中峠房江(なかたお ふさえ)
1938年、昭和13年に、
普段は「人形劇のあひる座」の主宰者として、保育所・幼稚園・
「人形劇は平和への祈りであり、平和のあかしとして歩み続けたい」との願いから、活動の歴史は45年を越えている。
全国人形劇フェスティバルの広島県代表。
「呉かみしばいのつどい」では、人形劇の経験を活かし、
平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』は、自身の小学2年生の時の呉空襲の実体験を基にした作品。(2015年自費出版)
幼児から高齢者まで、
只今、ご紹介にあずかりました、中峠房江と申します。
本日は、全国から来られた皆様に、平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』をご覧いただく機会に恵まれましたこと、心から感謝申し上げます。
この紙芝居は、私が小学2年生の時に、実際に体験した呉空襲のお話です。
私は40年以上、人形劇をしながら小さい子ども達に、空襲のことを語って来たのですが、どうしても紙芝居にして残したいと思い続けておりました。
奇跡的な出会いがあって、呉市在住のプロの紙芝居・絵本作家の、よこみけいこさんに、戦後70年の年、2015年に創ってもらうことが出来ました。
私の夢を叶えてくれた、作家のよこみちけいこさんです。
よこみちさんご挨拶後
中峠さんのお話しが続きます
私は、この紙芝居を演じることで、子どもや大人と話す機会を沢山もらいました。
特に印象に残っていることは、紙芝居を観たことを、子ども達が家に帰って、家族と話す機会を持ってくれたことです。
家族との話し合いが、きっかけとなって、それまで知らなかったお爺ちゃんやお婆ちゃんの戦争体験を聞く時間が持てたと、言うことです。
家族の歴史を知ることは、今ある自分の命の繋がりを知ることです。
戦争のない平和な世界の大切さを、それぞれが自分の事として考えてくれたことを知り、私は希望を見出しました。
紙芝居を演じ伝えることで、子どもから大人へと平和への想いが広がっていくと言うことに気づきました。
私は、子ども達に、平和な未来と、大きな希望をたくす想いを込めて、紙芝居を演じることを、使命とし、命のつづく限り、演じていきたいと思っております。
それでは、紙芝居を監修した、呉かみしばいのつどい代表の関家ひろみさんに、紙芝居を演じる前に『ふうちゃんのそら』の広がりをお話ししてもらいます。
【関家】
呉かみしばいのつどい代表の関家ひろみと申します。
紙芝居は、これまで保育所・小学校・中学高校・大学の授業や平和の集い、高齢者施設で演じてまいりました。
そして先生方の研修会など、幅広い年齢層の方々に、ご覧いただいております。
紙芝居ができて8年経ちますが、『ふうちゃんのそら』は口コミで広がり、手渡しの形で600部を、北海道から沖縄まで届けさせていただいております。
日本全国で、地域の歴史と平和をたくす、同じ思いの方々に『ふうちゃんのそら』を演じていただいております。
それでは、紙芝居の前に、ふうちゃんの生きてきた時代背景をスライドで観ていただきます。
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