地震と原発そしてイメージトレーニング

私の心はモヤモヤしている。
柏崎刈羽原発は世界最大級の原発です。
その原発に事故の想定マニュアルが存在しなかった事を、
昨日の夜のニュースで知りました。
不具合や故障６３ヶ所・・・世界最大の原発の現状です。
IKKOさんじゃないけどドオンダケて感じ。

スポーツ選手、ビジネスマンなどにイメージトレーニングがあたり前に
取り入れられているけれど、政治、行政さまざまな国民の命と暮らしを
守る分野の人材にはイメージ力、想像力、他者から見た感覚という部分
が欠けて、著しく乏しいのだと思う。眠っている感じさえする。

お金を何百億もかけてスゴイ設備と規模の原発を作ろうと
作る前の心の中に、考え付く限りの事故不具合に対処し、もし最悪の事態が
訪れたら、子供達は白血病に苦しみ、子孫にまで体に奇形が発症、近隣住民
は放射能で健康を害しガンが多発し、頭の毛は抜け落ちる・・・この様なと
こまでイメージして事故の対策マニュアルを作ろうとする意思や心意気が
無いと、最新の設備だけに頼ろうとする安易な考えが出てくる・・・

最新の設備も運用の仕方で最悪の兵器にも
電力を生み出す便利な生活必需品
にもどちらにも変容する。

人間何百億などというお金を掛け設備を作ると
ホント立派で、世界最大なんて言うと更にプライド
やエゴがくすぐられる・・・カッコイイ
ややもすると、近隣住民は小さく思えてくる。。。
しかし、その設備を動かすのは本当は最大の思いやりを持つ
砕身の注意を払う心意気、志、道理でなければならない。

話は違うが、村上さんのこの事件も根源は同じに見える。
村上ファンドの言葉「お金儲けのどこが悪いのですか？」
私はお金儲けは悪くないと思う・・・しかし心に志が無いものは
道理の無い結末を生み出す。
よくよく注意し運用しなければならない。
心は形を変えても原型が伝わるからだよ。
今回の地震は警告だ、失敗は無い、警告を最大限に受け止め
自然にも人にも影響の絶対に無い原発事故のマニュアル製作を切望する。

ここで、元地震予知連絡会会長で地震学のスゴイ人、
茂木清夫東京大学名誉教授の言葉を乗せますね　
何回も乗せてごめんね。でも心底私もこの教授の言葉に賛成。

「浜岡原子力発電所を「愚挙」と呼び、「よりによって巨大地震の発生が最も懸念されているところに
原発を設置するなんて、世界の常識からすれば異常と言うほかありません。」
「これは、世界のどの国家も試みたことのない壮大な人体実験です。と言っています。