日曜日の昼下がり。中学生1年生のhさんのスケジュールに合わせ、プライベートなアトリエとして開講です

中学生は部活もあるので日曜日が良いのですね✨
今回は、『団扇に描く』という課題で制作しました。団扇、と言っても、ちゃーんと竹の軸です


表

裏
団扇なので、表と裏の両方が描けるのが嬉しいですね!
hさんは、裏の方が好き



南部鉄器の風鈴🎐を聴きながら〜🎐

最初は、扇筆と青墨で、手漉き和紙に遊んでみます。
巻物の要領で描いていきますが…
縦にしてみると、これまた掛け軸のようにも見え、
遊びの筆跡が、なにか風景のようにも見えてきます…✨

趣 ありますね。


描いてるhさんの横に…いつのまにか猫のルカさまが…


顔彩や水彩絵の具を混ぜ合わせ、納得のいくまで試行錯誤し色を作り出す彼女。

団扇が完成したら、自由に描いてます


黒板に、ダストレスチョーク(日本理化学工業株式会社さんの!)でお絵かき


学校の黒板には、自由なお絵かきなんてできないものね



シュトックマーの固形絵の具は、発色も良いから好きね


前回のKクレイ粘土で、自宅で創作してきてくれました


ボルダリングがテーマだそうです



伸びやかで、ワイルドだけ細やかさもあって、
hさんらしさがこの立体にも表れてますね

お迎えにきたお母さまを、さっそくこの団扇で扇いであげていた優しいhさん

学校のクラスには、思うように登校できなくても
部活には参加できてる彼女です。こうして、お休みの日にアトリエに通ってきてくれる彼女とお母さんに心で寄り添い、アート表現の時間を共有できることは、私にとっても幸せなことです

なぜなら、私も制作を通して彼女の思いや行為に共鳴するからです。
それは、まるで…
ライブセッションのよう

制作の時間は、まさしく生きている時間。互いに影響を与える空間になりえるのです
