呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

紙芝居一問一答 悩み その2

2016年12月20日 | 紙芝居
引き続き、紙芝居一問一答を掲載していきます。

読みやすいように、少しずつ載せていきたいと思いますので
よろしくお願いします。

悩みを出された方は、地域や図書館でのおはなし会や、幼稚園や小学校、高齢者施設で活動されている方が中心です。
また、紙芝居を活動に取り入れられることを考えられている方からの、疑問、質問です。
少しでも参考になれば。幸いです



 【悩み】

Q4 図書館で、紙芝居を選ぶ(購入する)際、気をつけることは? 中身をみて、選ぶことができず困っています(図書館員)

A
そうですね。なかなか難しいですが、現物を沢山みてほしいです。
他の図書館と連携して、購入のための情報を集められるといいですね。
特に定期刊行紙芝居の良い作品は数年後に購入不可になるのが図書館では辛いです。




Q5 デイサービスで行う場合、一番悩むのは認識力、身体能力がさまざまなので紙芝居の選び方はどうしたらいいでしょうか?

A
まず、あなたの1番好きな作品を選びましょう!
素晴らしい作品には年齢は問いません。高齢者の認識力などは、まだまだ研究途中なので、私達もわからない中で手探りで演じているのが現状です。
高齢で身体能力は落ちたとしても、人とコミュニケーションをとりたい思いは、きっとあるはずです。
コミュニケーションをとれる紙芝居は高齢者に適していると思います。
もちろん、民話は喜ばれます。「てんからおだんご」も。
紙芝居の内容を理解するかどうかではなく、紙芝居によって、温かい空気が満ちることを気持ちよく思ってもらえることもあります。
参加型『おおきくおおきくおおきくなあれ』『みんなでぽん』も喜ばれます。
記録をとって、仲間で情報交換をしてください。




Q6 紙芝居は、1回公演したら同じグループにはできないので、良いのを探さないといけない。 紙芝居の選び方はどうしたらいいでしょうか?

A
同じ作品を演じてはいけないのかな?参加型なら、同じ作品も喜ばれますよ。
新作を次々より、自分の得意なマイ紙芝居をふやすつもりではどうでしょう。
紙芝居文化の会の「おすすめ紙芝居」「おたのしみ紙芝居」でもたくさんの作品があります。
全部演じきるのも大変です。
対象がわからないので具体的にお答えできず、ごめんなさい。




Q7 例えば、ページを抜かしてしまった失敗を、取り返すにはどうしたら良いですか?

A
途中でも謝って、はじめからしましょう。
観客は許してはくれますが、取り返すことはできません。
演じる前に、番号順を確かめることはとても大切です。




その3に、つづきます




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紙芝居 一問一答 悩み その1

2016年12月20日 | 紙芝居
今日から、一問一答を掲載していきます。

読みやすいように、少しずつ載せていきたいと思いますので
よろしくお願いします。

悩みを出された方は、地域や図書館でのおはなし会や、幼稚園や小学校、高齢者施設で活動されている方が中心です。
また、紙芝居を活動に取り入れられることを考えられている方からの、疑問、質問です。
少しでも参考になれば。幸いです



 【悩み】は10件です

Q1 家庭で(個)で、紙芝居を読むのも良いですか?

A
ぜひ、その子の成長にあった紙芝居を、家庭で読んであげてください。
よく内容や言い回しを変えてもいいの?の質問があって、基本的には変えてはいけませんが、家庭ではいいのではないでしょうか。
私流の楽しみができるのは家庭ならではです。





Q2 声が通らないのですが、コツはありませんか?

A
心をこめたら、子どもは聞いてくれます。大きい声、通る声だけがいいわけではありません。
みながひと膝前にでて、耳を澄ませてくれる声をめざしましょう。
そのためには、演じ始める前や間の取り方が大切。
また、日本語は文末や「てにをは」で意味が変わってしまうので、大事な音をきちんと発音して届けることを心がけて下さい。
何より作品選びです。
つまらない作品を声の迫力だけで聞かされるのも辛いのですよ。




Q3 どうしても走り回っちゃう子、泣いている赤ちゃんのお母さんに、何て声をかけたらいいでしょうか? 

A
子どもは騒いでもOKの気持ちを持ちましょう。
動き回ってもこどもは聞いてくれるし、他のこどもも集中がとぎれません。
その事を動き回る子のお母さんには伝え、席を外してもかまわないこと、いずれ必ず聞いてくれることを伝えます。
紙芝居なら見てくれる子も多いです。
それよりも気になるのは、大人のおしゃべりです。
「この時間は大人はおしゃべりをやめて下さいね」と事前に私はお願いします。
図書館のお話会では、絵本や紙芝居を読む前後に大人同士お話をする時間をとっています。
季節の話題や簡単な工作の時間としていますが、実は大人のおしゃべりのための時間です。





