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昨日に続きとして、国鉄当局の見解について述べたいと思います。
この点について、全文公企労レポートから引用しますと。
【国労を除く組合と現場管理者、一般職員の結集を目指した具体的な動きですが・・・・】
聞くところでは6月29日に国鉄改革の大集会があるようです。この集会は3千人くらいの人が日比谷公会堂に集まるということです。この集会には職員からの盛り上がりで動労、鉄労、全施労、真国労の四組合、それに都内の有志組合である新生鉄道を作る会、活力ある新会社を作る会、有隣会、六和会、睦会、見習いの人達、東京北局の現場管理者の会である新生会、東京南局の管理者の会である未来を拓く会、東京西局管理者の行政改革完遂のための考える会の人達が一堂に会して決意表明など国鉄改革に向けて鉄道精神を新たにしようということのようです。このような気運が出てきています。
【これから本当に汗をかき、協力をしなければならない時期になるので共同宣言組合からは国労が今になって共同宣言の仲間に入ってきてもらっては困るということが一方にはあるのではないですか】
それは勿論、今までの実績が違うということは事実ですね。組合間の違いは職場規律の問題から始まっていますし、さらにその前から鉄労は合理化推進と言ってきましたね。
少なくともそういう鉄労、動労、全施労という組合はこれまでの蓄積を持ってきていますね。そういうものが評価されなくて、かりに今入ってきたから皆同じだということになるのかと言うと、それは違うのでしょうね。やはり人間は傷もありますし、勲章の数、傷の数というのは早く目覚めたところに所属している人達はより幸せな選択をしたんだと言うことがしみじ判るようなことにならなければいけないのではないでしょうか。
【共同宣言をしているということは、合理化にも希望退職にも協力する、そして国鉄労使が一体となって鉄道のサバイバルのための努力をするということですが、国労とのこの辺のところは・・・】
ただ、雇用安定協約を国労とは絶対に結ばないと今の段階で言えるかとなりますと、必ずしもそうはいえないわけで共同宣言を結べば雇用安定協約を結ぶと国労に言っている訳です。ところが共同宣言を結ばないで何だかんだと言いますからおかしい訳ですね。もう手遅れではないかという気はします。
労使共同宣言は国鉄改革を労使が一緒になって取り組もうということですから一緒になってやっている労働組合に疑心暗鬼があったり、不信感があったりしてはいけない訳です。このことは十分考えなければならないことだと思います。
ですから我々は不信感を除くようにフェアな態度でものごとを処し、事実に即して考えてもらうということが大切ですし、話はいくらでもして信頼関係をより強固なものとしていくと。それが国鉄改革あるいは雇用問題を解決するための大事な条件だと思っています。
引用終了
当局としては、管理者を含めて改革に向けて新たな動きがある一方で、国労に対しては共同宣言を結べば雇用安定協約を結ぶことを約束しているのですが、国労自身が共同宣言を拒否しているため、雇用の安定という点では手遅れではないかと感じている人のことであり、「組合潰しが、国鉄改革の目的であった」という見方が大勢ではありますが、こういった内容を見る限りでは、国労自身の体制の問題が、当局との距離を置かせる結果になったのではないかという気もします。
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