「おもてなしの経営学」
中島聡著、アスキー新書、2008年3月
マイクロソフトでOSやブラウザの開発に携わり、IT系ブロガーでもあった著者による、IT企業経営論。
14年前に出版された新書で少し時代を感じます。
本書で取り上げられているグーグル、アップル、マイクロソフトは、
さらに成長してメガITに。
Webやスマホの世界で「ユーザー・エクスペリエンス」という言葉を今でも目にし、
「顧客体験」と訳されることが多いですが、著者は「おもてなし」と訳すことを提唱しており、
本書のタイトルにもなっています。
「ユーザー・エクスペリエンス」の意味するところが日本語では「おもてなし」だというのは、なるほどと思いました。
ただ、「おもてなし」を英訳したときに「ユーザー・エクスペリエンス」にはならないかなと思います。
一般的な訳としては、「おもてなし」=「ホスピタリティ」。
マイクロソフトに15年程度在籍されていたようで、
ベンチャーから大企業になる過程、
ベンチャーの頃と大企業になってからの社員の働き方の違い
の記述が興味深かったです。
マイクロソフト創業者ビル・ゲイツはどんなに時間とお金をかけたプロジェクトでも、
ダメと思ったら即取り潰すそうです。
行動経済学でよく出てくる「サンクコスト」(埋没費用)を気にしないという意味では、
さすがグローバル企業のトップ。
また、仕事人には
・上司の顔色や直近の自分の損得だけで動く「上を見て」仕事をする人
・会社や上司のためではなくお客さまのために動く「天を見て」仕事をする人
2つのタイプがいるとの記述があります。
自分も後者でありたいですが、
天を見ているつもりがいつの間にか上を見て仕事をしている時もある気がします。
最近メディアへの露出が多いひろゆき(西村博之)氏との対談もあり。
中島聡著、アスキー新書、2008年3月
マイクロソフトでOSやブラウザの開発に携わり、IT系ブロガーでもあった著者による、IT企業経営論。
14年前に出版された新書で少し時代を感じます。
本書で取り上げられているグーグル、アップル、マイクロソフトは、
さらに成長してメガITに。
Webやスマホの世界で「ユーザー・エクスペリエンス」という言葉を今でも目にし、
「顧客体験」と訳されることが多いですが、著者は「おもてなし」と訳すことを提唱しており、
本書のタイトルにもなっています。
「ユーザー・エクスペリエンス」の意味するところが日本語では「おもてなし」だというのは、なるほどと思いました。
ただ、「おもてなし」を英訳したときに「ユーザー・エクスペリエンス」にはならないかなと思います。
一般的な訳としては、「おもてなし」=「ホスピタリティ」。
マイクロソフトに15年程度在籍されていたようで、
ベンチャーから大企業になる過程、
ベンチャーの頃と大企業になってからの社員の働き方の違い
の記述が興味深かったです。
マイクロソフト創業者ビル・ゲイツはどんなに時間とお金をかけたプロジェクトでも、
ダメと思ったら即取り潰すそうです。
行動経済学でよく出てくる「サンクコスト」(埋没費用)を気にしないという意味では、
さすがグローバル企業のトップ。
また、仕事人には
・上司の顔色や直近の自分の損得だけで動く「上を見て」仕事をする人
・会社や上司のためではなくお客さまのために動く「天を見て」仕事をする人
2つのタイプがいるとの記述があります。
自分も後者でありたいですが、
天を見ているつもりがいつの間にか上を見て仕事をしている時もある気がします。
最近メディアへの露出が多いひろゆき(西村博之)氏との対談もあり。