迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

西荻窪の夜

2008年06月18日 | ただの日常。
6月17日~18日

畏友マイクが率いるトリオの演奏を聞きに行く。

アケタの店は老舗というか古株というか、小さなハコに知り合いだらけ。

演奏というよりも会話を聞いているような、安心して波に身を委ねていたら、不意に声をかけられたみたいな、不思議な感覚に包まれる。

一期一会の醍醐味かもしれない。

テンションノートとか裏拍とか小賢しいことに囚われる愚を、ようやく悟る。

その後、3軒ほどハシゴ。

某所にて、久しぶりに毒舌の知り合いにとことん罵倒される。

昔の酒場では、青二才は理不尽なまでにケンカを売られ、侮蔑され、いじめられて、そこから這い上がってきて初めて「飲める」みたいか空気があったものだが。

無闇に優しい現代社会には叱られたことのない人々が溢れているらしいが、たとえ自分のストレスを発散するための理不尽な罵倒でも、「修行」と思えばありがたいことである。

そういうわけで、始発で横浜に帰る。