国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

紀勢本線を走った夜行列車のお話 第23話

2019-06-26 13:59:57 | 寝台列車論
今回は、昭和61年の三回目として、11月号の時刻表を取り上げてみたいと思います。
国鉄からJRまで4か月ほど、国鉄最後の運賃値上げと、国鉄最後のダイヤ改正が行われました。

この時のダイヤが新生JRのダイヤとなり、又基本運賃となりました。
JR発足後は、三島会社が値上げを行いましたが、本州三社は消費税導入時・改定時の運賃転嫁分を改定しましたが、当時(1986年)の基本運賃を変更していません。(消費税導入時の考え方で、JR東日本が初乗り都市区間の初乗りを130円に改定、JR西日本・東海は120円に据え置きのため、本州各社でも料金が異なっています)
併せて、弊サイト国鉄があった時代も11月頃に限定して、国鉄時代を参照してみたいと思います。
**************以下、弊サイト国鉄があった時代 昭和61年11月分のみ抜粋

この日現在,国鉄の組織人員、国労45.3%,国鉄改革労協49.7% 11/1
現在の「人材活用センター」への職員配置状況は18,510人(1,438箇所)11/1
11/1現在の「労働組合組織概要」によると,国鉄改革労働組合協議会の組織率が49.7%に達し,国労(45.3%)は結成以来初めて第二勢力に 11/1

国鉄改革労働組合協議会はこの1カ月間で8,949増えて116,734人となり,過半数にあと一歩となった。主な組合別では,鉄労46,254人(組織率19.7%),動労35,718人(15.2%),全国鉄道協議会連合会16,159人(6.9%),全施労6,513人(2.8%),真国労2,616人(1.1%)となっている。国労は106,504人ととの1カ月間で10,894人減った。10月末に締切った第2次広域異動の募集状況は1,711人で,目標の半数に止まる希望退職についての中間報告によれば6月から11月末までの応募状況は18,716人で目標の2万人突破確実に

国鉄最後の時刻改正 11/1
福知山・山陰線宝塚~城崎間電化完成

新幹線,東海道・山陽新幹線「ひかり」163本(14本増),「こだま」147本(31本増)に増発
最高速度を220km/hに向上。東京~新大阪間2時問52分.東京~博多間5時間57分運転
山陽区間のみの「ひかり」が一部12両(Sk編成)、「こだま」が6両(R編成)に短縮
東京以西寝台特急;
新大阪~西鹿児島・長崎間「明星・あかつき」1往復廃止
特急電車;
大阪~福知山・城崎間「北近畿」10往復新設
増発新宿~甲府・松本間など「あずさ」12往復→下り22本・上り23本
  大阪~金沢・新潟間「雷鳥」18往復→19往復
  岡山~出雲市間「やくも」8往復→9往復
  博多~熊本・西鹿児島間「有明」15往復→25往復
  白浜~天王寺間「くろしお」1往復廃止
博多~長崎・佐世保間「かもめ・みどり」13往復すぺて分離運転
始終着駅の多様化;
「あずさ」東京発1本・着2本,千葉発着2往復
  「にちりん」下関発着2往復
特急気動車;
大阪(新大阪)~米子間「まつかぜ」2往復廃止
増発京都~鳥取~米子間「あさしお」5往復→6往復,新大阪~鳥取・米子間「はまかぜ」2往復→3往復,高松~松山・宇和島間「しおかぜ」4往復→1往復,高松~高知・中村間「南風」3往復→4往復
東京以北寝台特急;
 上野~青森間「ゆうづる」1往復季節列車化
 特急電車:
 秋田~青森間「むつ」1往復廃止
 増発盛岡~青森間「はつかり」12往復→14往復(弘前行季節延長廃止)
 盛岡~秋田・青森間「たざわ」6往復→9往復
 上野・福島~秋田間「つばさ」9往復→11往復
 新潟~秋田・青森間「いなほ」6往復→7往復
  金沢~新潟間「北越」5往復→6往復,
  上野~水戸・平・仙台間「ひたち」23往復→26往復,
  上野~長野・直江津間「あさま」15往復→17往復
  上野~前橋間「あかぎ」2往復→下り3本・上り2本に増発
北海道特急気動車:
 函館~札幌間「北海」2往復廃止
  函館~札幌間「北斗」5往復→8往復に増発(「北海」2往復廃止,函館~札幌間「おおぞら」1往復廃止による)
  札幌~帯広・釧路間「おおぞら」6往復→7往復に増発
特急電車,
室蘭~礼幌~旭川間「ライラック」下り11本・上り12本→14往復,
苫小牧~札幌・旭川間「ホワイトアロー」下り14本・上り15本→20往復に増発
首都圏,中京圏・関西圏の3大都市圏をはじめ、全国の主要都市圏において通勤・通学輸送の改善、データイムの高頻度、等時隔輸送サービスを実施
東海道線東京~平塚~小田原間「湘南ライナー」下り4本、上り2本運転
和歌山~天王寺間「阪和ライナー」下り4本,上り2本運転
  中央線東京~高尾間に通勤快速新設

