皆さまこんにちは、本日も少しだけ更新させていただきます。
さて、前回はちらっと見かけた女将が親しげに話している男性といるのを見てしょ気てしまった猫尾ですが、どんな展開になるのでしょうか。
実は私も想像がつきませんというか、気の向くままに書いてみたいと思います。
> 気の毒な猫尾、仕事も手につかずで親方に怒られてばかり。
> さてさて、その後はどうなるのでしょうか?
>
猫尾にしてみれば、まさかの展開にちょっとパニックになっていました。
まさか、まさか・・・。
女将のことを思う気持ちが強かっただけに、その反動も大きなものだったのでしょう。
完全に手が止まっています、
おい、「猫」この仕事は急ぎなんだから・・・猫尾をせっつく親方の声が聞こえても生返事
「はい、・・・お、女将もう一杯」
これには親方も呆れて、
「猫尾、何が女将だ、今日中に目標達成しなかったら残りの区画は猫一人でしてもらうぞ。」
親方の怒鳴り声が響いたものですから、他の職人も手を止めて猫尾の方を一斉に見ます。
「す、すみません。親方」
「お前朝からちょっと変だぞ、・・・。」
現場は餘部鉄橋から少し離れたところでの荒れ地の整地作業でしたので汽車の通る音が聞こえます。
時刻はちょうど昼頃でしょうか、2本目の餘部駅に停車するディゼルカーが鎧の方から走ってきて今まさに駅に停車しようとしているところでした。
一緒に仕事していた猫尾の同僚が、「俺たちが作った駅だよなぁ」と呟きます。
親方も、「そうさな、俺たちが作った駅だ、途中からガキも手伝いに来たけどな。」
「あの時は、大変だったなぁ、猫に殆ど最後は任せたけどちゃんとやっていたじゃないか。」
「おっと、ちょうど昼だなぁ。残りの仕事は昼からするか。」
そう言って親方は周りを見渡すのでした。
誰にも異論はありません。
更に親方は、「おお、そうだ、今日は女将のところで一杯やるか。」
「今日は、俺のおごりだ」
そう言うと親方は猫尾にも声をかけるのでした。
「猫、お前も行くよな。」
有無を言わさない親方の迫力に、思わず「はい」と言ってしまう猫尾
「よし、そうと決まったら飯食って休憩したら、夕方までにここの現場片付けるからみんな頑張ってくれよ。」
そういって、親方早速弁当を広げて食べ始めるのでした。
親方の手前、「はい」と言ったものの猫尾の気持ちは複雑でした。
女将の傍にいた男は誰なんだろう・・・。
聞いてみたい気もするし、そんな勇気もないし・・・。
しかし、夜は一緒に女将の店に行くと言う
聞いてみたい気持ちと、失恋した気持ちが猫尾の中で揺れ動いています。
そんなこと思っていると、猫尾の同僚の職人の、武井が声をかけたのでした。
「猫、お前女将にホの字だろう」
「何言ってるんだ、お、お、俺は、お、お、女将のことなんかこれっぽちも思っちゃいねぇ。」
顔を真っ赤にして否定するものですからもうバレバレなんですけど、それでも必死に否定する姿に苦笑しながらも、
「そうか、それじゃ俺もちょんがーだから女将に言い寄ってみるかな。」
それを聞いて猫尾は、顔を真っ赤にしながら、
「お、お、女将には、だ、だ、旦那がいるんだ・・・。」
そう言ったきり黙ってしまいました。
それには、武井も驚いて、その話は本当か?
