ボリビア カミナンド記

アマゾン川・ピラニアそしてワニ

簡単な船着場からカヌーに乗って川に出た。心地よい風を受けて1時間も進むと水中林に着いた。水中林?アマゾン川は1年の水位差が8mもあるので乾期に中州や岸辺に生えている木は水位が上がってくると水中に没していき、水中に林がある状態になる。こんな木の周りにピラニアがすんでいるという。用意された釣竿に牛肉の小片をえさとしてつけながら、自分ががえさになっては大変、と口々に言い合って、各自、糸をたれた。

けれどピラニアの釣れる雨期を過ぎていたためか、誰も連れない。ただ一人、夫がピラニアでない魚を釣り、釣れたというだけで得意満面であった。(笑)

その夜の食事にはピラニアやピラルクなどのフライが出たが、アイナメのような白身でなかなかおいしかった。どれもアマゾン川産の魚である。

夜8時に私たちは再びカヌーに乗り、いよいよワニ狩りに!カヌーにはインディヘナの地元青年が乗り、闇の水中林にライトをむけ、光った二つの目玉を見つけると間髪をいれずに素手で捕まえた。その大きさ、50cm、意外と小さい。メガネカイマンといってこれで大人。しかしその歯は鋭いワニの歯。やはり、怖かった。


アマゾン川の自然の豊かさがなければピラニアやワニもここに棲むことはできない。このあたりは熱帯雨林の開発もなく自然が良く残っていると感じた。このまま熱帯雨林の開発が行なわれないことを祈ってアマゾン川を後にした。

写真はワニ(メガネカイマン)とそれを捕まえたインディヘナの青年
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