「ホームライナーいずみ」改め天王寺~和歌山間に設定された、阪和ライナー
ホームライナー和泉の発展的解消で、天王寺~和歌山間に設定された阪和ライナー 停車駅は 天王寺⇔(鳳)⇔和泉府中⇔東岸和田⇔熊取⇔和泉砂川⇔和歌山 上り列車(天王寺行き)は鳳は通過
阪和線 三国ヶ丘駅が区間快速停車駅になる。同時に昼間の区間快速は快速に格上げとなる 11/1
関西本線【操車場→信号場】竜華操車場→竜華信号場 11/1
根室本線【臨時乗降場新設】大成、柏林台 【仮乗降場廃止】鹿越 11/1
室蘭本線 東室蘭~御崎間貨物営業廃止 【信号場廃止】北入江 11/1

沼ノ端~岩見沢間 客車列車→気動車化、函館本線直通列車の運転取り止め

石北本線【休止】 11/1

貨物支線 東旭川~北旭川(-6.2km)【臨時乗降場新設】南永山、西北見、愛し野

札沼線 【新駅開業】あいの里教育大【臨時乗降場新設】新川、太平 11/1

臨時乗降場は旅客のみ取扱い【駅移転】釜谷臼(桑園起点14.7 km→15.1 km)【出改札要員廃止】石狩月形 運転要員が出札業務兼務
【無人化】新十津川

歌志内線【駅業務合理化】砂川・歌志内を除き、乗車券の販売を廃止 11/1
江差線【臨時乗降場新設】東久根別 11/1
釧路線 【臨時乗降場新設】大成、柏林台【仮乗降場廃止】鹿越 11/1
千歳線【臨時乗降場新設】平和 11/1
函館本線【支線廃止】白石~東札幌(貨物線)11/1

【駅廃止】東札幌【新駅開業】発寒
【臨時乗降場新設】稲穂、稲積公園、発寒中央、高砂

宗谷本線【完全無人化】CTC化に伴い上記29駅すべて駅員無配置となる 11/1
天塩線【完全無人化】CTC化に伴い、永山、士別、名寄、美深、音威子府、幌延、南稚内、稚内の各駅を除く駅29駅すべて駅員無配置となる 11/1
千歳線【臨時乗降場新設】平和 11/1
富内線【路線廃止】道南バスにバス転換 11/1
胆振線【路線廃止】全線(-83.0km)。道南バスにバス転換
石勝線 夕張~旧夕張間の旅客営業廃止 11/1
羽幌線【列車廃止】急行「るもい」・「はぼろ」廃止 11/1
標津線【列車廃止】急行「しれとこ」 11/1
留萠本線【列車廃止】「るもい」・「はぼろ」 11/1

閉塞合理化に伴い、秩父別駅・恵比島駅・幌糠駅・大和田駅の交換設備を撤去、運転無人化

名寄本線【列車廃止】札幌直通の急行「紋別」廃止 11/1
石北本線【列車廃止】急行「大雪」(線内は普通列車)も廃止 11/1
日高本線【列車廃止】 急行「えりも」 11/1
江差線【臨時乗降場新設】東久根別臨時乗降場 11/1
白石~東札幌間営業廃止 11/1
五能線 特殊自動閉塞(電子閉塞)・CTC化 11/1
大船渡線【新駅開業】猊鼻渓【駅名改称】鹿折→鹿折唐桑 11/1
山田線【貨物営業廃止】盛岡~釜石 11/1
八戸線【貨物営業廃止】本八戸~陸奥湊 11/1
越中島支線 起点を小岩に変更(新小岩操【駅廃止】のため) 11/1
奥羽本線【新駅開業】新青森 11/1
東北本線 北上操車場廃止 11/1

