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さて、公企労レポートの続きを再びアップしたいと思います。
いつも読んでいただきありがとうございます。
それでは早速始めたいと思います。
【皆同じ目標を持っているのだから、今までの経緯を拭い去ってくれよということですね】
そうです。過去の何かを問えばいろいろあります。おじいさんやおばあさんは、昔青年であり娘だったんです。皆きれいだからと威張ったって今が大事なんです。今何をなすか、この一点に集中できればよいので、できない理由のあれこれ捜すのは共産党の論理です。排除の論理です。だからそういうものはもう通用しないということをどんどん論理の場で確認していきます。
【来年4月1日の新事業体の発足を迎えるに当たって一企業一組合、しかも労使協議制を基軸に基盤の安定、発展をさせるためには改労協を中心とした多数派形成がまず、大きな目標だろうと思いますが、現状では国労がなんといっても最大の組合であり影響は非常に大きい訳ですが、このことも念頭に置きながら、今後はどのような対応を考えておられますか】
もうはっきり言えますことは、この1ヶ月で力関係が対国労という関係でみますと逆転するということです。改革を目指す人のほうが数としてふえるかどうかわかりません。つまり組合に所属しないで、無所属でいる方もいらっしゃるでしょうから。
しかし国労が半数を割ることははっきりしてますね。次のあと1ヵ月ぐらいで改革協の側が組織結集率として50%を越えます。この勢いは、どんなに社会党や共産党が国会の中で取引し、自民党が国鉄当局に言ってくるかもしれませんが変わりませんね。なぜなら自民党が国民を裏切ることになりますから。しかしそういう取引の可能性がないわけではいうこないのでこの辺りを危惧しています。まあしかし改革ということは進んでいくのでしょうから、それにふさわしい労働組合のありようを考えていけば、いろんなしがらみなんかは全部捨て去って、自分の立身出世などは全部捨て去って、世紀の革命的事業に全てが結集すると
し、そのように皆が徹すればいいわけですから、そこに向かっての議論をあらゆる場でしていきます。
それに反対だというならそのかたはそれなりの道を歩んでいただく、これは仕方がないですね。多数派をとった人はその責任が旧来にもまして大きくなるということです。多数派であった時代に言いたいことを言って、多数派に文句言ったのとは全く立場が逆になるのですから、多数の人を連れていって多数の人の幸せを考える。そのことによって初めて多数の意味があるわけで、多数の意味は威張り散らすこととは全く別ですね。むしろ多数になったら本当に謙虚に所属する組合員のために己を捨てるということですから、己を捨てられない指導者は、指導者になってはいけないということです。
まぁ、ここまでくれば大衆の知恵がそのようにするんじゃないでしょうか。短期間に。
【今まで話されたことで伺いたいことは、尽きたのですが特にこれだけは、各労組、当局も含め腹をくくってもらわなければならないんだということを要約していただきたい】
非常に困難な事業だということをお互いに分かっているのですが、これを観念の中で困難と考えていると実際の困難性とのギャップがでてくると思います。だから極端にいうと自分を捨てるということです。自分を捨てて鉄道体を活かす、そうしますと、先ははっきりしてるわけで、自分の属する組織のこと、あるいは新会社の経営陣としての自分の位置、それをあれこれ探っていますと元のもくあみふたたび落ち込みますから、その時にはもう救いがないわけです。今、必要なことは、非常に困難にぶちあたっているのだから皆が自分を捨てようじゃないか。もうこれしかありません。
そして困難な事業は常に犠牲がつきものです。いかなる犠牲も恐れずに頑張っていくより仕方が無いんでして、がんばるということは抽象論ではなく具体的なことです。そのためにはやるべきことの全て一つ一つやっていくことだと思います。単純でいいと思うんです。一番単純につけばそれが正義だと思います。
以上で、終わりです。
今夜半からは、新しいテーマ
「客観情勢無視、国労強硬路線を継続」からスタートいたします。
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