原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

都、中部電系から調達 大手の電力越境「第1号」

2013-08-16 19:38:47 | 日記
都、中部電系から調達 大手の電力越境「第1号」
2013年8月16日 13時57分  (東京新聞)
東京都は十月から、都立施設約五十カ所の電力契約先を、東京電力から中部電力グループの新電力に切り替える。これまで大手電力十社の地域ごとの独占体制が続いてきたが、大手電力の販売地域を越える「域外供給」の実質的な第一号となる。猪瀬直樹知事は、大手電力間の競争を進め、電力供給元の多様化や将来の電気料金引き下げにつなげたい考えだ。 (臼井康兆)
… 都によると、都立施設に供給するのは、中部電グループの新電力「ダイヤモンドパワー」(東京都中央区)。同社は都が今月上旬に行った入札により、中央ろう学校(杉並区)、中央・城北職業能力開発センター(文京区)、八王子盲学校(八王子市)など四十八カ所への電力供給を落札した。契約電力は計約一万キロワットとなる。
域外供給は二〇〇〇年から工場などの大口契約で認められているが、現在は九州電力が中国電力管内の大型小売店に例外的に販売する一件にとどまっている。
東電から、中部電グループを含む新電力四社に契約を切り替える都立施設は、四月時点の三十施設から、十月時点で約三百施設と十倍に増加。この切り替えで、都の一年間の電気代の7%に相当する約二億円を削減できる。
都は、都庁(新宿区)の他にも、出先機関や都立学校など計約千二百の施設を所有し、全ての契約電力は原発一基分の出力に相当する約百万キロワットになる。従来は大口顧客として、東電と電力契約を独占的に交わしてきた。
しかし、東日本大震災後、原発事故や計画停電で東電の供給態勢の弱さが露呈したことから、東電と新電力の両者から供給を受ける「複数契約」を自治体で初めて導入するなど、新電力への切り替えを進めてきた。
ダイヤモンドパワーは三菱商事の100%子会社の新電力だったが、中部電が買収する方針が今月初めに表面化。大手電力が新電力を傘下に収めるのは初めてとみられ、電力小売りの完全自由化を控え、中部電の首都圏の足掛かりとなるとみられていた。
中部電は、首都圏で電力の小売りに参入する狙いを「将来の収益基盤を確実にする」と説明している。電力需要の大幅な増加が見込めない中、市場規模の大きい首都圏など中部地方以外でも顧客の開拓を目指す方針だ。
<新電力> 正式名は特定規模電気事業者。8月現在で全国に90社あり、契約電力50キロワット以上の事業所や工場に電気を供給する。家庭用などを除いた電力自由化部門に占める新電力のシェアは、6月現在で4・02%。24時間稼働する大規模発電所を持つ電力会社に比べ、調達できる電力量は限られるが、電気料金を安く抑える。もっと見る

灯籠流し、被ばく懸念で見送り 福島・阿武隈川

2013-08-16 19:10:29 | 日記

灯籠流し、被ばく懸念で見送り 福島・阿武隈川

会場の阿武隈川。右側の岸に灯籠を並べる代替行事に切り替えて実施する=福島市

 福島市でお盆明けの17日に行われる伝統行事、阿武隈川の灯籠流しを主催する「福島とうろう流し発興会」は、福島第1原発事故で川が放射能に汚染され、灯籠の回収作業に被ばくの危険が伴うとして、ことしの実施を見送ることを決めた。実施しないのは3年連続。同会は今後も一定期間は実施できないとみており、ことしも昨年、一昨年に続き、灯籠を川岸に並べて観賞する行事に切り替える。
 灯籠は例年、7000個を会場の福島県庁裏から流していた。福島大水泳部の協力を得て、会場の約100メートル下流(水深30~50センチ)で学生が川に入り、流した灯籠を人海戦術で回収していた。
 会事務局は「原発事故で放射性物質が川底に沈殿した可能性があり、学生を川に入れるのは危険で避けたい」と実施見送りを決めた。原発事故の起きた2011年から続く措置で、今回も倣った。
 環境省水環境課によると、会場の約2.4キロ上流の川底の土の放射性物質濃度は1キログラム当たり250ベクレル(6月28日時点)で比較的高い。
 会事務局は「川底は川岸と違って除染できないので危険性は低減せず、今後も再開する予定はない」と話している。
 代替行事は会場の川岸に7000個の灯籠を並べて明かりをともす。同時開催の花火大会は予定通り行う。
 灯籠流しは1904年から毎年8月17日に行っていた。


2013年08月15日木曜日