浅虫→浅虫温泉駅【駅名改称】。矢田前駅、小柳【新駅開業】

信越本線【駅名改称】大河津→寺泊 11/1
信越本線【駅→信号場】上沼垂 11/1
越後線【駅名改称】大河津→寺泊 11/1
成田線 【貨物営業廃止】 香取~松岸間 11/1
内房線 【貨物営業廃止】蘇我~木更津間 11/1
総武本線【貨物営業廃止】成東~銚子間 貨物。新小岩操→新小岩操車場 11/1
武蔵野線【操車場廃止】武蔵野操車11/1
東海道本線【駅→信号場】(貨)汐留、(貨)山下埠頭、(貨)笹島、新垂井、(貨)摩耶埠頭。(貨)高島 11/1
山下臨港線【廃止】横浜港信号場~山下埠頭駅間。ただし麦芽輸送は継続 11/1
東海道本線【新駅開業】(貨)岐阜貨物ターミナル駅、西岐阜 11/1
東海道貨物線【貨物営業廃止】 浜松町~汐留間廃止 11/1

貨物支線の区間を品川~浜松町~東京貨物ターミナル~浜川崎~鶴見とする(浜松町駅で折り返し)

鶴見線 安善駅~浜安善駅間(貨物線)廃止 11/1
山下臨港線 【貨物営業廃止】横浜港信号場~山下埠頭駅間廃止。ただし麦芽輸送は継続 11/1
飯田線 急行「こまがね」廃止。急行「天竜」を「かもしか」に改称、一部は快速「みすず」に格下げ 11/1 富山港線 【貨物営業廃止】 富山~大広田間、貨物支線大広田~富山港間が廃止 11/1
【駅廃止】富山港
北陸本線貨物支線【貨物営業廃止】 富山操車場~蓮町間(4.7km)廃止 11/1
北陸本線 貨物支線 東富山~蓮町間 (8.5km)廃止
大糸線【新駅開業】姫川新 11/1
信越本線【駅→信号場】上沼垂 11/1
北陸本線【廃止】貨物支線 東富山駅 ~ 蓮町駅間 (8.5km) 11/1
湖西線 新快速が線内各駅停車になり、近江舞子駅まで定期列車としての運転区間を延長 11/1
山陽本線【新駅開業】(貨)防府貨物[上道駅および貨物駅に別変更] 11/1
桜島線【貨物営業廃止】安治川口~桜島間 11/1
阪和線【快速停車化】東岸和田、【区間快速停車化】三国ケ丘 11/1

日中に運転されていた区間快速はラッシュ時のみ運転されるようになり、快速が天王寺駅 ~ 日根野駅・和泉砂川駅間で日中にも運転されるようになる
「ホームライナーいずみ」の運転区間が天王寺駅 ~ 和歌山駅間に延長され「はんわライナー」として運転開始

紀勢本線 【貨物営業廃止】 紀伊佐野~和歌山間。(貨)和歌山操駅廃止 11/1
竜華操車場・竜華信号場・和歌山操駅(以上天鉄局管内)廃止

【操車場→信号場】 竜華操車場→竜華信号場

神戸臨港線 支線 神戸港~摩耶埠頭間 (4.5km) が廃止。(貨)摩耶埠頭駅廃止 11/1
加古川線【貨物営業廃止】全線廃止 11/1
福知山線【新駅開業】西宮名塩、新三田 【貨物営業廃止】香取~ 松岸間

全線の貨物営業廃止
L特急「北近畿」運転開始
特急「まつかぜ」廃止

福知山線宝塚~福知山間,山陰本線 福知山~城崎間電気運転開始 11/1
山陽本線【新駅開業】上道、(貨)防府貨物 11/1
境線【貨物営業廃止】全線 11/1
播但線 【貨物営業廃止】 11/1
【廃止】姫路~飾磨港間
山陰本線 【貨物営業廃止】 長門市~幡生間 11/1
呉線【貨物営業廃止】全線 11/1

川原石駅に全列車が停車するようになる。シティ電車が20分間隔で運転されるようになる

福塩線【貨物営業廃止】全線11/1
芸備線 【貨物営業廃止】 11/1
備中神代~東広島 間
予讃本線【新駅開業】 光洋台、鳥ノ木 11/1

多度津 ~ 松山間【高速化】(最高速度95km/h)

