りんごちゃん 速達で~す!

亡き愛犬「りんご」の生まれ変わり?
エンジンルームから救出された三毛猫
「あずき」の成長記録です♪

ごめんね!ポンタ・・・・

2011年12月08日 | わんこ・動物
忘れられない犬がいます。ポンタという名前の犬は私が中学2年生の時に出会ったタヌキみたいな雑種の男の子です。

朝の散歩を日課としていた父は、よくその犬の話をしていました。首輪をしてるからどこかの飼い犬だろうとも言ってたの・・・

ある日、散歩から戻った父の後ろにその犬がいて  「首輪がきつそうでな~、少し緩めてやったら連いて来た」 (連れて来たんじゃないの?)

「飼い主さんが現れるまで家に置いてやればいい!」犬好きの父の言葉でその子はうちの玄関先で寝るようになったんです。仮の名は【ポンタ】です。

若くないけど一応躾はされてる。お手もお座りも出来る!とにかく大人しくてポンタの声は一度も聞いた覚えがないんですよ。

この子は学校への行き帰り私の後を連いて来て、もう少しで学校という場所で引き返して行きました。

当時部活で頑張ってた私・・・帰宅の遅かった私を、朝バイバイした場所まで迎えに来てくれた賢い犬だったの 

野良犬が平気な顔で町中を闊歩していた時代です。ポンタの後ろに数匹の犬が一緒に歩くときもありまるで私はまるで 【桃太郎】 みたい!    

 「学校に犬を連れて来た人~?心あたりのある人は至急職員室に来て下さい!」 校内放送がスピーカーから流れてきます・・・

 「ア~~~!ポンタや~!仲間もおるやん!さっきの校内放送って私の事やん!どうしよう~~~」

中庭にポンタと仲間達が気持ち良さそうにゴロゴロしているのが見えたんです。先生から延々と注意を受けました。 

雪の降る夜、玄関先のポンタの身体には白い雪が積もっていました。ガラス越しのポンタは、これ以上は無理というくらいに丸まっています。

玄関の上は屋根があるけど横なぐりの雪はあの子の身体にずんずん積もっていきます。時々起き上がり身震いをして雪を払い落とすポンタ・・・

ご飯だって、エサ容れがあるわけでもなく地面に残飯を置いて、ポンタは土と一緒にそのご飯を食べてた状況でした

飼い主が現れるまでの犬!うちの子ではない犬! 犬小屋は無かったポンタ!寒かっただろうね?ゴメンネ・・・
   せめて玄関にダンボールでも敷いてあげれば良かった・・・古いお茶碗にご飯を入れてあげたら良かった・・・ごめんね、ポンタ・・・


それからポンタは学校までの送り迎えを止め、玄関先で私を見送る日が多くなります。そしていつの間にか玄関先で寝ている姿を見なくなりました・・・どこに行ったの? 

     「飼い主さんのところに帰ったんやろ・・」父はそう言ってたけど本当は【犬の国】への旅立ちを悟ってそっと姿を消したんでしょう! 

                    
                     「りんちゃん、そっちにポンタじいちゃんはいるの?」
                     「また心配してるの?大丈夫だって~ポンタじいちゃんはお母さんのおうちで幸せだったって言ってるよ!」 

 今では室内飼いが当然のようになっていますが、私の子供時代は「犬は外!」の考えが大きくて・・・
   いつもコメントを下さる「えふさん」、この方から先日こんなお話がありました。
             『皆さん室内飼いの方ばかりで言い出しにくかったのですが、うちの子は外飼いでした。
                       内緒で室内に入れたりもしてたんですが・・・・・』

えふさんのご主人も「人は家・犬は外」の考えだそうです。えふさんはもしかしたら外飼いだったパルちゃんに悪い事をしたと後悔しているの?優しいんだね・・・
でもそれは人それぞれの思いがあるので 【外飼いだから悪い!】 とか 【外飼いは犬が可哀想!】 じゃないと思うよ。
外にいる子だって愛情を貰っている子は幸せだし、家にいる子でも虐待されたり声も掛けてもらえない子は不幸です。
えふさんちのパルちゃんだって、きっと幸せだったはずです・・・・

ポンタの事はずっと書きたかったんですが、書くのが怖かったの。
 「りんごママっていつもエラソーな事ばっかり言ってるのに、こんな可哀想な飼い方して  」と思われるのが怖かった。

 でも、えふさんのコメントを読ませてもらいやっぱり書かなきゃ!と思いポンタの思い出話をさせて貰いました。
   今日、背中を押してくれたのはえふさんです。ありがとう
  

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