かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

最初から筆談にする

2020-08-10 15:45:27 | 耳鳴りと難聴

それほど問題なく聞こえていたとき

聞こえにくくなってから

みんながマスクになってから
 
と、これまで筆談について思いつくことを考えていろいろ試してきた、おねがいしてきた。
 
①会話の途中で聞こえなくなったら、メモを出して筆談をお願いする
→会話の時間がすこしでもあると、相手はそのまま話し続けることが多い。
筆談しなくなってしまう。
 
②「聞き取れないので、ここに書いてもらえますか?」と会話の最初にお願いする
→相手がポカンと固まることがある。
 
こんなことが多いのだけれど、、
もちろん、長い時間を筆談で会話してくださる方もいて、ありがとうございましたの感謝の言葉だけでは足りなくて、どうしたら気持ちが伝わるだろうと涙が出そうになることもある。
 
そこで、健聴の家族に相談してみると、最初から筆談で会話したらいいとおもうと。
「かなしいけれど、まだ聞こえの配慮は対応できない世の中でしょ。
 それと筆談をお願いするときは、当たり前のように言わないでお願いしますの気持ちを忘れずに」
筆談してもらう相手の負担をすこしでも軽くするには、口話で伝えることは伝えて…とわたしが考えていたことが、かえって誤解や思い違いを招いているのかもしれない。
 
昨日、さっそく実践(そごうとルミネにて)
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会で購入したものの使っていなかった”耳が不自由です、お手数ですが筆記してください”カードを最初に見せる。
・自分のメモ帳を手にして、必要な場合はここに書いてくださいと出す(こういう世情なのでお店のメモを使うことが多いのではないかと…)
・商品説明や、ポイントカード・アプリなどの確認は、お店の方が出してくれた紙にやりとりして会話できた。
・”買い物袋はいりません”、”Paypayで払います”、”アプリはありません”など、確認されることや伝えたい事柄を事前に書いておいて最初に見せる
 
→思ったよりもとてもスムーズに買い物ができた。
当然ながら聞き返すこともなく、化粧品カウンターとレジの男性は手話で「ありがとう」と話してくれてうれしくなる。
いいですね、これはどうですか?、ありがとうございましたとか、やっぱり話したいな、、という気持ちが心の隅にのこってさびしいけれど、こういうふうにしてこれから過ごそうとおもう。
方法はひとつじゃないだろうし、ちがうやり方があれば、自分と相手のために取り入れてできるだけスムーズにしあわせに過ごしたい。
 
 

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