８４歳のお父さんへ

今日から８月・・・日本の夏って６月～８月まで？でも最近は９月いっぱい残暑も厳しいし、余計に秋が短く感じますネ。

夏生まれの人は暑いのもそれ程、苦にならないのでしょうか？今日８月１日は夏にやたらと強かった父の誕生日です。元気なら８４歳。

　夏は暑いに決まってるんだ！今日から暑い！と言ったら罰金１０円貰うぞ！

春生まれの私は、暑いだの寒いだのと口癖のように言っていましたが、父はあまり暑さに関して愚痴めいた事は言いませんでした。

日本がこんなに暑い夏になったのは、父やりんごが亡くなってからだったと記憶しています。

もし父が生きていたら・・・高齢だしな～きっと、暑い・暑いの連発で私の貯金箱は、１０円玉でいっぱいになっていたかもしれませんね。

　今年も梅干を漬けたから、富山に持って帰れ。

　　　　　　　　　　　　　

とにかくマメな人でした・・・手作りの梅干やラッキョウは毎年欠かさず、こんな大きな瓶に入れて夏の帰省時に持たせてくれたのです。

この瓶は最後に貰った梅干が入っていたんですよ。今朝、納屋から引っぱり出して写真を撮りましたが、あらら～埃だらけだわ。

梅干を作らない義母も、父から貰うのはとても楽しみにしてくれました。人にあげるのが好きなので、美味しくなる頃実家には梅干が無かった程です。

実は２階の冷蔵庫に、あと少し残してあるんだ！

　　　　　　　　　　　　　

父の作る梅干は昔ながらの塩気が強くて　「ヒャ～～酸っぱぁ～」なんです。この梅干は８年前のだけど、まだ大丈夫だよね？

本当は美味しいうちに食べてあげるのが父への供養なんだろうけど、何だか食べるのが惜しいような気がしています。

父と同じように毎年マメに梅干やラッキョウを漬け、私にまで分けて下さるブロ友さんがいらっしゃいます。

その味が父の作る物ととっても似ているんですよ。今年もまた父を思い出し「ヒャ～酸っぱぁ～」と言いながら頂こうと思います。

　りんごのお父さんって、どんな犬だったの？

　　　　　　　　　　　　　
　「イヌ？」
　「り～ん～ご～ちゃ～～ん　」
　「お父さんは、しゅっぱく無いよ。メチャ甘～い！」

　梅干やラッキョウのみならず、障子・襖の張替えまで器用にこなしたマメな父を見て育ちました。

そういうのはずっとお父さんの仕事だと思い込んでいたんです・・・え？お義母さんが障子の張替え？嫁いでカルチャーショックを受けました。

元気なうちに梅干やラッキョウの漬け方を、しっかり教えて貰えば良かったと、この年になり後悔しているんです。

いつか・・・私より料理が上手でマメな妹があの日の父みたいに、梅干作りに励むだろうと密かに期待をしています。

妹よ・・・その時はこの大きな瓶を抱えて帰省するからね！天国の父は、こんなズボラな長女に呆れ果てている事でしょう・・・　

　じいちゃん、お母さんって昔からああなの？　りんごより　
　育て方を間違えたようだ・・・じいちゃんより　

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