NHK海外たすけあい
もうこの季節になったのか。1 年たつのは早いものだ。
私は年末に寄付をしている。額は本当に少ないが、もう 40 年以上継続している。きっかけは大学時代の親友の寄付を知ったことだ。彼は毎年年末に翌年の西暦年と同じ額の寄付をやっていた。1977 年 12 月だったら、1,978 円とか。学生時代の我々にとっては、千円を超す金額を寄付することは結構覚悟が必要だったと思う。それ以来、彼をマネして自分も同じ方法で寄付を継続している。寄付先は思うところがあって、海外たすけあい が始まってからは、それ一択だ。
以前は財布にじゃらじゃらしている小銭を都度ためておき(そのためのコインケースも買った)、寄付のシーズンになると新聞紙の上にぶちまけて、数えていた。1 円硬貨が中心なので、それなりに手間がかかる作業。なんというか、これが自分にとっての師走の風物詩みたいになっている。そしてこの方法を考案した親友を思い出す。彼は 10 年ほど前に神様(かな?)に召され、今は会いたくても会えない。あちらの世界でも、寄付をやっているだろうか?
集めた小銭はビニール袋に入れて郵便局に持っていってた。確認作業も大変。今にして思えば、仕事を増やしてすみません。いつ頃か忘れたが、硬貨計算機が導入され金額確認もあっという間にできるようになった。ところが、このご時世であまり現金を使わなくなったので、小銭がたまらなくなった。そのため、小銭ではなくて普通にお札を持って行ってたが、今年から電子決済で済ませるようにした。金額を入力してポチるだけ。簡単。
ちなみに就職してしばらくたったら、寄付の金額が 2,000 円くらいではちょっと寂しいかなと思い始めた。それで自分の年収がある額を超えたら、寄付を一桁増やすことにした。ところが昇進するにつれて会社の業績が悪化し(オレのせいじゃないけど。多分。)、給与カットが恒常化。年収は思ったほど伸びず、そのため寄付金一桁アップは数えるほどしかできなかった。
今年の寄付は 2,025 円。今の生活でも無理なくできる。これがいつまで続けられるだろうか。親友と会うのは、だいぶ先で良いと思っている。
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