武井も聞き返すのでした。
猫尾は少し元気なく、「うん、そうみたいだ。」
そういったきり黙り込んでしまいました。
そうか、それじゃ今日は女将に直接聞いてみるか。
そう言って、武井は笑うとタバコをふかすのでした。
さて、さて猫尾としては昼からの仕事は、時間までに終える事が出来たのですが、女将の店に行くことを考えると少しだけ憂鬱な気分になるのでした。
さて、前回はちらっと見かけた女将が親しげに話している男性といるのを見てしょ気てしまった猫尾ですが、どんな展開になるのでしょうか。
実は私も想像がつきませんというか、気の向くままに書いてみたいと思います。
> 気の毒な猫尾、仕事も手につかずで親方に怒られてばかり。
> さてさて、その後はどうなるのでしょうか?
>
猫尾にしてみれば、まさかの展開にちょっとパニックになっていました。
まさか、まさか・・・。
女将のことを思う気持ちが強かっただけに、その反動も大きなものだったのでしょう。
完全に手が止まっています、
おい、「猫」この仕事は急ぎなんだから・・・猫尾をせっつく親方の声が聞こえても生返事
「はい、・・・お、女将もう一杯」
これには親方も呆れて、
「猫尾、何が女将だ、今日中に目標達成しなかったら残りの区画は猫一人でしてもらうぞ。」
親方の怒鳴り声が響いたものですから、他の職人も手を止めて猫尾の方を一斉に見ます。
「す、すみません。親方」
「お前朝からちょっと変だぞ、・・・。」
現場は餘部鉄橋から少し離れたところでの荒れ地の整地作業でしたので汽車の通る音が聞こえます。
時刻はちょうど昼頃でしょうか、2本目の餘部駅に停車するディゼルカーが鎧の方から走ってきて今まさに駅に停車しようとしているところでした。
一緒に仕事していた猫尾の同僚が、「俺たちが作った駅だよなぁ」と呟きます。
親方も、「そうさな、俺たちが作った駅だ、途中からガキも手伝いに来たけどな。」
「あの時は、大変だったなぁ、猫に殆ど最後は任せたけどちゃんとやっていたじゃないか。」
「おっと、ちょうど昼だなぁ。残りの仕事は昼からするか。」
そう言って親方は周りを見渡すのでした。
誰にも異論はありません。
更に親方は、「おお、そうだ、今日は女将のところで一杯やるか。」
「今日は、俺のおごりだ」
そう言うと親方は猫尾にも声をかけるのでした。
「猫、お前も行くよな。」
有無を言わさない親方の迫力に、思わず「はい」と言ってしまう猫尾
「よし、そうと決まったら飯食って休憩したら、夕方までにここの現場片付けるからみんな頑張ってくれよ。」
そういって、親方早速弁当を広げて食べ始めるのでした。
親方の手前、「はい」と言ったものの猫尾の気持ちは複雑でした。
女将の傍にいた男は誰なんだろう・・・。
聞いてみたい気もするし、そんな勇気もないし・・・。
しかし、夜は一緒に女将の店に行くと言う
聞いてみたい気持ちと、失恋した気持ちが猫尾の中で揺れ動いています。
そんなこと思っていると、猫尾の同僚の職人の、武井が声をかけたのでした。
「猫、お前女将にホの字だろう」
「何言ってるんだ、お、お、俺は、お、お、女将のことなんかこれっぽちも思っちゃいねぇ。」
顔を真っ赤にして否定するものですからもうバレバレなんですけど、それでも必死に否定する姿に苦笑しながらも、
「そうか、それじゃ俺もちょんがーだから女将に言い寄ってみるかな。」
それを聞いて猫尾は、顔を真っ赤にしながら、
「お、お、女将には、だ、だ、旦那がいるんだ・・・。」
そう言ったきり黙ってしまいました。
それには、武井も驚いて、その話は本当か?
武井も聞き返すのでした。
猫尾は少し元気なく、「うん、そうみたいだ。」
そういったきり黙り込んでしまいました。
そうか、それじゃ今日は女将に直接聞いてみるか。
そう言って、武井は笑うとタバコをふかすのでした。
さて、さて猫尾としては昼からの仕事は、時間までに終える事が出来たのですが、女将の店に行くことを考えると少しだけ憂鬱な気分になるのでした。
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