土讃本線【新駅開業】高知商業前、枝川 11/1
牟岐線 徳島~二軒屋間【新駅開業】阿波富田 11/1
徳島本線【貨物営業廃止】全線 【臨時乗降場新設】鮎喰 11/1
高徳線【貨物営業廃止】 11/1
【新駅開業】高松~栗林間に栗林公園北口
栗林~屋島間に木太町
屋島~八栗口間に古高松南
八栗口~志度間に讃岐牟礼 鹿児島本線【駅廃止・統合】葛葉→門司港、西八幡→黒崎 11/1
唐津線【貨物営業廃止】久保田~西唐津(-42.5km) 11/1
松浦線【貨物営業廃止】有田~伊万里 11/1
筑肥線【貨物営業廃止】伊万里~山本~唐津 11/1
山野線【貨物営業廃止】全線(-55.7km) 11/1
宮之城線【貨物営業廃止】全線(-66.1km) 11/1
肥薩線 全線で特殊自動閉塞(電子閉塞)を導入 11/1

【廃止】快速 やたけ

豊肥本線【新駅開業】東海学園前 11/1
胆振線【廃止】全線 (83.0km) 道南バスのバス路線に転換 11/1
【廃止】国鉄阿仁合線(-46.1km)、角館線(-19.2km) 11/1
【開業】秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸北線鷹巣~比立内(46.0km)、秋田内陸南線松葉~角館(19.2km) 

【駅名改称】鷹ノ巣→鷹巣

秋田内陸縦貫鉄道(第3セクター)北線鷹ノ巣~比立内間,南線角館~松葉間開業 11/1
飯田線 急行「こまがね」廃止 11/1
急行「天竜」を「かもしか」に改称、一部は快速「みすず」に格下げ 11/1
【貨物営業廃止】田川後藤寺~夜明(-38.7km) 11/1
【列車廃止】「あさぎり」・「はんだ」・「ひこさん」名称廃止
通勤専用列車「湘南ライナー」登場 11/1
ひたち・ホワイトアロー・ライラックと北海道の一部のキハ183系に発信専用の電話機設置 11/1
コンテナ情報システム、”エポックス”の機能拡大 11/1
広島駅に”ホットポット”設置 11/1
各地で新駅開業 11/1(再掲)

国鉄はダイヤ改正に合わせ次の駅を営業開始

函館本線  発寒
札沼線  あいの里教育大 東北本線  矢田前および小柳
奥羽本線  新青森
大船渡線  猊鼻溪
大糸線  姫川
東侮道本線  西岐阜およぴ岐阜貨物ターミナル
山陽本線  上道およぴ防府貨物
福知山線  西宮名塩及び新三田
豊肥本線  東海学園前

3線で駅名改称 11/1

東北本線 浅虫→浅虫温泉
大船渡線 鹿折→鹿折唐桑
越後線 大河津→寺泊

にそれぞれ改称。

国鉄手荷物輸送廃止。 11/1関連→運輸約款(時刻表抜粋)(準備中)
地方ローカル線廃止 11/1
播但線 姫路~飾磨港間
胆振線 倶知安~伊達紋別間 胆振線【路線廃止】全線(-83.0km)。道南バスにバス転換
富内線 鵡川~日高町間廃止
角館線 角館~松葉間
阿仁合線 鷹ノ巣~比立内間廃止
阿仁合線、角館線を秋田内陸縦貫鉄道に転換。11/1

北線(旧・阿仁合線)鷹ノ巣~比立内間、南線(旧・角館線)角館~松葉間

太平洋石炭販売輸送 東釧路駅-春採駅 知人駅-臨港駅 廃止 11/1
十和田観光電鉄【貨物取扱廃止】11/1
蒲田駅東急乗換え改札業務、東急から国鉄に移管 11/1
東武鉄道伊勢崎線草加付近の一部高架化 11/
十和田観光電鉄 貨物取扱廃止 11/1
東武鉄道東上本線 貨物営業廃止 11/1
上毛電気鉄道上毛線【貨物営業廃止】 11/1
帝都高速度交通営団ダイヤ改正。 11/1
新潟交通と熊本市運賃改定 11/1

