みなさまこんばんは、また1週間ほど間が開いてしまいましたが国会審議のお話をさせて頂こうと思います。
こうした記事は連続に書くべきというのは判っているのですがいかんせん時間が足りなくてと言い訳しておきます。(^-^;
さて、今回は四国のローカル線建設について平石委員から、「進捗度等も考えて今後の工事継続といったようなものを考えられるかどうか、この点いかがでしょう。」
ということで、進捗率が高いものは積極的に完成させるという意見も当初はあったようでそれに対して質問をしているのですが、それにたいして、政府の方針として進捗率にかかわらず輸送密度に着目して考えていくと明言しているところは注目に値します。
>○山地政府委員 現在は輸送密度だけで考えていきたい、かように考えておるわけでございます。
というように明言しています。
輸送密度以外は参考にしませんと言っています、これが原因で智頭線など工事の進捗が大きかった路線も中止の憂き目にあってしまいます。
実際には、智頭線のように沿線自治体が第3セクター鉄道により復活した路線もあるのですが、当時の方針としては輸送密度、もしくは予想される輸送密度を一つの尺度にするしかなかったのでしょうね。
そして、さらに中止になった場合の路盤等の扱いについては、「建設が中止となった場合に既存の買収用地の今後の措置をどうするかということは、そのAB線の方向が決定次第、関係各方面の御指導を得まして、地元の皆様方の御希望も勘案しまして適切な善後措置を講じたい」という答弁がなされているのですが、実際には多くの路盤は放置されたというのが実情ではないでしょうか。
建設が凍結されることになった。この時点で智頭線は、用地の95%、路盤の30%、軌道の10%まで工事が完成していた智頭線などはそう言った意味では第3セクターの優等生に化けたわけで、密度だけにこだわっていなければこうした未成線も新しい展開が出来たのではないかと思うのは私だけでしょうか?
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***********************以下は本文になります。***********************************
○藤田参考人 お答え申し上げます。
後免から奈半利につきましては、現在、総延長の約四三%が大体工事にかかっておるという状況を示してございます。
○平石委員 前に私はいろいろお聞きしたことがあるのですけれども、十分に確かではございませんが、進捗率によって採用していく、今後継続工事を行っていくといったようなことも一部お聞きしたことがあるのです。ただ輸送密度だけだと今回は言われておるのですが、そういう進捗度等も考えて今後の工事継続といったようなものを考えられるかどうか、この点いかがでしょう。
○山地政府委員 おととしぐらいであったかと思いますけれども、進捗率の高いところ、それから輸送密度の高いところというものに重点的に予算をつけようじゃないかということで予算の配分をしたことがございます。現在の法律におきましては、先生御指摘の進捗率ということは考えませんで、現在は輸送密度だけで考えていきたい、かように考えておるわけでございます。
○平石委員 そういたしますと、輸送密度だけでありますと、いままで四三%も進んでおる、そして地主さんは非常な協力をして鉄建公団に提供をした、そして、いわば上田の真ん中をずっと鉄道が通った、そして目の前に大きな構造物ができた、いままでこれに大体百四、五十億投資をしておると思いますが、この投資をもうそのまま捨ててしまう。これは国家的にも大きな損失であり、そして協力した地元の方々も、こういう結果に陥るのであれば協力しなかった方がむしろよかったというような意見も出てくるわけです。したがって、この用地買収に当たって苦労して集めたものを今後このままに放置せられるということになりますと、用地を返してほしい、原状回復をしてほしい、こういった問題が出てくるおそれがある。私は一部そういった相談も受けました。これは鉄建公団との契約に基づいて鉄道用地として提供したわけですが、こういう問題が起きてきたときにどう対処せられるのか。これは鉄建公団かあるいは国鉄か、お答えをいただきたいと思います。
○藤田参考人 AB線が今後どういう方向に行くかというようなことにつきましては、運輸省並びに関係各方面の間で決まっていくことと思いますが、もし先生がおっしゃいますように、建設が中止となった場合に既存の買収用地の今後の措置をどうするかということは、そのAB線の方向が決定次第、関係各方面の御指導を得まして、地元の皆様方の御希望も勘案しまして適切な善後措置を講じたい、さように考えております。
