
動きたくなる。

この問題に対して
息子は、自分なりに
いろいろ工夫してきたようです。


〈工夫1〉バランスボール!


考えて選択した訳ではないだろうけど、
必要な栄養素を
自然と身体が求めるのと同じで、
必要な動きを
自然と身体が求めた結果だろうな。

いつの間にか…中学生の頃かな?
乗らなくなりました。

なんでだろ?
身長が伸びてボールの高さが
合わなくなって
なんとなく遠のいたのか、
落ち着いたから
バランスボールを使わなくても
大丈夫になったのか…。




〈工夫2〉椅子ガタガタ

息子は、小中学校では
常に椅子の前脚を上げて
ユラユラさせていました。



浮かせた椅子の前脚を
自分の足の上に
乗せたりするもんだから、
上靴や靴下の甲、親指付け根あたりが
擦り切れて、しょっちゅう破れていました。


ちなみに
ガタガタできない
重たいピアノ椅子に座る時は、
どうやら広い座面の上で
身体をちょこちょこ動かしているらしい。



指でひっかいたり引っ張ったりする(←やっていた)のを
防ぐためにかけたカバーが、
息子が座ると
しょっちゅうずれるし、
挙句、破れたりします。

ただピアノ弾くだけなのに
なぜこうなる??
と思い続けています。



〈工夫3〉消しゴム取りに行く

息子は、小学生の頃
「授業中に動きたくなったら
わざと消しゴムを
ちょっと遠くに転がるように落として
取りに行くんだよ」
と言っていました。



目立たないように
サッと拾うのではありません。
目的地(消しゴム)まで
ピクニック気分でウキウキと歩き、
道中、キョロキョロ周りを見て
友達の様子を把握し、
なんならちょっと声をかけ…
楽しそうでした。(参観日に目撃)

明らかに息抜きの時間(笑)

まあ、それに対する苦情は
受けたことがないので、
周りからお目こぼしされる程度に
おさまっていたのでしょう。


〈工夫4〉授業に積極的に参加する


息子は小学校入学以来、
一貫して授業には
最大限積極的に参加する子でした。

授業に限らず
いろいろなことに参加したがり、
できればその中心に居たいタイプなので、
授業での発表は、目立つ + 多動欲解消
まさに一石二鳥。


高校生となった今もなお
積極参加型らしいです。

「シーンと白けて
ただ座ってるだけの授業なんて
耐えられないし、
先生も可哀想だから、
僕が先生と会話しながら
授業を進めることもあるんだよ。
(斜め座り、ゼスチャー多め)
どこの国の授業風景かな?みたいな)
そしたら乗ってくる子は乗ってくるし、
けっこう良い雰囲気だよ」
と言っていました。

勝手にアクティブラーニング(笑)


こんな感じで、
我慢し過ぎることなく
かつ
他人の迷惑になりすぎることもない、
良い具合に折り合いをつけるための工夫
試行錯誤してきたようです。

彼なりの社会生活サバイバル術ですね。


あと1回、つづく

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