「元彼の遺言状」
新川帆立著、宝島社文庫、2021年10月
金に貪欲な28歳の女性弁護士・剣持麗子が、
30歳で亡くなった元彼・森川栄治の死の真相を探るユーモアミステリー。
元彼の遺言状には
「一.僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
などと書かれていたことから、
犯人を名乗る人が多数現れ、麗子はそのうちの一人、篠田の代理人となります。
また栄治は「元カノリスト」を作成しており、その中に麗子の名前もあったことから、
話がややこしくなります。
序盤は突飛ですが、結末は論理的。
1991年テキサス州生まれの女性で、東大法学部卒の弁護士という著者の経歴にも納得の内容でした。
フジテレビ2022年4月期月曜9時枠でドラマ化されたのも、本書を手に取った大きな要因。
初回放送を見ましたが、綾瀬はるかは剣持麗子のイメージにぴったり。
生田斗真もイケメンで声がよい森川栄治・富治のイメージに合っています。
一方、大泉洋と篠田はキャラクターがだいぶ違います。
登場シーンも、小説では重要な役ではあるもののそれほど多くはありませんが、
ドラマでは初回から多くのシーンに登場していました。
小説とは違った展開を予感させます。
小説では「ポトラッチ(競争的贈与)」という聞き慣れず、一言で説明しづらいですが、
説明を受けるとなんとなく分かる言葉がキーワードとなっています。
ドラマでも初回にこの言葉が出てきました。
新川帆立著、宝島社文庫、2021年10月
金に貪欲な28歳の女性弁護士・剣持麗子が、
30歳で亡くなった元彼・森川栄治の死の真相を探るユーモアミステリー。
元彼の遺言状には
「一.僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
などと書かれていたことから、
犯人を名乗る人が多数現れ、麗子はそのうちの一人、篠田の代理人となります。
また栄治は「元カノリスト」を作成しており、その中に麗子の名前もあったことから、
話がややこしくなります。
序盤は突飛ですが、結末は論理的。
1991年テキサス州生まれの女性で、東大法学部卒の弁護士という著者の経歴にも納得の内容でした。
フジテレビ2022年4月期月曜9時枠でドラマ化されたのも、本書を手に取った大きな要因。
初回放送を見ましたが、綾瀬はるかは剣持麗子のイメージにぴったり。
生田斗真もイケメンで声がよい森川栄治・富治のイメージに合っています。
一方、大泉洋と篠田はキャラクターがだいぶ違います。
登場シーンも、小説では重要な役ではあるもののそれほど多くはありませんが、
ドラマでは初回から多くのシーンに登場していました。
小説とは違った展開を予感させます。
小説では「ポトラッチ(競争的贈与)」という聞き慣れず、一言で説明しづらいですが、
説明を受けるとなんとなく分かる言葉がキーワードとなっています。
ドラマでも初回にこの言葉が出てきました。