松蕈、竹筍、豆腐など味すぐれたる野菜は、只一種煮食すべし。
他物と両種合わせ煮れば、味おとる。李笠翁が閑情萬寄にかくいへり。
味あしければ腸胃に相応せずして養とならず。
・松茸、竹の子、豆腐などの味の良い野菜は一緒に煮ない
・一緒に煮ると味が落ちる、と李笠翁さんが「閑情萬寄」で言っているよ
・味が悪ければ胃腸にも合わず栄養とならない
「食べ合わせ」、っていうのは聞いたことがありますが、
「煮合わせ」、っていうのもあるんですね〜
益軒さんは度々
・美味しくなければ、消化に悪い
・自分の好みに合わなければ、消化に悪い
という主旨のことを仰っています。
なんでもバランスよく食べるのが良いのでしょうけれど、
見て
「うまそうだな」
口にして
「美味し〜い」
っていう食べ物は、唾液も出るだろうし、胃腸もよく働いてくれるんでしょうね。
もち・餌(だんご)の新に成て再煮ずあぶらずして、即食するは消化しがたし。
むしたるより、煮たるがやはらかにして、消化しやすし。
'もち'は数日の後、焼煮て食ふに宣し。
・餅や団子を煮たり焼いたりせずに、そのまま食べるのは消化に悪い
・蒸すよりも、煮るのが柔らかくなって消化に良い
・餅は数日経ってから、焼いたり煮たりして食べるのが良い
やはり、益軒さんの健康の要点は
・消化の良いものを食べる
ですね。
いかに
・胃腸に負担をかけないか
・脾胃がちゃんと働けば、
・元気
ということですね。
朝食、肥濃の物ならば、晩食は必淡薄に宣し。
晩食豊腴(ほうゆ)ならば、明朝の食はかろくすべし。
・朝食に重たいものを食べたならば、夕食は軽いものにした方がいい
・夕食がご馳走だったならば、翌朝の食事は軽くしなさい
あ〜食べ過ぎちゃったな〜
っていうときは、
・次の食事で調節すればいい
ってことですね。
旅行に行ったりすると、中々これができない、笑
「飲食下」になってから、「超」「激」厳しい益軒さんから
ちょっと緩さを感じます。
当時の人たちもこれならできるかも、って思ったかもしれませんね。
今日はここまで〜
明日もきっと
・胃腸を大切にする方法
・脾胃の働きをよくする方法
が書かれていると思われます。
最後まで読んで頂いて有り難うございます。
よろしければ下の応援クリックお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます