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原付のタイヤ交換に挑戦~後編~

2014年03月12日 16時40分12秒 | バイク(Today・AF61)

前編からの続き~

 

何とか無事リアホイールを外す事が出来たので、タイヤの着脱作業に移ります。

まず始めにタイヤの空気を抜く訳ですが、バルブコア用ドライバー(虫回し)が有ればそれを。

自分は買ってないので・・・、と言うか買う必要も無いだろう、と言う事で原始的手法で抜きます。

バルブコアの先端の棒状の物を押してあげれば空気は抜けますから。

自然と抜けなくなる(タイヤ内圧と大気圧が一緒)まで待ち、ひとまずOK。

次はホイルからタイヤの”ビート”を落とす作業です。

これは諸先輩方が実践されてる方法をネットで調べて、真似してみます。

タイヤとホイールの接合部(リム部)にタイヤレバーを当てがいます。

この状態で、レバー付近のタイヤのサイドウォールを足で踏みます。

ガッツリ体重を乗せましょう。

爪先立ちだと上手く体重が乗せられない場合は、踵で踏むと良いかもしれませんね。

充分に体重を乗せてタイヤがヘコっとなってる所でレバーをグイグイ押し込むと・・・

『ベコッ・・・』って感じでビートが落ちます。

一か所落ちてしまえば後はレバー無しで足で踏めばズルズル外れます。

こんな感じ。

反対側も同様にビートを落としたら今度はレバーを用いてタイヤをホイールから外します。

タイヤレバーは自転車のタイヤ交換と同じ要領で使えばOKですね。

少々力が必要ですが、レバーを上手く使えばテコの原理でムニムニ外れて来ます。

最近では慣れてしまったのか、自転車ではレバーを使わなくてもタイヤの交換が出来ます。

が、さすがに原付のタイヤは素手では無理だね・・・。

少しずつズラしては外しを繰り返し・・・

無事外れました。

力任せにやると大変なので、レバーの長さと形状を上手く利用すれば比較的楽かも。

今回、折角タイヤを外しての交換になるにで、バルブコアも交換します。

今まで着いていた物は廃棄するので、切ってしまっても大丈夫。

最初ニッパーで切ってみたけど、カッターの方が全然楽チンです。

何故にニッパー?と言うのは・・・、いや~手元にカッターが無かったので・・・(無精者なので)

外れたら新しいエアバルブを取付けてる訳だけど、手の力で押し込んで入れるのは厳しいかも。

ワタクシは自動車用内装剥がし工具(くぎ抜きの様な先端形状)でひっぱりあげました。

元々着いてたバルブ(廃棄予定)のキャプをねじ込み、隙間に工具を挟んで『エイッ』と。

これだと呆気なくハマります。

専用工具っも有るみたいでど、この方法で全然OKだと思います。

ところでこのホイールは、ドラムブレーキの一部も兼ねている構造です。

折角外したので、パーツクリーナーでブレーキダスト等の掃除をしておきます。

ウエスで拭き上げると・・・

わお、キチャナイ・・・

ついでにブレーキシューの残量もチェックしておきます。

とある情報によると、シュー残量限界値が2.0mmとの事。

見た目3~4mmあったので、今回はそのままにします。(替え部品用意して無いし・・・)