新潟交通は平均8.1%、熊本市は同8.5%の値上げとなる旅客運賃改定を実施

富士急行 急行「かわぐち」廃止 11/1
富山地方鉄道 電鉄富山駅移設。0.1km短縮 11/1
名古屋臨海鉄道東港線コンテナ輸送開始 11/1
西日本鉄道宮地岳線【新駅開業】 唐の原駅開業 11/1
南阿蘇鉄道高森線【新駅開業】加勢、見晴台 11/1
札幌駅付近高架化工事で軌条敷設開始。 11/5
国労水戸地本脱退者570人が「東日本水戸鉄道労働組合」を結成 11/5
「国労第2勢力に転落」と発表 11/6
国鉄職員局は先月の調査で組織率が5割を切った国労が、さらに1万1000人組合員を滅らし、当局と協調路線歩む12組合で組織する国鉄改革労働組合協議会と勢力が逆転した、等を内容とする労働組合組織概要を公表
津軽海峡線本州側陸上部の軌条敷設完了 11/7
木原線第三セクター方式導入決定 11/7

第1次廃止対象同線の協議会は、同線運営に第三セクター方式を導入して鉄道を存続させる事を決定。なおこれで1次線40線は、すべて転換が決定、内訳はバス22線、第三セクター方式16線、地方鉄道移管2線。

南海サザン、ローレル賞授賞式が難波で行われる。 11/9
弁天橋電車区で撮影会 11/9
EF60の”さよなら運転”開催 高崎~越後湯沢間 11/9
EF60の”さよなら運転”開催 高崎~越後湯沢間
画像 wikipedia
クモハ42 宇部新川から山陽本線の油宇まで団臨で本線走行 11/9
会津鉄道株式会社設立 11/10
宝塚~福知山間が電化。西宮名塩駅、新三田駅開業。貨物営業廃止 11/11
急行「天竜」を「かもしか」に改称、一部は快速「みすず」に格下げ 11/11
関西本線 【操車場→信号場】 竜華操車場→竜華信号場 11/11
国鉄清算事業団への助成、政府前向き姿勢 11/12
参議院特別委員会、運輸相答弁
国鉄記念号 C57 1+旧型客車4両で小郡~津和野間を運転 11/12
福岡市2号線全通 11/12

福岡市交通局は2号線箱崎九大前~貝塚間1.0kmの旅客運輸営業を開始、同線は1号線とともに49年8月の事業免許取得以来12年目の全線開通。なおこれに合わせ国鉄筑肥線もダイヤ改正を実施

国鉄を守る国民会議主催、国鉄解体を阻止する全国集会に7千人 11/13

国労委員長初参加。11.25 1万5千人で集会

土佐くろしお鉄道の中村線運営決定 11/13

阿佐西線と宿毛線を工事運営する土佐くろしお鉄道は、5月30日運輸省が廃止を承認した中村線も一体経営することを取締役会で決定

新幹線の速度アップ、振動苦情広がる 11/14

新幹線の速度アップに伴い、振動が地震のようになったなどの苦情が続発。民営化後は新幹線は新幹線保有機構が施設を保有することになり、公害防止工事の施工をどこが行うかなどは決まっていない
 注:当初新幹線は、新幹線保有機構が線路を保有し、各旅客会社に貸し付ける形となっていたが、これでは減価償却が車両分しかできないため利益が出すぎることとなり、JR東海が中心になって政府に働きかけ、新幹線施設を買い取ることになった。なお、この際自民党を中心とする与党が整備新幹線建設財源の一部を買い取り価格に上積みされることとなった。

新幹線自動解結現車試験 11/14

国鉄は東京第一運転所大井支所で、電気軌道総合試験車に仮設した「新幹線自動分割併合システム」の現車試験を、15日までの2日間にわたり実施

中央東線 昼間の定期普通列車の新宿駅乗り入れを廃止 11/14
湖西線(安曇川~永原間)で381系を使用して高速試験を実施、狭軌最高の179.5km/hを記録 11/14~12/17
二俣線譲渡認可 11/14

運輸省は天竜浜名湖鉄道が申請中の国鉄二俣線貸借、譲渡、譲受を認可、これにより62年3月15日の開業が決定

参院国鉄改革特別委員会の中央公聴会が聞かれ,吉田忠雄明治大学教授ら4人が国鉄改革に関する意見を公述 11/14
第2次特定地交線岩日線の第3回対策協議会で第3セクター化を決定 11/14

