国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

国鉄改革のあゆみ 104

2010-09-13 06:41:46 | 国鉄改革関連

ランキングに参加しています、是非ともクリックをお願いします。                                                  

国鉄改革も大詰めを迎えた昭和62年昭和61年(誤りがありましたので、訂正させていただきました)2月20日の公企労レポートをお送りしたいと思います。
すでに国鉄の新会社、機構、組織など概要がかたまり、残念ながら国労組合員は、北海道、九州で半数以上が不採用の結果となりました。

ということで、概要をお伝えしたいと思います。

4月1日スタートする国鉄新会社の機構、組織、採用職員の全容が第3回設立委員会で決定した.採用職員は20万4,126人で、北海道、九州以外はいずれも規定人員を割りこんでいる。組織、機構は民間私鉄と同様、責任体制明確化のため事業部制を導入、営業部門を強化。本社をはじめ鉄道管理局所を中心に準本社、支社を置いて地域密着性を強く意識したものとなっている。国鉄当局はこれを受け14日、幹部職員、現場管理者計8,400人の大幅な異動を新会社発足後の配置を睨んで発令、本社の幹部職の3割が各地に転出する。引続き、第2、第3の異動が予定されている。採用が決定した20万4千余人に対する採用通知は16日朝から始められ、職場の明暗を分けたが、規定人員を上回る応募者のあった北海道、九州で6,400人が不採用となったほか、本州・四国ではほぼ全員がいずれかの新会社に採用された。これにより、新会社の基本体制は、ほぼ整ったことになる。

続く

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国鉄があった時代 昭和20... | トップ | 国鉄があった時代 昭和43... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国鉄改革関連」カテゴリの最新記事