『アムステルダム』を観る予定でした。
思いがけず視聴してしまった『天間荘の三姉妹』
やっぱり気弱になってます。
理解を求めています。
消化不良になるかもしれない映画よりは、〈わかりやすい〉邦画に流れる。
実はちょっとウツ気味で、何もやる気が起きない、未来時間に希望を持てない状態になっていて、
ブログや日記の更新はやめ、最低限の義務だけこなして生きてました。
LINEのお付き合いも、面倒くさいのでパス。でも、何とかしなければとの思いはあり、こうして映画観て気分転換を図ろうとしているのです。
そんな邪道な観方ですみません。
結果から言うと、気分は晴れませんでした。脱日常を図れるほどの作品ではなく、かといって気分が悪くなるような描写もなく、淡々と長い映画を見終わったわけです。でも、それがよかったのかもしれません。
知らなかったのですが、東日本大震災で犠牲になられた方々の鎮魂のストーリーでした。
生と死の間にある天間荘、そこに来るのは臨死状態の人。ゆっくり時間をかけて来し方を振り返り、死か生かを選ぶのです。
ヒロインは「のん」さん、ゆっくりしたペースに合わせるかのように、作品もゆっくり進みます。
姉の大島優子さん、門脇麦さん、高良健吾さん、朝ドラでお馴染みの人たちを劇場で観ることで、同時代に生きることを確認する。それもいいもの。
脂の乗った寺島しのぶさんの演技。
貫禄の三田佳子さんは先達です。
打たれ弱くなったのか、言いたい放題の孫に腐されて落ち込んだり、急遽、3歳児のお弁当を作ることになって慌てたりのウツなんです。
老人性、季節性、何でもいいけど、気持ちに振り回されるのは、やることがないから。それをまず受け入れなくちゃ。
70代は老いを受け入れることから始まるのかも。
ゆっくり時間をかけて死に向かう、
私も天間荘の住人なのかもしれません。
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