第2次廃止対象同線の協議合は、10月13日の地方協議会決定を受け、同線運営に第三セクター方式を導入して鉄道を存続させることを決定。→錦川鉄道

大宮運転所で撮影会 11/14
中央線、定期普通列車の乗入れを廃止 11/14

昼間の定期普通列車の新宿駅乗り入れを廃止
快速電車の大月方面運行開始。「通勤快速」運行開始

参院国鉄改革特別委員会の地方公聴会が新潟,静岡,広島で関かれ,12人が意見を公述 11/15
若桜町、八東町、船岡町による若桜線運行対策準備会を結成 11/15
参院国鉄改革特別委員会調査団が汐留,東京両駅を視察 11/17
湧網線バス転換日決定 11/17

第2次廃止対象同線の協議会は、62年3月19日限りで鉄道を廃止、翌20日からバス運輸に転換することを決定

国労新執行部発足、雇用で現実的要求 11/18

国労(六本木敏委員長)は17日の中央闘争委員会で、政府に対する雇用要求を決定

新会社要員の21万5千人を外し、拡大すること
清算事業団や各会社への職員振り分けは組合別の差別はしない
北海道・九州での雇用確保には特別に配慮する
    国鉄当局は法案の実施にあたっては、団体交渉を行い問題が生じないようにする
    分割民営化にあたっては、現行労働条件を受け継ぐなど
職員管理調書を選別の資料としない

四国初の電車121系高松に到着 11/18
東京西局では、来春登場する展望電車の概要を発表 11/18
樽見鉄遵延長免許 11/18

運輪省は樽見鉄道が申請中の、神見~樽見間10.9km地方鉄道業を免許

国鉄用地売却、地方にも資産処分委員会 11/19
全国9箇所に設置方針
200系301km/hを記録 11/20

国鉄が18日から東北新幹線仙台北上間で実施の200系速度向上試験中、12両編成の試験車両が目標を1km/h超える301km/hを記録

大阪駅前の一等地、国鉄随意契約で払下げへ 11/20(新聞掲載)

大阪駅西横にある、梅田コンテナヤード跡地(3万1千平方メートル)のうち5400平方メートルを「教育事業用地」名目で大阪市に随意契約で払下げる方針を固めた。・・・・現状を見ればよく判ると思いますが

政府は,参院国鉄改革特別委員会に「国におげる国鉄等職員の採用計画」を提出 11/20

国鉄改革を推進していくうえで最大の課題は、再就職を必要とする国鉄職員の雇用の場の確保にあるため、政府は9月12日の閣議で「国鉄等職員再就職計画」を決定し,産業界や地方公共団体の代表などに国鉄職員の受け入れを要請してきた。政府が参院国鉄改革特別委員会に提出した「国における国鉄等職員の採用計画」は,総務庁が、61年度から65年度当初におげる各省庁別の国鉄職員等採用目標数をまとめたもので,郵政省の4,000人(うち61年度分576人)を最高に運輸省1,860人(89人),大蔵省1,260 人(27人)など全体で13,003人(1,169人)となっている。

四国運輸局は四国総局管内国鉄パス5路線14区間(71.7キロ)の廃止を承認,実施は12月1日 11/21
金沢局の欧風気動車キロ65”ゆぅとぴあ”松任工場で完成 11/21
龍華操車場で撮影会 11/21
新幹線100系のローレル賞授賞式開催 11/21
100系新幹線
福島機関区で撮影会 11/21
東京急行電鉄 東急総合研究所を設立 11/21
近鉄5000形さよなら運転 11/21
国鉄を守る国民会議、1万5千人で集会 11/25
都之城線バス転換日決定 11/25
第2次廃止対象の同線協議会は、62年1月9日限りで鉄道を廃止、翌10日からバス運輸に転換することを決定
中村線転換日決定 11/25

第3次廃止対象の同線協議会は、62年4月1日から同線を土佐くろしお鉄道に引き継ぐことを決定

金沢局、欧風客車の電車併結運転試験 11/25~12/5
北海道の国鉄混乱 11/26
智頭急行 地方鉄道法第12条に基づく地方鉄道事業免許を申請 11/27
北海道地方は11月としては異例の吹雪に見舞われ、函館本線や千歳線などで特急21本を含む132本が運休
参議院本会議で「国鉄改革関連8法案」,政府等に対し雇用対策に万全を期すことなどを求めた附帯決議とともに可決直ちに参院本会議に緊急上程され可決成立 11/28→12/4公布