その2に、つづきます








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紙芝居 一問一答はじまるよ〜 

2016年12月20日 | 紙芝居
7月27日に、講師 道山由美さんをお招きして
「紙芝居講座」を開催しました。

内容は、紙芝居の基本のキでした。
参加された方も、紙芝居の講座は初めての方が殆どでした。


(↑道山由美さんのイラストは、
 呉市在住の絵本作家・紙芝居作家よこみちけいこさんに描いていただきました)

そこで、道山さんにお願いして、
参加者のひとり一人の、質問にお答え頂く時間を設けていただきました。

お昼ご飯の時間に、6人くらいの輪を作り交流を兼ねて自己紹介。
あらかじめ渡していた、ポストイットに疑問や質問、感想などを書いてもらいました。

ささやかな悩みや質問、なかなか手を挙げて言うのが難しいですよね。
でも、だれもが「そうそう、それ私も聞きたかったのよね〜」という内容なんです。

【悩み】【質問】【感想】にカテゴリーを分けて
各自にポストイットをホワイトボードに貼っていただきました。

それを一枚一枚剥がしながら、
道山さんが即座に、鮮やかに、答えることで、ハイ解決〜〜〜
スッキリ〜〜気持ちのよい時間となりました。

その時の、一問一答をまとめました。
もったいないので、仲間と相談してブログに少しずつ載せることにしました。

紙芝居に興味がある方に、読んでいただければと思います。
「紙芝居講座」の参加くださった方へは、ご報告とさせてください。
皆さんの貴重な疑問とご質問があって、できあがりました。
ありがとうございます。

当日の回答に、改めて道山さんに加筆頂き、丁寧に分かり易く仕上げをしていただきました。
ブログへの掲載も快く承諾頂きました。
心から、お礼を申し上げます。

では〜〜、次のページから「はじまり、はじまり〜」ワクワクの一問一答ですよ





紙芝居講座が開催されます!!

2016年12月09日 | 紙芝居
12月14日(水)10:00〜12:00

海田図書館で「紙芝居講座」が開催されます

紙芝居をどのように演じたらよいか,迷うことはありませんか?
紙芝居のすばらしさや,グループや家庭で楽しく演じるコツを
基礎から学びましょう。

よこみちけいこ先生が、
紙芝居と絵本との違いを、作家の描き方から納得のお話しをしてくださいます。

人形劇のあひる座主宰の、中峠房江さんは
40年以上の経験から、いろいろな紙芝居を実演します。
紙芝居を観る喜びを知り、やってみたい〜〜と、
気持ちが進化しますよ。

そして、呉かみしばいのつどいの関家は
紙芝居文化の会で学んできた、
紙芝居の特性や特徴から、紙芝居の魅力をお話します。

参加費は、無料です。



ぜひ、ご参加くださ〜い



ん〜〜??なぜか??
ポスターの画像がUPできないので、あっさりしたブログになりました。



詳しくは、海田図書館にお問い合わせください。
Facebookでも、ご覧になれるそうです。


広島県安芸郡海田町南幸町1番11号
TEL(082)823-3215




幼稚園での紙芝居

2016年12月08日 | 紙芝居
11/30(水)9:30〜
幼稚園で紙芝居だけのプログラムで伺っています。
今日は3作品



『どかどかじゃんけん大会』
脚本・画 藤本ともひこ(童心社)
「どっかどっか じゃんけん、じゃんけん ポ〜ン
「  あ〜負けた人は、ぼくと同じ顔してね〜(変顔)」
じゃんけんの勝ち負けが、まだ分からない子も、大丈夫。
お兄さんお姉さんに習って、じゃんけんするのがいいね!

最後は(勝った人も負けた人も)
「ぼくにチューしてください
「チュー」楽しかったね



『貝の火』(かみしばい宮沢賢治童話名作集)
原作/ 宮沢 賢治  脚本/川崎 大治  画/久保 雅勇



子どもたちの集中が、もの凄かったです。
かわいい絵であることで、馴染みやすかったこともあると思いますが、
子どもたちは、お話しの内容にどんどん引き込まれました。

子どもを信じて、作品を信じて演じると、言われますが
まさにそれを体感しました。
見終わった子どもは、深呼吸をして「はぁ〜面白かった〜」と言って
おはなしの世界から帰って来ました。
いつか、宮沢賢治の作品を手にとってほしいなぁ〜



もう、今日はいいかな?と思いつつ
「もう一つ、見る?」と聞くと
「見っる〜〜〜!」



こちらも とっておきの作品です。
『こぎつねコンチのにわそうじ』脚本/中川李枝子 画/二俣英五郎 (童心社)
紙芝居は、こぎつねコンチシリーズ3作品あります
(この作品は『にわそうじ』「こぎつねコンチ」所収 中川李枝子/作 1987年のら書店刊
をもとに、脚色し、紙芝居にしたものです。との注があります。)



落ち葉のお掃除を手伝うなかで、発見や冒険があります。
「おそうじ、おそうじ、ほうきごう」と心にのこる繰り返しが心地よい
こぎつねコンチのお話しです。
お母さんとのあったか〜い、やりとりがほっこりします。

子どもたちは、最後まで見て「おしまい」と、一緒に言います。
今日も、ありがとうね。





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