刑事コロンボ 第34話 「仮面の男」 / Identity Crisis
NHKオフィシャルサイト
現在 NHK BSP / BS4K で刑事コロンボの再放送をやっています。子供のころリアルタイムで見ていたこともあり、懐かしく(ほとんど覚えていないので毎回楽しめますが)見ています。その 第34話 「仮面の男」 の中で気になるシーンがありました。無線機が映っていた場面です。
その無線機は、だいぶ前に、アマチュア無線をやっていた叔父の家で見た無線機と同じ形でした。向かって左側の無線機(見出し画像)です。名前が思い出せないので検索したところ、有名なコリンズというメーカーの 75A-4 という短波帯の受信機でした。
向かって右側の無線機は画像で探しても同じようなパネルの無線機が出てきません。上の真ん中にあるのがコリンズのマークに似ています。なのでコリンズに絞って検索したら、やっと出てきました。32V という送信機でした。
あっ、そうか、受信機と送信機を組み合わせて使っているって設定ですね。ということは短波なので大きなアンテナが立っていなければならない。アマチュア無線と思われるかどうかは別にして、ものすごく目立ちます。CIAの拠点?として、それ良いのかしら。
最近のスパイはスマホで連絡しているのでしょうか。スマホってインフラがダメになると通話できないので別の手段も持っているのでしょう。専用の衛星を使った衛星電話とか。でも子機が大きいですね。とはいえ、すべての近代的な通信手段が失われても電離層を使って地球の裏側にも電波が届く通信手段として、短波帯の無線機が倉庫の奥にしまってあるかもしれません。知り合いにスパイがいたら聞いてみてください(^^)/。
追記
投稿する前に検索していたらいろいろ判ったことがあります。刑事コロンボの時代設定がオリンピックの件から1975年、ところがこれらの無線機は1950年ころのものです。つまり約20年以上のギャップがある。さらに、これらの無線機は アマチュア無線専用。そんなのCIAが業務用に使うはずないですよね。ってことは、小道具さんが倉庫から出してきたか、アマチュア無線をやっている撮影スタッフが自分の無線機を持ってきたか。日本のドラマやアニメでも、その場面で使えそうにもない無線機が登場することはよくある話です。百歩譲って「アマチュア無線をカモフラージュにして本当の無線室は別にある」としても、時代錯誤感は否めません。
と書いていて思いました。そんな重箱の隅をつつくようなことはやめましょう。法曹関係の方がコロンボを見て「これは証拠として使えない」と指摘するような感じかな。結論として、この無線機のシーンは「何か無線機らしいものが置いてある」「オレはそれがコリンズだと知っているぜ!」くらいにとどめておきましょう。
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