国鉄改革関連8法案は,衆院では9月25日の本会議での趣旨説明を皮切りに、10月24日国鉄改革特別委員会で可決、28日には衆議院本会議で可決、参院へ送付。参院では、29日本会議での趣旨説明に始まり,11月28日国鉄改革特別委員会で可決,本会議で可決成立。本議案に関しては、衆参を通じ特別委員会での審議は23日間(公聴会等6日間を含む)に及んだと記録されています

国鉄職員の賃上げに関する仲裁裁定の議決案件が参院本会議で可決,承認され,仲裁裁定の完全実施が決定 11/28
本社内に移行準備室等を設置 11/28
国鉄分割・民営化法成立に国労〈暴挙〉、国鉄改革労協〈待ち望んだもの〉と各々声明 11/28
札沼線【臨時乗降場新設】新川臨時乗降場・太平臨時乗降場・【駅新設】あいの里教育大(旅客駅)臨時乗降場は旅客のみ取扱い 11/28

【駅移転】釜谷臼(桑園起点14.7 km→15.1 km)【駅、要員削減】石狩月形 出改札要員廃止、運転要員が出札業務を兼務 【無人駅化】新十津川

天竜浜名湖鉄道のレールバス遠江二股駅に到 11/28
営団有楽町線延長部分トンネル工事完成 11/30
57年4月以来工事中の同線新富町~湾岸間土木工事が完成、トンネル接続地点で貫通式を実施
日高線

苫小牧(貨)~様似間、特殊自動閉塞(電子閉塞)化 11/

砂川・歌志内両駅を除き乗車券の販売を廃止 11/
姫新線【CTC化】11/
土讃本線【CTC化】高知~窪川間 11/
西武鉄道 「西武ライオンズ '86日本シリーズ優勝記念乗車券」発売

http://jnrera3.webcrow.jp/nenpyou/shouwa_JNR/s_61_5.html

是非興味を持たれましたら、弊サイト本文を併せてご覧いただければ幸いです。

もうこれだけで、おなか一杯になってしまいそうなのですが、紀勢本線で活躍した485系「くろしお」ですが全車両、福知山線の電化完成時に、特急列車として転用され、北近畿として活躍を開始します。
また、国鉄職員の「国におげる国鉄等職員の採用計画」を提出、各省庁などに受入を要請しています。
郵政省が一番多く、外務職を中心に採用され、郵便配達業務や、貯金保険の業務などに採用されているかたが多かったと記憶しています。
当時、郵政研修所に勤務(正確には研修生として兼務)しており、夕方の休憩室で、国鉄職員ばかりが集まって話をしている中で、これで郵政省も再び民営化なんて事になったら大変だなぁと話していたのが非常に印象的でした。

さて、昭和61年当時の国鉄の話をしだすときりが無いので、肝心の紀勢本線に目を向けてみようと思います。

特急は臨時列車を含めて22本が設定されており、7:00~12:00までは臨時列車を含めると、30分おきに出発しており、途中鳳停車の三本設定されている他、注目すべきは運転時間で、昼間時間帯の列車を中心に天王寺~和歌山間を41分で結んでいます。たまにダイヤが乱れていたときなどは回復運転で39分程度で走ったという話も聞いたことありますし、実際に、回復運転では2分・3分の遅れの場合は遅れ取り戻していました。


また、普通列車の増発が行われ、湯浅まではほぼ30分間隔のダイヤとなり、利便性は向上しました。
残念ながら、完全なパターンダイヤではありませんが、非電化時代の二時間か三時間に一本と言うことを考えれば使い勝手はぐっと良くなりました。
また、客車列車で残っていた新宮行きは、系統分割が行われ、346Mと2340Mとして紀伊田辺で乗り換えとなりました。
長距離旅行で振るう列車を利用する人に直通のうまみがなくなったと言えますが、7分の停車時間での乗り換えですので、十分な乗り換え時間は確保されていたと言えます。

肝心の夜行れ車に関してはお寒い限りで、9922M「いそつり」と922Mの二本だけとなります。
「いそつり」は運転日によっては12系客車で運転される日があるようで、11月21日から23日までは客車での運転となっています。
なお、「いそつり」は、あまり早く到着しても意味が無いので、天王寺は24分早く発車するものの、到着は922Mの4分前とささやかなものとなっています。

参照したのは、交通公社時刻表986年11月号で、当時の資料という位置づけとして引用させていただきました。

次回は、いよいよ分割民営化後のダイヤということで、昭和62年4月と8月の時刻表を見ていきたいと思います。


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