「俺は哀れで、頼る人間もいない惨めな存在だった。何もわからないし、区別も出来ないで、あちこちから苦痛が襲い掛かってきて、おれは座り込んで、泣いた」。こちらも英国の女流作家、メアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン 或いは現代のプロメテウス」からフランケンシュタインが創造した怪物の台詞だ。物事は理解をしていた方が怖いのか、理解をしていないから怖いのか、色々と考えさせられる。だが知識は無いよりは、在った方が安心が出来るだろう。なので怪物も、それ故の苦痛だ。早いもので3月である。昨夜はなかなか最終調整に至らないTRIOの「KX-7000」だが、カウンターベルトが馴染み、トルクが復活したので、少し緩めのゴムベルトに替えた。理想は更に緩くしたいのだが、それもトルクが適正の状態になってからだ。ピアノやホルンの音程が、かなり正確になってきた。プロコフィエフの交響曲第6番をテスト録音してみた。検聽として使ったソースは、旧ソ連時代の指揮者、エフゲニー・ムラヴィンスキー氏がレニングラードフィルを振った演奏だ。
これがちょうど良い。テープの走行に少しでも難があると、マトモに聴いていられなくなるからだ。カセットデッキ如きに対する基準を超えているが、小生にはそんな概念はないので、当然レベルは上がる。現時点では、70年代ポップス辺りがちょうど良く、聴けるレベルだ。それとテストソースとしては使った事はないが、三波春夫さんの歌謡浪曲も、検聽用に最適ではあるまいか?あの明るく明朗で、伸びやかな名調子を難なく再生するのは、割りと難しいと思う。「歌謡浪曲 忠臣蔵」でも聴いてみよう。良ければテストソースとして使おう。オーディオチェックは、結局は何でも良いのだ。
【証言】“次の時代を考えてこの国を動かしているのだろうか”…山田洋次監督 戦争の原体験3(日テレNEWS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d02fe75012955243b0f714f44b076391fe8d9c1c
「ボストンを変えた」交響楽団に音楽監督として乗り込んだ小澤征爾が打ち破った上流社会の伝統
https://news.yahoo.co.jp/articles/38f6f70aa0dc934342e61bb7711a62bd2a64fa69
大谷翔平、結婚を電撃発表「お相手は日本人女性です」SNSで報告
https://hochi.news/articles/20240229-OHT1T51131.html?page=1
さて「巷では?」だが、大谷翔平さんが、結婚を電撃発表したのは驚きだ。とは言え、傍らから見れば歳相応であり、羨ましくもある。今更ながら、MLBのロサンゼルス・ドジャース所属である事は、野暮な事だろう。この前に亡くなった指揮者の小澤征爾さんも、相当な野球好きとの事だが、ボストン交響楽団の音楽監督時代は、地元のボストン・レッドソックスの熱狂的なファンで、7月4日の合衆国の独立記念日では、その無料コンサートに於いて、球団のユニフォームを着て、指揮をした程の人だ。調べてみたら、そんな記事を見つけた。確かに気さくな人だ。あんなに大人物だったのに腰は低く、米国では、上流階級の音楽だったクラシック音楽の敷居を下げた。実際に、その時代のドキュメンタリー映像を観ても解るが、その行動には裏表がなかった。なかなか此処までの人は見当たらない。大谷翔平さんもそうだが、その辺が人気の秘訣なのだろう。素晴らしい。
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