白コリドラスは一年に数回産卵しますが、数日前に今年になって初めて産卵しました。コリドラスは卵を水槽の壁や水草などに擦り付けますが、これを採取するには「指でこしとる」ようにし、指先についた卵を孵卵容器に移します。卵は粘着性がありなかなか指から離れませんが、ピンセットなどで押しとる(はさんではダメ)ようにして容器に沈めます。この時容器の壁に付くとまず孵化しませんので底に落とします。
孵化させる容器ですが生まれた水槽に浮かべるメッシュタイプのメダカ産卵容器がうまく行っています。サテライトも使ってみましたが使い方がうまくないせいか孵化率はあまり良くありません。
卵には無精卵と有精卵が混在し一見して白く透き通ったような卵は無精卵です。有精卵は少し茶色がかかっているので、慣れるとすぐ分かります。ただ有精卵は全て孵化するわけではなく、良く観察を続け卵の周囲にフワフワしたカビが出てきたらすぐに撤去します。
産卵して数日たつと上図右のように数ミリの稚魚が泳ぎ回るようになり、様子を見て餌を与えますが、いろいろと試した結果現在は「殻付きシュリンプ」を与えています。これは水面に浮いてしまうので拡散して沈めますが、多く与えすぎると塊になってしまうのですぐ撤去します。
白コリドラスは孵化した後は割合簡単に成長させることができ、稚魚が元気にたくさん泳ぎ回っている水槽はとても楽しそうです。
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