こうした記事は連続に書くべきというのは判っているのですがいかんせん時間が足りなくてと言い訳しておきます。(^-^;
さて、今回は四国のローカル線建設について平石委員から、「進捗度等も考えて今後の工事継続といったようなものを考えられるかどうか、この点いかがでしょう。」
ということで、進捗率が高いものは積極的に完成させるという意見も当初はあったようでそれに対して質問をしているのですが、それにたいして、政府の方針として進捗率にかかわらず輸送密度に着目して考えていくと明言しているところは注目に値します。
>○山地政府委員 現在は輸送密度だけで考えていきたい、かように考えておるわけでございます。
というように明言しています。
輸送密度以外は参考にしませんと言っています、これが原因で智頭線など工事の進捗が大きかった路線も中止の憂き目にあってしまいます。
実際には、智頭線のように沿線自治体が第3セクター鉄道により復活した路線もあるのですが、当時の方針としては輸送密度、もしくは予想される輸送密度を一つの尺度にするしかなかったのでしょうね。
そして、さらに中止になった場合の路盤等の扱いについては、「建設が中止となった場合に既存の買収用地の今後の措置をどうするかということは、そのAB線の方向が決定次第、関係各方面の御指導を得まして、地元の皆様方の御希望も勘案しまして適切な善後措置を講じたい」という答弁がなされているのですが、実際には多くの路盤は放置されたというのが実情ではないでしょうか。
建設が凍結されることになった。この時点で智頭線は、用地の95%、路盤の30%、軌道の10%まで工事が完成していた智頭線などはそう言った意味では第3セクターの優等生に化けたわけで、密度だけにこだわっていなければこうした未成線も新しい展開が出来たのではないかと思うのは私だけでしょうか?
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***********************以下は本文になります。***********************************
○藤田参考人 お答え申し上げます。
後免から奈半利につきましては、現在、総延長の約四三%が大体工事にかかっておるという状況を示してございます。
○平石委員 前に私はいろいろお聞きしたことがあるのですけれども、十分に確かではございませんが、進捗率によって採用していく、今後継続工事を行っていくといったようなことも一部お聞きしたことがあるのです。ただ輸送密度だけだと今回は言われておるのですが、そういう進捗度等も考えて今後の工事継続といったようなものを考えられるかどうか、この点いかがでしょう。
○山地政府委員 おととしぐらいであったかと思いますけれども、進捗率の高いところ、それから輸送密度の高いところというものに重点的に予算をつけようじゃないかということで予算の配分をしたことがございます。現在の法律におきましては、先生御指摘の進捗率ということは考えませんで、現在は輸送密度だけで考えていきたい、かように考えておるわけでございます。
○平石委員 そういたしますと、輸送密度だけでありますと、いままで四三%も進んでおる、そして地主さんは非常な協力をして鉄建公団に提供をした、そして、いわば上田の真ん中をずっと鉄道が通った、そして目の前に大きな構造物ができた、いままでこれに大体百四、五十億投資をしておると思いますが、この投資をもうそのまま捨ててしまう。これは国家的にも大きな損失であり、そして協力した地元の方々も、こういう結果に陥るのであれば協力しなかった方がむしろよかったというような意見も出てくるわけです。したがって、この用地買収に当たって苦労して集めたものを今後このままに放置せられるということになりますと、用地を返してほしい、原状回復をしてほしい、こういった問題が出てくるおそれがある。私は一部そういった相談も受けました。これは鉄建公団との契約に基づいて鉄道用地として提供したわけですが、こういう問題が起きてきたときにどう対処せられるのか。これは鉄建公団かあるいは国鉄か、お答えをいただきたいと思います。
○藤田参考人 AB線が今後どういう方向に行くかというようなことにつきましては、運輸省並びに関係各方面の間で決まっていくことと思いますが、もし先生がおっしゃいますように、建設が中止となった場合に既存の買収用地の今後の措置をどうするかということは、そのAB線の方向が決定次第、関係各方面の御指導を得まして、地元の皆様方の御希望も勘案しまして適切な善後措置を講じたい、さように考えております。
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