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ウォーキング用イヤホン考 屁理屈編

2024年05月25日 20時15分39秒 | (デジタル)家電

ウォーキング用イヤホン考 屁理屈編
 
過去から何回もウォーキング用途に特化したワイヤレスイヤホンの記事を投稿しているが、最近仕入れたイヤホンの結果も含め、まとめを更新することとした。以下、いくつか御託を並べているが、それらは最初から分かっていたわけではなく、色々なイヤホンを購入し(多くは安物だけど)実際に使ってみて学習したことである。どのようなタイプがウォーキングに適しているか、屁理屈 と 実際のイヤホンの解説 の 2 編に分けて体験的持論を展開する。既出項も多いが、そこは我慢して(^-^;。
 
(私の)ウォーキング用ワイヤレスイヤホンの絶対条件は、耳の穴をふさがないこと。周囲の音を聞くためだけでなく、自分の足音を(骨伝導で?)響かせないためである。そのため耳栓のように装着するカナル型は対象外となる。インナーイヤーも耳とぴったり篏合する場合はカナルと同様なので、これも対象外。ちなみに最初の頃はインナーイヤーを緩めに耳に刺し、隙間から周囲音も聞こえる とかやっていたが、音質が悪くなり、かつ、イヤホンを触ると状態も変わるのでこのやり方はダメ。
 
カナル型(左)とインナーイヤー型(右)


耳の穴をふさがないタイプとしては、耳掛け型、イヤーカフ(耳はさみ)型が主流であろう。耳全体を覆うが周囲音を拾えるオンイヤーのヘッドホンも同類。特殊形状としてはソニーの LinkBuds がある。外音を拾うためにドライバの中心に穴を設ける構造は、類を見ない。他にはネック(首掛け)スピーカーも耳の穴はふさがないが、屋外で使うものではないので対象外。骨伝導は、最初に試したものがひどかったので、個人的に対象外。以上により、耳への装着形状の段階でウォーキングに向き不向きがあることがわかる。

耳掛け型(左)とイヤーカフ型(右)


装着は耳掛け型だが音源はオンイヤー型(中央の箱は支え)

 
次に音質(の定義)について。汎用イヤホンのレビューで「音質のことはよくわからないが・・」と前置きして投稿してあるのを見かけるが、そう書きたい気持ちに禿同である。ウォーキング用イヤホンに、オーディオモニターのような繊細な音を求めてはいない。「音のツブ立ちが・・各楽器の定位が・・」みたいな評価は不要だし、そもそもオーディオマニアではない私には困難である。また、私が主に評価している安価な製品に、そのような評価は求めていない。それ以前に「(歩行中に)いかに普通に聞こえるか」が最も重要なのだ。
耳の穴をふさがないために形状を特化させることで、所謂音質以前に「まともな音」を再現するためだけにも、不利な条件を背負っているのである。電気的な音質、歪率とか周波数特性などは使用しているICで決まるので、どの製品も大差ないはずだ。違いが出るのはスピーカー(ドライバ)だろうが、実は大きな差が出るのは、そのスピーカーから出た音を外に出すための構造と、耳にどうやって音を届かせるか、その手法だと思うに至った。具体的に言うと、耳穴との位置関係が少し変わるだけでも音質がコロコロ変わる製品もあれば、そうでもない製品もある。全エネルギーを安定して耳の穴に投入できるカナル型は卑怯だ、と言いたい(^-^;。

その他の条件として、操作性と携帯性も重要。「タッチ」の操作性については、本体や appleWatch でしか操作しない方は、それほど重要なことではない。とは言え、ケースから取り出すときに、タッチの誤操作で勝手に何かが動作しては困るのだが。それよりも、イヤホン側で操作したい方、というか私には譲りたくない条件がある。それはタッチ時に操作音(beep)が出ること。あまたのイヤホンを購入したが、操作性が悪いくせに操作音も出ないという、最悪仕様のものも少なくない。あとは、できれば 1 回タッチではなく、2 回以上のタッチにしてほしい。これだけでも相当誤操作を救える。世の中にはそれらを満足している製品もあるのです。よくわかってらっしゃる。(尚、私が好きなタクトスイッチ式は該当製品がほとんどないので割愛。)
携帯性としては、できればケースをポケットに入れてもふくらみが目立たない大きさであってほしい。多くの製品は小型なので満足しているが、構造的に小さくならないものもあることは覚悟しておく。
 
他の項目としてイヤホン単体の電池のモチなどもある。通常のウォーキング時間(1 日 1 回 2 ~ 3 時間)では、どれもほとんど問題がなかった。あと、収納ケースに LED 等で電池残量表示が可能なものがあるが、あれば大変便利な機能。ただしどんなにかっこよくても、音質には関係ない。

 
蛇足だが、「耳の穴をふさがない系イヤホン」について、注意が必要なことを少々。まず、うるさい場所では目的の音が聞こえなくなること。大型車が行きかう国道の歩道では、多少音量を上げても負けてしまう。これは外音によるマスキング効果によるもので、異常ではない。対策としては、車の通りが少ない道や時間帯を選んで歩くことになる。それと、ドライバからの音をいったん空間に放出しているので、インナーイヤーと比較しても外部に漏れる音は大きくなる。そのため、電車の中などでの使用はお勧めしない。
 
では、どのイヤホンが良いのか、何を気に入っているのか、それはなぜなのか。使わなくなったものも含めて、現在使用中のイヤホンを紹介したい。以下 実用編に続く・・。
 
 
 



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