【注:センシティブな内容ですが、どうしても書き留めておきたかったので、
拙い文章で表現しました。不快に感じられた方がいたらごめんなさい。】
六本木の俳優座劇場に、
プレタポルテ#2「ちいさき神の、つくりし子ら」
を見に行ってきました。
第三舞台出身の長野里美とキャラメルボックスの岡田達也が
出ているということで、何とはなしに見に行ってきたのですが、
とても印象的な芝居でした。
席に着いてちらしを見て、
「ろう学校に赴任した教師と、そこで働くろうの女性との
出会いと恋を描いたヒューマン・ドラマ」
であることを知りました。
岡田達也は出ずっぱりで、長野里美はときどき出てくる感じでしたが、
2人をはじめ、台詞のほとんどが手話付きです。
習得に相当苦労したとは思いますが、本番で難なくこなしている役者たちに
まず感服。
そして今回、手話だけの台詞があるということと、耳の聞こえないお客さん向け
ということでしょうか、舞台の両サイドにすべての台詞に対して字幕が表示されていました。
映画なら分かりますが、生の舞台で字幕が出るっていうのは、
役者たちにとってはかなりのプレッシャーのはずです。
台詞を間違えたらお客さんにばれてしまいますから。
そんな中演じる彼らにさらに感服。
手話に加えて、一部の役者はろう者の話し方で台詞を言っていました。
手話も話し方もろう者になり切っているなあと思ったら、
幕間にパンフレットを見て、主演女優の津田絵理奈と大橋ひろえの2人が
本物のろう者だということを知りました。
そのことを知った上で見た、後半の彼女たちの芝居は涙ものです。
特に津田絵理奈はふつうにかわいい!
(結局それか)
もうすぐ21歳で、役者の経験はまだ浅いそうですが、
女優としての道を進んでいくそうです。
これから応援していきたいと思います。
2/16(土)まで六本木の俳優座劇場で上演されていますので、
お時間のある方はぜひ!
プレタポルテ公式サイト