SX-998 ワイヤレスヘッドホン

SX-998 ワイヤレスヘッドホン
 
この製品の型番がイマイチわからない。執筆するにあたり、何と呼べばいいのやら。OEM元の呼称がSX998ではあるが、これで検索すると別ブランド製品が出てくる。外観が同じで価格が異なる製品がいくつかあるようだ。しょうがないのでブランドの名の Ousoukann とでもしておくか。（sevendayshop1が 深圳市率先电器有限公司でOEMしたものをOusoukannブランドで販売している？）
  
前置きはこれくらいにして、本題に入ろう。これとほぼ同じ形状のイヤホン（ヘッドホン？耳掛け型？）「Marathon」は以前紹介している（その1、その2）。完全ではないが耳を覆うような形状のため、イヤーマフ的に冬用として使っていた。今年の4月あたりから夏用としてJVCのHA-A8Tに切り替えたが（その1、その2、その3、その4）、最近めっきり寒くなったので冬用に衣替えすることとした。順当なら、しまってあったMarathonを引っ張り出してくるのだが、唯一の欠点である「音途切れ」が気になって、淡い期待を抱いてOusoukannをポチリ。
  
数日で届き、FMラジオが聞けたりやメモリーカードで音楽再生できること以外はMarathonと変わらないようだ。私の用途ではどちらも不要なので深入りしない。ということで最大の関心事である「音途切れ」の実働試験を行った。Marathonの音途切れは、幸か不幸か再現性があり、特定の場所に行くと必ず発生する。例えば鉄道（架線）の跨線橋の上、繁華街など。（個人情報保護の観点から詳細は省略(^-^;。）

結果は？
Marathonで発生する音途切れは、全ての場所で皆無であった！！
Marathonと同じ構造であれば、左側に電池とスピーカー、右側にパターンアンテナを含むメインユニットとスピーカーと、妨害を受ける要素が左右で異なるので、同じ場所を行ったり来たりして確認したことは言うまでもない。
これは良い！冬場はこのOusoukannのSX-998で乗り切ろう！（Marathonは完全に引退。）
  
気が付いたこと
・低域が良く出ている。というか、直前まで使っていたHA-A8Tがスカスカだったのであろう。耳穴との隙間があるインナーイヤーなので、しょうがないのであるが。
・思った以上に周囲の音が聞こえる。その結果、トラックなど大型車が頻繁に通る国道沿いを歩くときは、結構音量を上げることになる。去年の冬は川沿いの静かな環境で歩いていたが、今年は国道沿いを歩いているので、違いが出てくる。
⇒ 周囲の音を拾いながらも周波数特性を確保している点は、ウォーキング用としては良い傾向と思う。

その他
・（私の）Marathonでは無かった音声ガイド機能（女性・英語）が 搭載されている。
・音量調整がボタン長押しで、かつ、操作音がないので、微妙な調整が困難。
・音量が最小、最大になった時に警告音が出るが、変な音で、かつ、うるさい。
・そもそも音声ガイドの音がうるさい。
・音声ガイドの音声に、若々しさがない。これはイチャモンかな(^-^;。
・BT再生の音量はiPhone側の音量ではなく、Ousoukann内部で音量を可変する方式。
・FMラジオに切り替えたときの音量の差を小さくするためには、iPhone側の音量を最大にしておくと良いが、FMラジオは使わないのでOusoukann側の音量を最大に設定し、iPhone側で調整している。（2022年2月20日追記：この設定方法は若干問題があることが分かった。詳しくはリンク先から。）
・Ousoukannの音量を微調するのが前述のように困難なので、ポケットに手を突っ込んでiPhone側で音量を調整することになる。まぁ、それほど不便ではない。
・電源ONからBT接続完了まで、時間が早い。
・充電ケースがないので明示的に電源を切らなければならず、結構面倒。
・バッテリーインジケーターがないので、充電のタイミングがわからない。Marathonでの経験から、私の使い方では週に1回充電すれば大丈夫であろう。
・大事なこと。マスクをつけてからじゃないと装着できない！(^-^;。
 
入手してから数日しか使っていないが、Marathonでの経験がそのまま生きてくるので普通に使えている。音途切れがなくなったことは本当にありがたい。Marathonで同じお困りがある方のは、本製品をお勧めします！