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本日も公企労レポート綴りたいと思います。
【過渡的な措置と言うことはよく分かります。しかし例えば、専従職員の問題とかいろいろ具体的な話になると問題が残りますが、これは単位組合でそれぞれ解決するということになるのですか】
単位組合で処理すべきこと、新労組で処理すべきこと二通りあると思います。動労についていえば専従の問題、財産にかかわる問題方針にかかわる問題とか、自分たちで処理のできる問題については進めていますが、動労だけでなくそれぞれの組合が同じ問題をもっているわけですが、自らがそれぞれ解決する努力をしながらその上で各組合が問題をもち寄り討論を深めていけば、解決は早いのではないかと思います。但し、各組合がセクトに固執すれば過渡的措置を克服する時間は長引くことになります。そのようなことのないよう、取り組んでいきたいと思っています。
【新組合には国労の良識ある人達も加入できることになっており、いわゆる国労旧主流派の人達の中には、協調路線への転換していますがこれはどういうことになりますか】
私たちの当面の目的は新事業体の活性化にあります。それに対して労組としてできる限りのことをやらなければならないと思っています。これを通じて新事業体で役に立つ意識の変革をまずやらねばなりません。国労の皆さん方の考え方、動向をみますと正にここが欠けているわけで、自らこれを自分のものにする努力をせず、ただ新事業体にいくことのみを目的にしています。ですから、悪くいえば意識改革なしのなだれ込み策といえるものです。国労の一部の人達が今柔軟路線と称して新しい労働組合を目ざすという動きを示していますが、この人達が、私たち改革協が意思統一を図っている内容にどのような対応をしてくるのかこれは注目しておかなければなりません。改革協が示している方向と同じかどうか、その辺注目しながら、話のできる者については何も完全に拒否するのではなく、対応していくかどうか見極める必要があると思っています。
【新組合とは、意識改革がなされた組合ということを基本に、それがなされていれば、いろいろな人が集まることに異論はないということですね】
苦労することを決意し、それを実践することの出来る人達は共にやっていけると思います。苦労をせず、楽をしたいという人達がいるとすれば、新事業体はよりきびしい環境に置かれると思いますから、直ちに挫折します。それは即経営を不完全なものにすることになります。苦労をいとわない人たちが集まって始めて新事業体が成り立つものです。こう考えますと、当局と国労内の一部の人達が、労使協調の方向で行くのは結構ですが、今いった基準はお互いに明確にし、具体的に措置することが必要だと思います。
【将来、新組合は全民労協加入の方向へ行くことは確定的ですね】
今労働界をめぐる客観情勢は、労戦統一という大きな流れになっています。民間になれば当然あげて全民労協に参画して、そこで私どもの活動を展開したいと思います。但し、従来のような運動の目標内容ではなく、新事業体の活性化に立脚した政策、運動ということになるだろうと思います。
【運動方針、綱領も余りぎくしゃくせずに固まるという自信もお持ちですね】
そこまでを見通して、私達は従来の綱領を変えて新しい綱領づくりを目ざし、今度開かれる大会で決定するようにしたわけです。ですからそのよに行くだろうと考えています。
以上
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