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公企労レポート、後半を綴りたいと思います。
【いままで国労は最大組合ということで労使関係を保って来られましたが、今になると少数組合となりました。今後の労使関係をどのように仕切っていくことになりますか】
確かに新会社にいけば悪くすると三番目の組合になることを否定しません。これだけの改革をするそのために労働組合の在り方が問われましたが、近代的労使関係の良い面は受け止めていかねばならないと思います。しかし、労働組合は組合員の要求で団結する組織です。従って経営側の意向で動くことが果たしてよいのか私達は考えていますので、組合員の要求を基本においた労働組合でありたいと思います。また新会社は多くの問題点を書かて出発する訳ですから、国民のための鉄道でありたいという視点での労使関係を作っていきたいと考えています。新会社になると幾つかの労使関係が出来、労使協調の道が敷かれることになると思いますが、組合員の要求に従って対応する国鉄労働組合であることを皆に知ってもらい、その中から労使関係を作っていきたい、特に交通業はお客さんに対するサービス、安全確保が大切ですからその点に意を配し、労働者も働き易い環境を求めての運動に取り組んでいきたいとおもいます。
【これからは北海道・九州の雇用確保が最大の問題となると思いますが、このことに対する国労の取り組みを伺いたい】
我々の対応でこれが極め手だというものはなく、大変だと思っております。現地の人達、職場の人達に聞いて見て対策を組み立てたいと考えていますが、当面のところ設立委員会が終わりまして、運輸省の方からも、もう一度再募集してみたいと言っておりますので、ここを一つのポイントとしてどういう条件で皆が来れるのかということを話しながら詰めていきたいと思います。
我々はもう少し早い時期にということで話をしてきましたが、4月になりそうです。ただし、これだけでは今まで既に広域異動がありましたし、今回の希望調書の中での北海道の方が東日本と記入するチャンスも有りましたのですが、実際にはこれだけの数値になったことは、大多数の人が今の場所を離れ難いという事情がある訳です。
これは中々難しい問題のようですが、例えばローテーションを組んで出向を考えるその時の職員の身分をどこに置くのか。清算事業団そのままなのか、新しい会社の枠を広げてそこに置くのかといったことも検討してもらいたいと思っております。新会社の枠を広げてもらい出向要員としてもらえれば一番応じ易いのですが、場合によっては清算事業団から出向しても二年くらいのローテーションにして見て、出向先で働くことが出来る自信が生じればその会社で雇用してもらうと言おうような幾つかのこと、あるいは新会社の中で欠員を生じた場合には当然清算事業団の中から採用してもらうとかいうようなことを考えて取り組みたいと思っております。しかし、根本的には全部が希望している地元志向には応えておりませんから、最終的には一番冒頭にいいましたように、定員割れをしている状況をどうすれば解決するかの基本に立って、一人の首切りも許さないという言葉が国会の中でも出ておりましたので、それが実現する方策を導きたいと考えています。
以上
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取材・記事の執筆等はお気軽にお問い合わせください。
下記、入力フォームからお送りいただけると助かります。
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日本国有鉄道研究家・国鉄があった時代
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我々はもう少し早い時期にということで話をしてきましたが、4月になりそうです。ただし、これだけでは今まで既に広域異動がありましたし、今回の希望調書の中での北海道の方が東日本と記入するチャンスも有りましたのですが、実際にはこれだけの数値になったことは、大多数の人が今の場所を離れ難いという事情がある訳です。
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