「幻の橋 タウシュベツ橋梁」
1987年に廃線になった旧国鉄士幌線の一部だった
タウシュベツ川に架かる「タウシュベツ橋梁」は
発電用の人造ダム湖「糠平湖」が作られた事により
そのままの形を残し湖底に沈んでしまったコンクリートアーチ橋梁
2014/02/11 撮影
しかし、ダム湖である「糠平湖」の水位は
季節により大きく変化するために
湖の水位が下がるこの時期からタウシュベツ橋が姿を表しだすことから
「幻の橋」と呼ばれるようになりました
毎年、氷を突き破って湖面に出てくるため
長い年月をかけて橋はダメージを受け続けてきました
そんな中2003年の十勝沖地震でアーチの真ん中が大きく傷み
さらに昨年2013年2月2日
最大震度5強という 十勝地方南部地震で追い打ちをかけられ
崩れたアーチの壁面が剥がれ落ち、鉄筋も抜け落ち
近い将来、橋全体が崩れてしまうだろうと言われております
2014/02/11 撮影
この先 ただのコンクリートの破片となり
湖の中に消える運命が待ってるのかと思うと
どこかやりきれなさが残る私なのであります・・・。
さて、この橋がたくさんの材木と人を運ぶ機関車を走らせていた
昭和初期のことに戻りますが
昭和12年に 帯広 ー 糠平間が開通
昭和14年に十勝三股まで全通した
延長78.3kmの行き止まり線の旧士幌線
その旧国鉄士幌線の終着駅であった
「十勝三股駅」近くに
現在素敵なログハウスのカフェが営業しています
お店の横には鉄道が走り
賑わっていた頃を思い出させるような
当時の駅の「駅名標」が残っています
駅長さんの帽子かしら?
他にも当時の切符や行き先の看板などが飾られています
お店の中は 温かみのある
木材を使った椅子やテーブルばかり
冬の寒さも忘れるような木のぬくもりに包まれます^^
「牧場のビーフライス」
こちらのお店の一番人気らしいです
(牛ひき肉と長芋を練り込んだ薄いハンバーグをご飯に乗せた丼)
「カレーライス」
(お皿の中にちょこっと入ってるお野菜が嬉しい)
食後には ホットコーヒーでゆったりと・・・(^・^)
三股山荘 河東郡上士幌町字三股8
『幌加温泉』
三股山荘さんから車でおよそ5分
そこに まさに秘湯と呼べる温泉があります
元々、幌加温泉には
「湯元 鹿の谷(かのや)温泉旅館」と
「ホロカ温泉旅館」の二件が営業していましたが
現在はたった一軒「鹿の谷」のみが営業
その「湯元 鹿の谷温泉旅館」を守る女将さんも
すでにお年を召していらっしゃり耳が遠く
電話等の応答が出来ないことから
予約するなら「返信はがき」で申し込みするのが良いらしい( ;∀;)
宿泊はもちろん可能なんですが
お食事を出せないために素泊まりが条件です
(流しは自由に使えるので 自炊ということで)
またシュラフ等を使いお布団を利用しないと
¥2500で(温泉入り放題)泊まれます^^
あ・・・肝心なこと忘れてました
露天風呂はもちろん大浴場も混浴です(;^ω^)
幌加温泉「湯本 鹿の谷温泉旅館」 河東郡上士幌町幌加番外地
私が昔住んでいた地方もそうでした。
繁栄の象徴であるタウシュベツ橋梁だけでも消えないで
欲しいのですが・・・・^^;
今はバスに転換されてしまいましたが
当時を思い起こしてくれる橋げたやレール跡があちこちに残っています
こうした先人たちの苦労を消したくないと思う人は多いはず
でもさすがにタウシュベツ橋の風化は避けられないのが現実
湖の底でコンクリート破片になっちゃうなんて悲しいなぁ~
とってもすんなりと私の心に入ってきたのに驚きました。そっか・・・幻の橋でダメージも相当・・・ふぅ~ん・・・・・・・
身辺整理・断捨離?に忙しい私はかなり感傷的になっているかもしれないですね(^^)
mie...*さん、いつも素敵な写真ネ!(^^)!
歴史の勉強にもなり、廃墟・高齢という現代問題の情報も盛りだくさん。
人工物、使われなくなり、風化し、次第に自然に帰っていく。
そんな情景がたまらなく好きです。
上手く撮せないけど(爆)
興味深い所ではありますね。
旧士幌線、ひょっとして、拙記憶が正しければ、浅田次郎さんの小説
「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台だった様な。同名の映画が、確かこんな感じ
だたのを覚えています。
ダム湖に沈んだコンクリのアーチ橋、これ何とか史跡として保存できると
良いですが、水没する事を考えると、難しそうですね。
良い記録を拝見できた事にも、一言お礼申します。
胸がジィ~ンと締め付けられる思いがしたわ
それ以来、すっかりタウシュベツ橋の虜になっちゃった
もしこのタウシュベツに終わりの日がくるのなら
その日までカメラを向け続けたいと思っています
あれっ? k さん 身辺整理? 断捨離・・・・
うぅ~~~~ん 私同様
けじめをつけるお年頃なのかな?^^ えへ
なにわともあれ 写真を撮るのは好きだけど
文才がないから 文章を書くのが大の苦手・・・(^_^;)
今回の内容は何度も何度も書き直して
今までにないくらい とっても時間がかかったのです^^;;
タウシュベツ橋に関して 何か伝わってくれたのなら
それが一番嬉しいです ありがと( ^)o(^ )
という記事をたまたま目にしてまして
へぇ~ そうなんだと心には残っておりましたが
今年初めて見に行き
崩壊寸前の損傷を目のあたりにして驚愕しました
NETで調べていると
「古代ローマ時代の水道橋を思わせる高架橋」と表現されておりますが
そのコンクリート造りのアーチ橋に私は一目ぼれ
いっぺんに恋に落ちてしまいました?
わたし とっても号泣しました^^;;
で、この映画で使われた駅は
南富良野町の「幾寅駅」という駅がロケ地でした
現在もその「幾寅駅」は 無人駅ではありますが
利用されておりますよ^^
そうそう この三股山荘さんのオーナーは
一度 この三股の地を離れたらしいです
でもやはり生まれ育ったこの地が好きで
戻って、三股の駅があった場所でカフェを開いたそうです
今はカフェを開きながら この三股の地を再生させようと
多方面で尽力されていらっしゃいました^^