利用者さんが転倒、肋骨にひびが入ったということで、半日かけていくところだったお墓参りの送迎がなくなりました
朝いちの送迎が終わると、昨夜ネットでゲットしておいた「茶の湯」「楽」共通チケットをもって、いざ、上野へ!
今日は2つの展覧会を回ってくる予定。
久しぶりに上野の空気を吸って、いい気持です。
お昼に到着したので、東京文化会館のカフェでランチ。
こういう時は好きなだけ作品を見たいので、ひとりです。
「茶の湯」の方は多くの人が来てたけど、ウィークデイだからか、前が見えないことはないくらいの大したことない込み方でした。
展覧会は中の撮影ができないので、様子が伝わりにくいですね。
パリでは撮影、全然OKです。
博物館前の風景。
利休から始まった茶の湯、初期の唐物のお茶碗から、朝鮮から渡ってきた青磁、
最近よく話題に上る油滴天目茶碗、
楽、織部など、お茶碗(他のものも)は安土桃山から現代まで網羅していて、国宝、重要文化物がゴロゴロ展示されていました。
これまでよく写真で見ていた有名なお茶碗、お茶尺、花入れ、水差しなどが目の前に展示されているのは、
信じられない光景でした。感動でした。
本物の強い存在感、すごいです。
これで秀吉がお茶を飲んでいたかと思うと、すごい展覧会です。
後半に入るころ、展示場所に躙り口(にじりぐち)のあるお茶室が再現されていました。
ほぼ同じサイズだと思います。
意外と狭いのです。
人と人が様々な身にまとっているものを解き放ち、心を開いてお茶を間に語り合うにはこれくらいの小ささの方がいいとか、利休さんの考えです。
にじりぐちから見たお茶室。お茶室の名前を失念。
唯一、ここだけ写真を撮ってよかった~
床の間は花入れが正面にあって、あるべきお軸がかかってない!
何か意味のあることに違いないですね~
「茶の湯」の博物館から「楽」の竹橋の国立近代美術館まではシャトルバスが出ていました。
バスで30分かかりますので、このバスを利用した方が、体が楽です。
でも、1時間に1本、1台。
私がバス乗り場についた時には制限人数の最後から2番目でした。危うくセーフ!
地下鉄で行く思いをしたら、ずいぶん楽でした。
こちらは楽家の楽茶碗を初代長次郎から当代15代目の吉右衛門さんまでの作品を展示しています。
やっぱり写真はなくて、国立近代美術館の前の看板だけなのです。
黒楽、赤楽茶碗の面白さ、楽の変遷がよくわかります。
そして最後に見た当代吉右衛門さんの、楽とは思えない現代的な赤、白、金などを使った斬新な茶碗。
私には茶の湯の精神はどこへ?と思えましたが、伝統と進化を合体させてああなったのかな、とも思いました。
ご覧になってない方には??かもしれませんね。写真がないから・・・・
いやー!胸にずしんと来る展覧会二つでした。
このところ、アイアイの事務所の近くの歩道がアイリスとラベンダーと紫蘭が最盛期を迎えています。
朝、通るたびにいい気持にしてくれます。
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