ボリビア カミナンド記

18日は国民投票!

ボリビアで国民投票? ナニ、ソレ?
日本人には耳慣れない言葉。ガス問題についての5項目のそれぞれの質問に国民がYES,NOで答える。直接意思表示するものなのだ。18歳以上の国民すべてが投票の義務がある。

ボリビアでは昨年秋、ゴンザレス前大統領の失脚で当時の副大統領だったメサが大統領になった。補填されることのない財政赤字73億ドルをかかえている。

メサ大統領は基本政策のひとつにこの国に豊富に埋蔵されている天然ガスの産業化を推進することについて国民投票で民意を問うとしている。質問5項目を私も日本語で読んでみたけど、背景もわからないからとても難しい。国民のどれだけの人がわかるのかなあ??? TVでは結構議論する番組があったけど・・・。

5項目の中にはガス・エネルギー資源を海を持たないボリビアが太平洋岸への出口獲得のために隣国チリとの交渉材料に使うことを問う項目もある。
エルアルト市の農民、労働者組合はチリ経由で米国へガス輸出するという隠された政府の意図を警戒している。ラパス近隣の農民たちも多くが反対している。
ブロッケオという道路封鎖のストをこれまでも繰り返し、反対意思表明をしている。

投票日はあらゆる交通手段が禁止され、通りにはバスもタクシーも通らない。選管に許可された車だけが通れる。投票には徒歩で行く。旅行、イベント、飲酒、銃器携帯禁止(すべて罰金刑あり)、私たち外国人も安全のため、自宅にこもるように通達が来た。

投票結果によっては混乱が起こるかもしれない。
スーパーも閉まる。さあ、これから、5日分の食料を買い込みに行かなくっちゃあ。

写真は国民投票についてのテレビ討論の様子。
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