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『northern style スロウ』の世界へ 継ぎたいものを探す旅 7

2019年10月05日 | 士別市・下川町
昨年だったでしょうか?
一人の女性が立ち上がり 奮闘し
閉ざされた旧病院を一般開放するにあたるまでの新聞記事を読みました
それいらい いつか士別市に行って 
旧佐藤病院の建物とこの女性に会ってみたいと
その記事をずっとスマホに保存していた私です



その願いが叶う日がやってきました!!

今回の スロウ60号ツアーに
旧佐藤病院がコースに含まれていたんです^^
ここはめっちゃ嬉しかった行程のひとつ♪




佐藤医院は昭和元年に開院
そして士別市朝日町へ昭和5年に移転し開業
その後、平成12年に閉院してしまうまでの
およそ70年もの間、朝日町の地域医療を支えた病院でした。






以後、誰にも見向きもされず放置され
時間が止まってしまった 旧佐藤医院に
時間を進めようと一人の女性が立ち上がりました




朽ちてく建物のを蘇えさせることは
それはそれは大変なご苦労があったと聞いております
所有者へのアプローチ
そして 清掃 清掃 清掃の毎日・・・




「あさひ 郷土の資源を生かす会」という任意団体を設立し
2008年から、清掃や修繕が行われ
2011年にようやく一般開放された 旧佐藤医院さんの中に
さっそく入って行きましょう



止まっていた時間が
今ではしっかり動き出しています



きれいに磨かれ
きちんと整頓された医院内は
長い間 閉鎖されていたようには思えません



この窓 分かる人は立派な昭和人?

この窓は処方された薬を貰う窓でしたよね^^
今のように
院外処方箋という時代ではありませんでしたから



長椅子が置かれた場所が
診察室だったそうです
向こうのあのイスに座り
医師に呼ばれるのを待っていたらしい^^



診察室を抜けると
レントゲン室へ出ます



ここが レントゲン室だったお部屋




院長先生のご自宅の玄関




玄関から入ってすぐの洋間




シャンデリアが豪華なことったら💛
シャンデリア = お金持ちの象徴
みたいなとこあったよね



二階へ上がって来ました
ここも洋間の作り



ステレオがあって
昭和の歌謡曲集のLPレコードが
たっくさん揃ってました
中を見たけど 全然知らない曲ばっかりだった^^;;



また一階へ下がって来ました




一階には美しいお庭が見える日本間がありました
その和の佇まいはまさに癒される空間そのもの




旧佐藤医院には入院施設はなく
診察室、待合室、レントゲン室以外は ほぼ住宅でした



組子硝子
今ではもう昭和の代表となりました




ちなみに ここ旧佐藤病院は現在
コミュニティスペースとして
5月~10月の毎週土曜日
AM10:00~PM3:00にのみ一般開放していますよ




収益の出ないイベントに使うのは
無料で貸し出しているというから驚きです




そして一階の和室でお庭を見ながら
ティータイム♪です♡




毎週土曜日の一般開放時に
自家製の卵を使った
「ファームあるむ」さんの月代わりケーキ(奥様担当)と
コーヒー(ご主人担当)をここで楽しめるんだそうです




美味しいロールケーキとコーヒーをいただきながら
鶏の飼い方、卵の見極め方、保存の仕方等々
「ファームあるむ」さんの卵のお話もとても楽しかったです




ご夫婦で失敗を繰り返しながら
鶏に与える餌まで自分たちで納得いくものを与え
自分たちらしい 鶏の飼い方を追求してる二人が売っている
平飼いたまご いただきました💛




この卵は 鶏が卵を産むようになって
まだ一ヶ月ほどしかたってない
若い鶏が生んだ卵たちだそうです
若い鶏が生んだ卵の殻は硬いらしい~





旧佐藤医院さんを蘇えらせた女性と
そしてたまごを生産してるご夫婦のお話
ホントとっても楽しかったです(*^。^*)

コミュニティスペース 旧佐藤医院
士別市朝日町中央3811番地

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