PIXUS iP8600
毎年恒例となった、エプソン・キヤノンのプリンタ戦争。今年はどう見てもエプソンの旗色が悪そうである。私も毎年その年のフラッグシップA4インクジェットプリンタを買い換えることにより、そのコンペティションに参加している(つもり)。
元々エプソン党の私が、なぜ今年はキヤノンなのか。それは今年のG920が昨年のG900とそれほど変化が無いから。形が一緒(ひょっとして金型使い回しか?)。インクが一緒(顔料インクはもう一ひねりしないと)。ドライバの改善がメイン(だったらそのドライバをG900で出せば)。コレでは触手は伸びない。それに対し、かたくなに染料インクを使うキヤノンでも、あの形を見よ!今年は四角くなっちゃった。
前書きはこの辺にして、ip8600のインプレッションをまとめておこう。
1)形がおしゃれ:フロント給紙
絶対コレがあるからこっちを買うみたな機能が無ければ、斬新な形や色だけでも選択の判断の一つになりうる。インクジェットハイエンドで「四角形」というのはかなり勇気が入ったであろう。上にモノが置ける訳ではないがすっきりしていて良い。ちなみにHPは従来からこのような形を出してきているが、残念ながら他の性能で劣っているので出番は無い。
さて、おしゃれは良いが、何かの役に立つのか?
このプリンタ、今年は給紙がフロントとリアの二通りが可能となっている。フロント側はカセット式。小さそうに見えてA4の用紙も入れることができる。このフロントカセットのみを使うことにすれば、リア側の給紙をやめることができ、そうすると背面側を壁にぴったりつけておくことができる。
さらにリア側に紙を入れなくてすむと、カバーをかけるときに非常に好都合。ウチでは専用のカバーではなく、ホコリよけに布をかけているが、コレをかけるとリア側の紙がクニャンと曲がってしまうんですよね。フロント給紙でコレが無くなる。
フロント給紙なんてHPは何年も前からやっているって、私も知ってます。過去使用していた990もそうでした。しかしコレの困った点は、紙にあたると紙が中に引っ込んでしまうことです。その点今回のカセットは髪に直接触れないので大丈夫なのです。
フロント給紙の使い道:フロント側を常用としてカセットの中にはA4の普通紙を入れておく。ホームページのちょいコピーとか、メモ書きの印刷とか。たまにしか印刷しない写真画質A4とか年賀状は後ろから給紙。
いずれにしても、いがいと実用性ありそうです。
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