まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「白銀の墟 玄の月」小野不由美

2020-01-29 15:32:20 | 読書のすすめ
今日の会津は夜中からの結構ちゃんとした雨。
激しく降っていたので久々にお散歩中止です。
まあ そういう日もあるさ。

さて 小野不由美の「白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)」(一)から(四)を
二回読み返せました。









あまりに鶏頭で
三四巻読んだ後
一二巻読み直して
また三四巻読んで
拙者は 諦め申した。
あまりに鶏頭なので
物語の全容をつぶさに解説することを。。。。

きっとそういうことは
優秀な別の十二国記ファンがやってくれているわ。
至って身勝手な感想をしたためることにしました。

まずは 10年近くも放置されていた「十二国記」ファンのために
まさかの四巻発売 刊行の快挙!

小野不由美先生 本当にありがとうございました。
新潮社および関係者の皆様 大変お疲れ様でございました。

読み終わると 思わず 
ふうううううっと
コーヒーでも飲みたくなる。

今回も我々の期待を裏切らず
小野先生は 主要人物たちを
人生は 谷あり谷あり あれまた谷?
山どこに行った?
という展開へ叩き込み
十二国記ファンの気を
最後の最後まで揉ませ続けてくださいました。

そう。
「十二国記」ってこうだったよねー。

と遠い目をさせられた全国500万の十二国記ファンの皆様
大変お疲れ様でした。

まだ 図書館で借りられないんだけど。。。。!
と憤る「十二国記」ファンの皆様。
ファンなら 書店にGo!
今ならどこの書店さんもまだ平積みになってますよー。

以下 著しくネタバレですので 未読の方で
これから読む方は また今度ね?

ネタバレ ネタバレ ネタバレ 警報❗️


以前にもお話ししたことがありますが
私は本を読む際に 登場人物の誰かに憑依?する。
その方が 本が読みやすいのです。

しかし 十二国記は
次々と視点が変わるタイプのお話。
誰かに憑依するのはとっても危険です。
主人公クラスの人だって 
いつ殺されるか分からないし
ましてや無辜の人をや。

というわけで 私は基本戴のお話の時は
みんな大好き李斎様の傍らに立つことにしている。
李斎さま 安定の強さそして優しさ 純粋さ。
過去に泰麒(多分今回の主人公?)を救うために
隻腕になりながらも 己を鍛え
それでいて お母さんのような優しさで
泰麒を見守っているのが 李斎様。
武人で元将軍。

素晴らしい女性なのです。
彼女の最も素晴らしいところは
ぶれない強さですかね。
その強さを偽王 阿選に妬まれて
驍宗暗殺の汚名を着せられるんですけどね。

でも その李斎様までが
余りに長く続いた戦いとさすらいの末
仲間をはじめとする多くの人々を喪い過ぎたために
疲れ果て 正気を失い
ほぼ自殺(殉教?)に近い状態で
驍宗(戴の正式な王)が処刑される場所へと赴く。

そこで 動いたのは なんと泰麒!
情けの生き物である麒麟は絶対やらないよ!
と思われている所業を繰り返し
周囲を呆然とさせながら
ただ一人の王 驍宗の元へ行き跪く。
そして。。。

その道を切り開くのは ヤリ(漢字変換できない。もうヤダ)。
十二国記的にはルーキーの少女。
だがともかく腕が立つ。泰麒の護衛。

そう。
十二国記の女性は
シクシク泣いて 誰かに助けてもらおうとなんてしない。
陽子(多分全体的な主人公?)も朱晶も
今回のシリーズで一番悪なのかと思う琅燦も
みんな自分の前の道を
苦しみもがきながらも
自分自身で切り開く。魅了されるほど鮮やかに。

もちろん シクシク泣く系女性も出てきますが
そういう女性にも幸あれ!と思うほど
彼女らは 美しく運命を切り開いていく。

李斎さまもそんな中 正気を取り戻す。
運命の歯車がガッシャンと
これまでと真逆の方向へ動き出す瞬間。
こんな世界を私達十二国記ファンは愛してやまないのだと思う。
男性主役の時も同じです。男性ファンの皆さまもご安心下さいませ。
今回も 一番頑張ったのは やはり泰麒君だと思うし
驍宗も黙々と頑張る男性でかっこいいんですよ。
泰麒から剣を取る時なんて胸熱ですよ。
二人とも 今一つ何考えているのか分かりづらいのだけれども。

ところで 多くの十二国記ファンの皆様と同じく
これで終わって欲しくない。
シリーズを続けて読みたい気持ち?もちろんある。
しかし 何より 
「神の意思とはなんなの?」
ということへの小野先生の考えを
短編でも中編なんでもいいので
書いていただきたいのです。

もっともっと読みたい。
掟破りした泰麟がどうなったのかとか
陽子と楽俊のその後のわちゃわちゃした感じとか。
尚隆と六太の仲良し風景とか
他のすべての人たちのその後も見たい。

欲が湧いて消えない。
十二国記ファンの皆様!
今は続き刊行される予定の本を待ちましょう。
小野先生 新潮社 ガンバレ‼️
絶対に買うからね!
だから 出版してぇ。。。。
とりあえず メールで配信される予定の
先読み短編。いつなのかなあ。
駄々踏んで待ってます。💖
多分 長すぎた上に
身勝手な感想過ぎて伝わらなかっであろう
十二国記の良さ。💦
ぜひ ご一読を!
超 おすすめです。


いがぐりおは やっぱり李斎様好きだよね!?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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コメント (2)
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