それではタイヤをはめて行きます。

その前に新旧タイヤの比較を・・・

表記サイズ(80/100-10 46J)は同じだけど、何故か違う外径寸法・・・

溝はさすがに新品に比べると摩耗してたんだな~・・・と思わせられます。

手触りも新しい方が柔軟性があるのに対し、外したタイヤはプラスチックの様にカチカチ。

今度のタイヤはセンター部にストレートライン溝があり、排水性も良さそう。

雨の日は乗らないけど・・・

それでは早速タイヤを取付けてみます。

タイヤには回転方向の指定があるので、組み付ける際には細心の注意を。

間違えるとまた外して~・・・となりますので。

タイヤをホイルに取付ける際、専用のワックス(?)が有るみたいですが、今回は代用で

これを使います。

同じ効果が得られるとの事なので。

タイヤのホイルリム接合部の所に塗る事で、滑りが良くなってハメ込みやすくなるのが狙いです。

タイヤをホイルにあてがい、レバーを駆使して入れて行きます。

一度タイヤがホイールにハマった箇所は、脚で踏んで固定しておくのがコツです。

でないと、レバーでハメ込む度に、反対側が外れてしまって・・・の繰り返しになりますよ

無事ホイールにタイヤが収まりました。

この状態で空気を入れて、ビートを上げてあげなければいけません。

事前情報によると、「自転車用の空入れでは全然上がらない』と言う人が結構いましたが、

自転車、特にスポーツバイクは空気圧が10Kg/cmレベルまで上げたりします。

対して原付号のタイヤは2.0Kg/cm程度。

行けるんじゃ・・・?と思いながら試してみます。

空気を入れ始めて間もなく、『ポンッ』と言う音と共に呆気なくビートが上りました。

誰だよ・・・自転車用空気入れではビクともしないなんて言ったヤツ・・・

そのまま空気を入れ続け、指定空気圧を目指します。

説明書には2.0Kg/cmと有った気がしますが、転がり抵抗低減を狙い少し多めにセッティング。

空気圧のセッティングが済んだら、そのまま車体へ取付てしまいます

この時、ローテーション方向に間違いが無いか、再度チェック。

大丈夫です。

後は平ワッシャーを忘れずに取付、ナットでホイールを固定します。

使用レンチは24mmです。

締め付けトルクは・・・外した時の感覚で・・・

その後、マフラーを取付けして一先ずリアは完成です。

錆びてた部分も黒々しくなっているのがポイントです。

新品のタイヤは、今までの亀裂タイヤとは見た目の安心感から違いますね。

そのままの勢いでフロント側も交換してしまいます。

フロントはリアに比べて全然楽チンです。

写真を撮る間もなく外してしまいました。

山はまだ有りそうなんだけど、このフロントタイヤは空気が抜けちゃうんだよね・・・。

でもスリップサインギリギリか

あ、フロント作業時はフレームにジャッキを掛けて浮かせ気味にする事を忘れずに。

ちなみにこれがフロントタイヤの車軸です。

タイヤの脱着作業はリアと一緒なので割愛します。

リア同様、ブレーキ周りの清掃と、ショックアブソーバーのダストブーツがボロボロだったので交換。

以前安かったので予備部品として買っておいた物が役に立つ時が来ました。

これでフロントも終了です。

無事、前後とも交換が完了しました。

最後にエア漏れ、排気漏れのチェック、外した箇所の取付具合をチェックして完成です

実際掛かった時間は、リアが初めて+面倒な箇所=2時間程で、フロントは40分位でした。

1度要領を得て最低限の道具が有れば、自転車のタイヤ交換が出来る人なら出来るレベルですね。

お店で頼むと1輪で¥7~8,000(タイヤ+工賃)する所もあるみたい。

それを基準とすると前後で¥15,000位だから・・・4分の1位の費用で出来た訳ね

費用云々もあるけど、作業自体結構楽しかったな~

以前は自動車整備士を目指してた事もあるので、基本的に好きなんだと思う。

これで安心して乗る事も出来るし、有意義な作業となりました

有給使って休んだ甲斐があったね、これは


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2 コメント

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Unknown (ボー)
2014-03-18 13:32:28
GRIさん

器用と見せかけて、ボロは写真に写らない様にしているだけだったりして・・・。

GRIさんの原付、出張整備します?

ただ、”安心・安全”は微塵も含まれておりませんので、毎日が緊張のスリリングな通勤時間を御提供する事になるかと・・・(^^;
返信する
Unknown (GRI)
2014-03-17 11:42:05
器用ですね~!

あ、オイラの原付もお願いしようかな (^。^)
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