自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

言葉は大切に使おうね!

2007-07-05 16:04:47 | Weblog
面白い記事を発見しました。以下・・・

米国の脳科学専門誌「セレブラル・コルテックス」5月号に群馬大学と
自然科学研究機構生理学研究所(愛知県)との共同研究で20歳代の
男性10人に、注射する場面の写真を見せて痛みを想像させ、脳内の
活動を機能的MRI(磁気共鳴画像装置)で撮影したところ、体の痛
みとほぼ同じように、大脳内などの10か所程度の部位が、同時に活動していた。

これは痛みを受けたことをイメージするだけで、実際に痛いと感じる
のとほぼ同じ 活動が脳内で行われていることが、わかったと発表した。

これは何を意味する事実なのでしょうか?・・・
心の痛みと肉体の痛みは同じ脳内の領域で反応している可能性が
あるのです。

実際に体に触れ、叩いたり、蹴ったり、殴ったりして受ける痛みと
、言葉で悪口、さげすみ、怒鳴って威嚇したり、傷つく言葉で相手を
いじめる行為も、肉体的暴力と大差が無いと言うことを示唆しています。

自覚の有る・無しに関わらず、言葉で人が傷つくことと肉体への暴力は、
私たちの脳は同じだと認識しているようですね。

昔は、言葉の暴力で「心が傷つく」と言う表現しか出来なかった。心の
傷は見落とされがちな現状だが、体への暴力と心の傷は等価で、人を物
理的に傷つけたことと何ら変わらないと言う事です。
むしろ心の傷は表面に出ないだけに深刻かしやすく、奥の大変深い問題
になります。
人に渡す言葉は、人が受け取るときに人を傷つける凶器にだけはしない
でいたいね。