りんごちゃん 速達で~す!

亡き愛犬「りんご」の生まれ変わり?
エンジンルームから救出された三毛猫
「あずき」の成長記録です♪

誕生日・パート1・・・【障害という現実】

2011年12月01日 | 家族
           今回の記事はきっと長くなると思いますので、2回に分けて書かせて頂きます。最後までお付き合い下されば嬉しいです。

 
実家の母・妹・双子の姪っ子・・・・全員12月生まれなんです  暑さに弱く寒さにはちょっと強い4人・・・

今日は双子の姪っ子、ミー子とカー子の28回目の誕生日   つい昨日まで赤ん坊だと思ってたのにもう28歳だなんて  

重い妊娠中毒症だった妹は、難産の末この子達を生みました。母から職場にかかってきた電話は今でも忘れられません 

         「もしもし、私・・・・やっと生まれたわ・・・・」 なんだかとても疲れた母の声です。
         「そうか~。○子は大丈夫なんか?で、どっち?男?女?」
         「それが・・・・・・一卵性双生児・・・・」
         「エッ?なんやって?もしもし?ソーセージがどうしたって?エ~~~!双子~!なんで?ウソやろ~~~?」
  
信じられない話かもしれませんが、生まれる瞬間まで双子だとわからなかった出産でした。即!救急車で大きな病院に運ばれた二人です。

      長女・・・・ミー子(仮名)2,050グラム     次女・・・・カー子(仮名)1,550グラム (この子は長期間保育器にいました)

                           【ミー子のお話し】 

二人の成長に差が出始めたのは、10ヶ月を過ぎた頃だったと記憶しています。カー子はハイハイするのにミー子は出来ない!

カー子はつかまり立ちをして数歩歩くのに、ミー子はやっとハイハイのみ・・・首の座りも遅かったしやたらとよく泣く赤ん坊だったし???

         「一度大きい病院で検査をして貰ったほうがいいですね。」 検診で保健婦さんからそんな事を言われました。

     市内の病院で診てもらい出された病名は 【脳性まひ】  信じられない両親と祖父母そして私。

  「うちの子(孫)に限ってそんな事、有るはず無い!有り得ない!」  京都や金沢の大きな病院へも足を運びました。

でもどこの病院でも検査結果は同じです。それから私達家族は重い現実を受け止めながら今日に至っています。

まったく歩けなかったミー子は数年間、毎日リハビリに通いました。そんなある日家族は信じられない光景を見ます。

なんだかお尻を上げたり下げたりモゾモゾし始めたミー子。「ウンチしたいのか?」モゾモゾを繰り返したミー子が突然のそっと立ち上がり1,2歩歩いたのです

アニメ 「アルプスの少女ハイジ」 そのままの世界です   「ミー子が立った!ミー子が立った!」 

でもね、アニメやドラマだと号泣シーンですが実際は違ってたの。みんな唖然として何だかオロオロするばかりでした 

その場に居合わせたのは誰だったのか?私、全然覚えてないんです。(劇的瞬間なのにね~)

ただ、私にたたき起こされた父親が少し震える声で「なんやって?立ったって?」と言った事だけ覚えています・・・

                      
                      (向かって左がカー子・右がミー子です)
                       「カー子ちゃん、私にもアイス一口頂戴」
                       「ミー子ちゃん、さっき食べたやん!」                   

ミー子は養護学校~作業所と 『障害を持った多くの仲間』 と28年間を過ごしています。

言い換えれば 『障害を持った多くの仲間としか』 です。双子でありながらミー子の行動半径が狭くなる事は私たちにしても辛い事です・・・・

     でも、カー子はそんなミー子を連れてカラオケにも行くしたまにはお食事にも行くし、有り難い存在なんですよ  
 
                      
                      (向かって左がミー子・右がカー子です)
                      8歳の頃の双子ちゃん。カラオケが大好きな双子ちゃんです 

ミー子の特技はね、一度聞いた歌は即!覚えるの  カラオケでは完璧に歌いこなす我が家の歌姫なんですよ  

【脳性まひ】と言ってもいろんな症状がありミー子の場合、手足が少し不自由・知的障害もあります。

「障害はその子の個性」とか言われるけど、現実的に私達はまだそこまで言い切れるほど悟ってません。やはり大変さの方が多くて・・・

ミー子はこの先も人の手を借りなければ、生きていけないでしょう。でも寝たきりではないので元気に作業所通いの毎日なの。(皆勤賞なんだよ)

典型的なばあちゃん子であるミー子・・・もしばあちゃんの身に何かあった時、この子はきちんとそれを受け止められるか?今はそれが一番心配なんです。

         ミー子ちゃん、誕生日おめでとう  もう28歳なんだね。
           ミー子は自分の足で歩けるし、ご飯も一人で食べられる、カラオケも上手だよね。
           世の中にはもっと重い障害を持った人もたくさんいます。ミー子は幸せな方かもしれないよ。

           これからは自分で出来る事を少しずつ見つけて、それにチャレンジして下さい。
           お正月にまたカラオケに行こうネ!AKBの新曲、お姉ちゃんの教えてくれる?


                            つづく  (長くなって申し訳ございません。最後まで読んで下さってありがとうございます)

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