buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

おめでたおめでた!とその背後の問題

2009年05月16日 | おもちゃ箱
科の専任A先生が後期から産休に入ることになりました。
それに伴って、A先生のお休み期間中の非常勤講師の募集をしています
A先生が担当する専門科目10時間を埋めるためです

正社員として働きながら子育て、、、けっこう大変ですよね。

科の非常勤の先生たち(圧倒的にワーキングママが多いのですが)、おめでたのA先生に
まずは保育園を探すことの難しさを『滔々と』語っていました。
夫婦2人で共稼ぎですから、保育園なしには仕事を続けられません
ところが
とにかく保育園への入園希望児の多いこと多いこと。
年々倍率は高くなるばかりです。
また、どうにか入ったとしても、赤ちゃんが具合が悪くなることは日常茶飯事。
保育園では(場所により多少の違いはありますが)37度3分を越えると預かってもらえません。
37、3度って、平熱の高い子どもはまだまだ元気いっぱい、走り回っているような感じですが、、
何があってもすぐに子どもをひきとりに保育園に走らなければなりません。

仕事のことを考えると子どもの健康にはびくびくのお母さん先生たちです

実は私の子どもたちも保育園育ち。0歳の時からお世話になりました。
足掛け10年。
ただ主人の実家が近かったこともあり、熱がでたら実家へ預ける、、、
幸運にもどうにか家族の連係プレーで10年間の保育園生活を切り抜けました

日本はまだまだ子どもを安心して預け、生き生きと働ける環境が整っていませんね。

今の学校ではワーキングママを応援する体制(環境)が改善され整いつつあります。
正職員に対しては復帰して1年間近く、1時間遅く出勤し、1時間早く帰宅することが
申請すれば可能になるということです

さてさて、後期は、けっこう授業や科の運営がきつくなりそう、、、
専任2名で乗り切ります
昨年も専任は2名でしたが、学生数とクラス数が増えています。
また
今年はビデオ教材制作&コールシステム導入、というふたつのプロジェクトが重なりました
さらに後期は学生募集+学校説明会が毎週のように行われます
学園の大イベント、文化祭もあります

まあ、あまり考えても仕方がないのですが、
とにかく『健康第一』
おめでたのA先生も残った私たちもまずは自分の健康を第一に考えながら
「上手」に日々を過ごしていきたいものです


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あまり面白くない先生

2009年05月16日 | 授業
まじめで、熱心、性格は穏やかで誰にでも優しいソフトな対応
大学院の博士課程在学中でアカデミックなキャリアも十分
しっかり授業の準備をして、非の打ち所がないように感じても

我が家の長男にとって、新しい中国語の先生は『あまりおもしろくない先生』です

本人曰く「勉強ばかり、、、楽しくない」

授業中にマジックの好きな長男の新ネタを見て、素直に驚いてくれた、以前の先生と比べています
中国人の彼女とのデート先での会話(場面の会話)を徹底的に練習させてくれました
そんな楽しいレッスンが語学の勉強の意欲につながっていました

『新しい先生にもうちょっと自分がやってほしいこと、言ってみたら~?
プライベートレッスンなんだから、、、』
と話しましたが、何だか気が乗らないようです

学校でも同じような問題が起こっています
A先生とB先生の教え方を比べる、、、
『A先生の教え方が悪い、、、よくわからない』という学生の声が耳に入ってきました。

学生側に立ってみれば、先生の教え方だけに問題があるように思えます
(もちろん先生に問題があることは明白ですが、、)
でもそれだけでしょうか?

私たちの学校では大人の学習者を対象とした授業を行っています。
学生はもう20歳を超えたいい大人で、日本で自立して暮らしている人たちです。
子どもではありません。
そう考えると、学生側の学ぶ意識の変革も必要な気がします。
必ずしも自分が期待する情報を相手が提供するとは限らない、ということを知るのも
大切だと思います。

教えたり、教えられたり、教室の中では教師、学生に関わらずそんな関係が築かれる、
安心して学ぶ環境をみんなが作っていく、
そうなったらいいな~と思うのです