「ホワイトラビット」
伊坂幸太郎著、新潮文庫、2020年7月
本書を買ったのは、著者が伊坂幸太郎だからというのもありますが、
「紅白本合戦」という帯が気になったのも理由の一つです。
軽妙な会話が続きますが、結構バイオレンスです。
時間、空間、登場人物を少しずつずらしてます。
多くの登場人物は二面性があります。
あらすじは理解しましたが、人や時間の関係性を確認するためにもう一回読みたくなります
(そんな時間はないのですが)。
特に280ページからはどれが誰のセリフか分からなくなりました。
主な登場人物の表(?)の顔
白兎 立てこもり犯
折尾 自称コンサルタントの詐欺師
黒澤 空き巣、勇介の父親と間違えられる
勇介と母親 立てこもりの被害者
稲葉 誘拐グループ創業者
夏之目課長 妻と娘を交通事故で亡くした警察官
黒澤は他の作品でも登場します。
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